IO6DCA Beta V1.0レビュー

306アトマイザーのシールドとして定評のあるDCAシリーズで有名なGoodSense Vaporより、近頃マイブームのIO6アトマイザー専用DCAのβ版が数量限定で発売になり、そのうちの1本を入手することができました。
早速使ってみたいと思います。

β版らしく#51と連番の入ったシートに貼り付けられたIO6DCA、シートにはJawzunの署名入りですが、306DCA時代を含めて日本からの購入が結構多いのか、今回初めて日本語で『ありがとう』と書かれたメッセージ入り。同時に購入した友人も同じシートが入っていたようです。がんばったよ!ってちっこく書いてありました。せっかくなのでしばらく使ったら、使用感などを含めてBetaスレッドに報告しておこうと思います。

やはり306DCAとの比較をするのが一番だと思いますので、その形で進めていこうと思います。
■外観
下部のカップは306DCAと異なり途中で段差がついていないストレートなライン、外観的に306DCAとIO6DCAを見分けるためにはこの部分しかありません。これが内径の違いによるものなのか、それとも見分けるためにあるのかはわかりませんが、正式版でもなんらかの形で見分けるための方法は必要だなと感じました。
ひっくり返してバッテリー接続部を見ると、まったくの同一に見えます。上からは、IO6の方がやはり内径が少し大きいのだなということがわかります。



次に上部のアトマカバーを比較してみると、6本のスリットを含めて太さ以外には違いはないようです。306ではアトマイザーのメーカーや個体差のため、拡張で合計3サイズのアトマイザーカバーが存在しますが、今回は基本の1本のみ。手元にあるIO6を3本ほど試してみたところ、ほぼ同じ余り具合ではまってくれました。
続いて306とIO6のアトマイザー本体の比較。306はCisco製、IO6は当然ですがIkenvape製です。外径も異なりますが、背の高さも異なります。
材質は306DCAと同様に、下部のカップがステンレス製、上部のホルダーがアルミニウム製でした。




■試飲
IO6を吸ったことがあれば煙量に驚くことはないと思いますが、IO6による爆煙はDCAになっても健在です。ただしDCAによるドローの調整によって異なりますので、一概にDCAが爆煙とは言えません。実際、先日レビューしたSiam-ModsのIO6ドリップチップはややドローが重たいため、その煙量は私の好みによるDCAの軽いセットアップで比較するとやや劣るかも知れません。もちろん同程度のドローにすれば変わらず、そもそもドローを調節できる時点でDCAに分配は上がりますが…。
今回は、306とIO6をなるべく同じ条件で比較するため、両方とも新品のアトマイザーを使っています。そのため、ブレイクイン前の状態で味を比較することは無茶です。ので、ここではあまり味については言及しませんが、卸したての306、IO6ともにジュルジュルするまでの量は、シリンジから垂らす回数でほぼ2倍の差がついていました。
これはDCAには関係のないことですが、IO6がいかにリキッド喰いなのかがはっきりと差が出ます。煙量の差から一度に消費するリキッドの量、そしてメッシュとウィック量の差によって保持できるリキッド量に大きな差が出ているという感じです。
とは言え、IO6もCisco 306もブレイクインどころか最初からすぐに吸えることが売りでもあり、その味は決してプライマーで辛い辛いなどにはなりません。この状態でジャッジするのは危険と思いつつ正直な感想でいうと、フレーバーのダイレクトさでは306 Ciscoの方がストレートに感じました。IO6ももちろん直ドリですし美味しいのですが、2つを並べて比較した個人的感想では、306につい手が伸びてしまいます。あくまでも現時点ですので、時間が経てばどうなるか不明ということでひとつ。
■まとめ
アトマイザーの接続、下部カップとのネジスレッド、バッテリーとのネジスレッド、どれもスムーズです。ドリップチップは数種類を試してみましたが、こちらも他の510と同様に緩いものは緩く、きついものはきついという感じでそん色ありません。
IO6には驚くほどシールドの種類が少なく、510ドリップチップを使える選択肢は、Siam-Modsのシールドに続きこIO6DCAしかありません。自作で510アトマイザーの筒でシールドをこさえるなどもやってみたわけですが、やはりDCAのように安定した使い勝手は望むことができずにいます。
今後もIO6へ向けたいくつかのオプションが出てくると予測されますが、306におけるDCAの存在が早くもIO6で用意されたという事実は、306ユーザーにとって大きいと思います。306ユーザー期待のIO6、今後どこまでポピュラーになるのかが見所ですね。

