Electra Pipes Genesis LVレビュー

いつの間にか、Genesis方式のアトマイザーやタンクが大流行りですが、Modderによる自家製がほとんどのため需要があっても手に入れられない状況ではあります。そんななか、一般市場でも手に入れらるGenesisが登場、その名も『Genesys LV』
Genesis LVは元々ドイツのModderによって開発されたもので、ECFで火が付いてから一時的に人気爆発、大量の受注を受け切れずにいたところ、ECFがModderを追い出した件と重なって、英語圏からは遠い存在になっていました。その後、ライセンスを受けたElectra Pipesが製造、販売店を通して販売されるようになったというわけです。
と、おめでたい話ではあるのですが…、今回購入した店ではどうやらGenesis LVは今ある在庫で終了、これに変わって新たなGenesisタイプのMOD『Talos』に置き換わるようです。だめじゃんね…、先月発売になったばかりなのに。ちなみにTalosはeGoカートリッジのType A、B、Tに対応するBulliのようなMODのようです。
Electra Pipesはイギリスのメーカーになりますが、まだUKには販売店が見つからなかったのでスペインの販売店か「Todo Vapor」ら購入しました。Electra Pipesのメーカーページには他に2店舗ほどリンクがありますので、きっとこれからも販売が継続されるのだと信じたいです。
なんで毎回こうも前置きが長くなるのだろう…
ではレビューしますよ!


■外観
製品として購入すると、さすがにちゃんとした箱に入ってきますね。Genesisとしては少し細身の本体ですが、長さはドリップチップを除いて6cmを超える結構な大物です。ドリップチップは701コネクタのため510をそのまま流用することはできませんが、オプションでメタルのラウンドタイプを販売しています。付け替えるとピカピカに。うん、嫌いじゃない。


そして701-510アダプターは一か所だけ販売しているところがあり、ここで購入すれば手持ちの510をどれも使えるようになります。(Vapor Age)


■中身


パーツはそれほど多くありません。左からGenesisを仕込むためのベース、チューブ、ガラスビン、カバー。え?ガラスビン?そうなんですよ。Genesis LVはリキッドタンクにガラス瓶を使っています。ビンを逆さまにして使用します。
Genesisセットアップの方法は割愛しますが、いつも通り巻いて焼いて燃やします。ガラスビンまでステンレスメッシュを伸ばしますので、比較的長めになります。少し曲がっているかのうように見えますが完全に気のせいです。



リキッドを補充したタンクを逆さまにしてメッシュを押しこむと完成です。ビンはねじ込む方式なので漏れることはありません。あとはカバーを付けてドリップチップを装着すれば終わりです。ちなみにこのビン、オプションで買えるのですがリキッドを入れて持ち歩けるようにちゃんとフタがついてました。ちょっと新しい発想。


■試飲
肝心の味はというと、悪くはないのですがドローが軽すぎました。穴をふさぐかエアフローコントロールのできるドリップチップなどで調整が必要でした。また、ボトムフィーダーではなくタンクを逆さまにした設計にしては、アトマイザーからタンクまでの距離が多少長いためか、ややリキッド供給が間に合っていない気がします。メッシュを400から325に落とすとよいと思いました。
もうひとつ、設計の最大の弱点だと思いますが、アトマイザーからドリップチップまでの距離は5cmもあるわけです。当然温度は下がり途中で結露することで煙量は減ることになります。それにしては案外味が出ているのが不思議なところではありますが…。
何しろやや調整が必要な部分があるMODです。品質自体は高くそう簡単に壊れそうには思えませんので、使い込んでいくうちにベストなセッティングが見つけられるのかも知れないです。
完成したのはよいのですが、やっぱり本体は長さがありますねー
バッテリーを選ばないとものすごい長いことになりそうです。


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