Bulli A2-TをGenesisに

『Bulli A2シリーズ』のレビューでご紹介したA2-Tを吸い始めて1週間弱、確かに美味しいし爆煙なわけですが、少しだけ気になるファイバーウィックの味。気にしなければそれまでなのですが、せっかくなのでUKVとECFで見つけたGenesis方式を試してみることに。
そんなにややこしい話ではなくて、ファイバーを使うよりもよっぽどシンプルです。特殊に用意するものもありませんので、ステンレスメッシュさえ持っていればお試しを。
Genesis方式ではファイバーウィックの代わりに丸めて炭化させたステンレスメッシュを使います。また通常はカートリッジからリキッドを通過させる竹やり内部に、ステンレスメッシュとファイバーを使用しますが、Genesis方式ではこの部分からコイルまでを1本のメッシュのみでこなします。
では準備。
まず、電極についているネジをそれぞれ逆にします。マイナス側には金属のスペーサーがついていますので、それごとプラス側へ引っ越させます。これで高さが均一だったプラスマイナスが高低差を持つことになります。


Genesis方式には、この高低差が必要です。ファイバーのセットアップでも同様にコイルから電極まで距離が開いてしまうと、パチっと通電したときにコイルが切れる確率が非常に高いのです。で、GenesisはSSウィックを縦に配置しますので、コイル幅分の高低差を付けてあげないと電極からコイルまでの距離が遠くなり、結果切れちゃうことが多くなるわけです。Orionでコイルがうまく巻けた気になっていても「プチっ」っていう事故に何度も…。
ま、そんなわけで左右を逆にすることでわずかですが高低差がつきました。



ステンレスメッシュを適当な大きさに切ります。ハサミで切り、カッターなどは使わないようにします。もし微妙にエッジから目に見えないような1本のほつれなどが出ていると、その部分が金属部に触れることでショートを起こしたりするためです。バナーで炙っていると、ほつれ部分が温度が上がって光って見えるようになりますので、発見しちゃったときはハサミなどで処理しておきます。
詳しい炭化(酸化)方法は省きますが、バナーかターボライター(100円ライターの赤い火ではなく青い火。赤い火だと帯電します。)で真っ赤に熱して⇒水、これを3回続けて真黒にします。好みかも知れないですが、コイルに使うニクロムやKanthal線も火を通しておきます。
終わったらコイルを4-5回きつめに必ず端っ子に巻いておきます。(上の写真よりももっとエッジへ)高低差のついた電極へそれぞれ固定、このときメッシュが上下左右どこにも直接金属に触れないようにがんばります。コイルだけで支えている状態ですね。
とまぁ、これだけです。
実測で2.1Ωでした。あと、下の写真だと少しコイルが緩んでいますので、あまり参考にしてはいけませんw なんつっても不器用なので…。


かなりメッシュが長くなってしまいましたが、長い分には問題なし。竹やりの下からメッシュを通し、丁度いい長さでハサミで切ります。
はい、完成。
ファイバーがなくなったお陰で、純粋なフレーバーの味が楽しめます。
濃さ、煙量、リキッドの伝わり方を含め、大変満足のいく状態になりました。
うむ。なかなかよい土曜日ですな。

Genesis方式ではファイバーウィックの代わりに丸めて炭化させたステンレスメッシュを使います。また通常はカートリッジからリキッドを通過させる竹やり内部に、ステンレスメッシュとファイバーを使用しますが、Genesis方式ではこの部分からコイルまでを1本のメッシュのみでこなします。
では準備。
まず、電極についているネジをそれぞれ逆にします。マイナス側には金属のスペーサーがついていますので、それごとプラス側へ引っ越させます。これで高さが均一だったプラスマイナスが高低差を持つことになります。


Genesis方式には、この高低差が必要です。ファイバーのセットアップでも同様にコイルから電極まで距離が開いてしまうと、パチっと通電したときにコイルが切れる確率が非常に高いのです。で、GenesisはSSウィックを縦に配置しますので、コイル幅分の高低差を付けてあげないと電極からコイルまでの距離が遠くなり、結果切れちゃうことが多くなるわけです。Orionでコイルがうまく巻けた気になっていても「プチっ」っていう事故に何度も…。
ま、そんなわけで左右を逆にすることでわずかですが高低差がつきました。



ステンレスメッシュを適当な大きさに切ります。ハサミで切り、カッターなどは使わないようにします。もし微妙にエッジから目に見えないような1本のほつれなどが出ていると、その部分が金属部に触れることでショートを起こしたりするためです。バナーで炙っていると、ほつれ部分が温度が上がって光って見えるようになりますので、発見しちゃったときはハサミなどで処理しておきます。
詳しい炭化(酸化)方法は省きますが、バナーかターボライター(100円ライターの赤い火ではなく青い火。赤い火だと帯電します。)で真っ赤に熱して⇒水、これを3回続けて真黒にします。好みかも知れないですが、コイルに使うニクロムやKanthal線も火を通しておきます。
終わったらコイルを4-5回きつめに必ず端っ子に巻いておきます。(上の写真よりももっとエッジへ)高低差のついた電極へそれぞれ固定、このときメッシュが上下左右どこにも直接金属に触れないようにがんばります。コイルだけで支えている状態ですね。
とまぁ、これだけです。
実測で2.1Ωでした。あと、下の写真だと少しコイルが緩んでいますので、あまり参考にしてはいけませんw なんつっても不器用なので…。


かなりメッシュが長くなってしまいましたが、長い分には問題なし。竹やりの下からメッシュを通し、丁度いい長さでハサミで切ります。
はい、完成。
ファイバーがなくなったお陰で、純粋なフレーバーの味が楽しめます。
濃さ、煙量、リキッドの伝わり方を含め、大変満足のいく状態になりました。
うむ。なかなかよい土曜日ですな。
