Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Genesisセットアップ方法解説

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ここ最近、Genesis方式を使ったMod種類も相当数に増え、アトマイザータイプのMaxiやLine、バッテリー一体型のZenesisやOrionなどの製品に加えて、今ではScubagenなどの共同購入から個人売買のHellfireまで、パッと数えただけでも10種類を超えるGenesis方式のModが選べる時代です。

そんな人気がありながらもセットアップは容易にはいかないクセがあり、せっかくGenesisを入手したけどどうも美味しくないので諦めたという声もやや聞こえてきます。私もまだまだ経験不足ではありますが、様々な失敗などを経て得たテクニックや知っておくとよい情報などを少し整理してみますね。

■Genesisの仕組み

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今のところどんな電子タバコでもリキッドを伝えたり保持する目的の「ウィック」と、発熱させてリキッドを蒸気化するための「コイル」の組み合わせが必要です。通常ウィックにはZippoライターやオイルランプと同様にシリカ系ガラスのグラスファイバーが使われることが多く、焦げたり、掃除が面倒などの問題、そして何よりファイバー臭、あるいはリキッドの味が落ちると考える方もいます。

そこで登場したのがファイバーの代わりに、非常に細い糸状になったステンレスを編み込むステンレスメッシュシートをウィックとして使用する方法が確立されました(されつつあります)。

グラスファイバーは電気を通しませんが、ステンレスは金属ですのでそのままコイルを巻いてもショートしてしまうため使用することができません。これを防ぐため、バーナーなどの高温でメッシュをあぶることで、酸化(Oxidize)させた皮膜を作って絶縁させます。これを一度行っておけば、長期間(頻度によりますが数週間~数ヶ月)使用することができるという仕組みです。

自分でコイルを巻くリビルダブル方式のアトマイザーには、グラスファイバーとステンレスメッシュの両方を兼用できるタイプも存在しますが、一般的にGenesis方式は電極に高低差があり、ウィックを縦に立てる形のセットアップを必要とします。また上下どちらかにタンクが設置され、ウィックを差し込んでそこからコイルまで1本のウィックにすることで、リキッドを吸ってコイルまで伝える役目、そしてコイルが発熱しても味を損ねない耐熱性を提供します。


■セットアップ方法

Youtubeなどでも多く見られる従来から使われている方式がすべての基本になります。ただし、その根本を変えるような方式やバリエーションもあって確立された方法があるわけではありません。本体構造やウィックの太さによっても効果が異なるため、試行錯誤をしてベストなセッティングを見付けなければなりません。

以下、その中でも基本から異なる3つの方法をご紹介します。各自の好みに合わせてお試しいただければと思います。



【オリジナル方式】

Youtubeで探すとすぐに見つかる従来方式です。ステンレスを巻いてから焼き、水を使って固くして扱いやすくするという方式。

ステップ1 メッシュを適当な大きさに切りますが、縦はアトマイザーとタンクに合わせてタンクの底にウィックが触れない長さにします。横幅は長さによって巻き回数になりますが、オリジナル方式ではそれほど重要ではないため約3cmと思って構いません。購入したばかりのメッシュは端がほつれている事が多いので、4面ともエッジをハサミで揃えておきます。

ステップ2 ペーパークリップ、シリンジ、長めのピンなどを中心にステンレスメッシュを巻き付けます。指で擦りながらきつく巻いて形をつけます。

ステップ3 ホビーバーナーやターボライターなどの強力な火力で丸めたメッシュを焼きます。この時、メッシュを回しながらまんべんなくあぶり、即座に水に付けて温度を下げます。ペーパータオルやナプキンで水分を取り、合計3回これを繰り返します。3回焼いたメッシュは真っ黒になり強度が増します。

ステップ4 仕上げ作業として、VG100%やPG、あるいは市販リキッドなどのリキッドをメッシュ全体に数滴なじませ、これにライターで火を付けます。これはメッシュ内のオイルやゴミを燃やす目的と、静電気の帯電を吹っ飛ばすためのものです。飛ばしてしまってもさほど問題にはならないのですが、バーナーなどの青い火ではなく100円ライターなどの黄色い火で着火します。完全に火が消えてからリキッドを塗り、合計で3回火を付けます。これでステンレスメッシュは完成です。

ステップ5 ニクロム、あるいはカンタルワイヤーを適当な長さに切ります。ワイヤーはそのままだと張力が高いため、なじませるためライターで数回あぶっておきます。Genesisアトマイザーのタイプ次第ですが、メッシュにコイルを巻き付けるとき注意するのはきつく締めすぎないことです。ワイヤーの太さによって4~6回程度の巻きになります。

ステップ6 ワイヤーの一部だけが明るく光り発熱している箇所をホットスポットと呼びます。ホットスポットを放置した場合、煙量が少なくなること、そして集中した高温に耐えきれずワイヤーが切れてしまうことが多々あります。ホットスポットの発生は、慣れてもほぼ毎回発生はしますので、これを調整してコイルに全体が発熱するようにします。

また発生箇所は巻きの最初、あるい最後の部分に出ることが多く、その原因はウィックと電極の距離、すなわちコイルの長さでもあるわけですが、極力電極のからウィックまでの距離を短くします。最初の最後のワイヤーはその前後のワイヤーに原因があってホットスポット化しますので、例えば巻の最初(ウィックの一番下)からひとつ上の2本目を少しずらすなどで改善することがあります。結果的に一部だけ発熱で光るようなことがないように辛抱強く調整してしてください。

また、ピンでワイヤーの位置をずらすときにも、あまりウィックを引っ掻いて絶縁が剥がれるようなことがないように注意してください。0.2mmのワイヤーを使った場合を、全体が光るまでには3秒以通電する必要がありますので、つまりワイヤーが光らずともリキッドを蒸気化できていれば問題ないということになります。



【JackFrost方式】

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オリジナル方式ではメッシュを丸めた後に焼きをいれていますが、中心部に火が回らずにムラがでること、あるいは表面が焦げ過ぎて返って絶縁が効かなくなることがないよう、ステンレスメッシュを巻く前に火を通す方式です。

ステップ1 オリジナル方式と同様にステンレスメッシュを適切な大きさに切ります。巻いてしまう前に、そのままバーナーで火を通しますが、このとき焼き過ぎないようにします。火であぶると色が黒くなりステンレスの成分と酸素が結合して絶縁性のある真っ黒に変化しますが、これが行きすぎると紫色や場合によりいぶし銀のような色に変化します。この色のときの絶縁性に疑問があるためあぶりすぎないように意識しながらメッシュを焼きます。

ステップ2 これ以降の手順はオリジナル方式度方式と同様ですが、それでもショートする場合にはコイルとメッシュの間に薄い紙(タバコの紙)を挟んでおき、ドライバーンすることで絶縁を活かすという方法もあります。



【PeterK方式】

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オリジナル方式やJackFrost方式ともまったく異なり、そもそもメッシュを焼かないという方式です。その代わり、ワイヤーの張力を活かしてメッシュとの接触を最小限に抑え、さらにメッシュの巻きを薄くすることでリキッドの伝わりをよくするという効果があります。

ステップ1 このステップではGenesis本体のメッシュ用の穴が直径2mmの場合を想定しています。その上で次のツールを準備します。0.25mm(30ゲージ)のニクロム、あるいはカンタル線。10mm巻幅のステンレスメッシュ、直径2mm、1.5mm、1mmのピン、シリンジなど。

ステップ2 オリジナル方式とは異なり、メッシュの巻きを数回にするのではなくほぼ1回で済ませるため幅3cmのところを1cmにします。

ステップ3 一番太い2mmのツールにワイヤーを焼かずに巻きます。このとき写真のようにほぼ隙間なく平行に巻くようにしてください。メッシュをGenesisアトマイザーにセットしてワイヤーの端を両電極に固定します。このとき細いピンでワイヤーの巻きに隙間を作っておきます。2mmツールを引き抜くと、張力のあるワイヤーがきれいに巻かれた状態になります。

ステップ4 メッシュを1mmツールに巻き付けて形をつけます。次にツールを1.5mmに差し替えてきつく巻き付けます。最後に2mmツールに差し替えてきつく巻くと、完璧に近い形で2mm巻が完成します。2mmツールを抜いたら少しだけ指で締めてライターで火を付けます。これは酸化するためではなく汚れ落としと少しだけ強度を持たせるためです。

ステップ5 完成したメッシュをコイルに通します。直径2mmのコイルにメッシュを通した場合、スカスカとまではいかないものの、すこし緩んでいるはずです。そのためメッシュとの接点を最小限となり、薄いメッシュのおかげでリキッドが十分メッシュを包み込んでいるためショートが起きないという構造です。



■ワイヤーの抵抗値

Genesisも限ったことではなく、Kanthalワイヤーを巻くときの目安にしてください。ワイヤーは細ければ細いほど抵抗値が上がりますので、例えば34ゲージ(0.16mm)を同じ巻数で使うと0.2mmよりも抵抗値が高くなります。

32ゲージ(0.2mm) ⇒ 3巻 ⇒ 1.3-1.5 ohm
32ゲージ(0.2mm) ⇒ 4巻 ⇒ 1.8-2.0 ohm




従来方式がダメなわけではなく、新方式でもまだ確立できていない部分が多くあります。まずは基本のセットアップ方法を理解した上で、バリエーションとして新方式の試したり、組み合わせることでよりよい結果が出せるとベストですね。

私は今のところJackFrost方式にPetarK方式を組み合わせたような形にしています。3つのといところを組み合わせれば、ある程度固く、ショートせず、味のよいウィックになるのだと信じて日々精進しております。

ウィック幅15mm、ワイヤーはPetarK、巻く前に薄く局地焼きが今のところいい感じ。

以下、主観そのもの

 従来方式 ⇒ 固いので巻きやすい、後で火を通すため焼き過ぎてやや焦げ臭い。
 JackFrost方式 ⇒ 味がよいけど、きつく巻くとやはりショートする。ベストに近い。
 PetarK方式 ⇒ ショートに強いけど、ウィックが弱い&味が飛ぶ、てか辛い。



■ステンレスメッシュの種類

多く使われているのが1インチ当たりの編み込み数を表す#325、#400という非常に繊細なもので、VGでは325、PGで400という使い分けをしますが、アトマイザーの構造やウィックの長さ、タンクの位置によっても効果は異なりますので、VG100%でない限り#400で構わないと思います。

購入場所には次のようなものがあります:

Mesh Company(届くのが遅い場合がある)
eBay(あるときとないときがある)これもeBay
Clounds 9 Vaporなどの海外ショップ(やや割高)
Vapor Depot(日本国内)


■ワイヤーの種類

一般製品ではニクロム線が使用されるものが多いですが、Genesisではカンタル(Kanthal)という製品名のワイヤーを使用するのが人気です。ニクロム線はニッケルを多く含んでいるものほど融点が高く、1000度を超える耐性を持っています。一方でアルミを合金したカンタル線も高い融点を持ち、Kanthal A-1では1400度まで耐性があります。Genesisに限らずカンタルが人気ではありますが、グラスファイバーではにクロム線を好むという方もいます。

カンタル線の購入場所には次のようものがありますが、探せば海外では結構入手が簡単です。
日本国内ではほとんど入手ができません。購入時にはKanthal DなどではなくKanthal A-1を探してください。

eBay
Cloud 9 Vapor(二クロム線のみ販売)
Vapingasia(マレーシア)
sulit.com.ph(フィリピン)
Vapor Depot(日本国内で唯一購入可能になりそう?)
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  • ここ最近、Genesis方式を使ったMod種類も相当数に増え、アトマイザータイプのMaxiやLine、バッテリー一体型のZenesisやOrionなどの製品に加えて、今ではScubagenなどの共同購入から個人売買のHell...

    Comments

    帰国早々、ご苦労様でございます
    現状、国内で最もGenesisに詳しい一人であるところのGabishさんのノウハウはとても参考になります
    先人の情報は全て参考になるのですが、工作好きで作る側で目線で試行錯誤をする方、使い手側でノウハウを蓄積される方があるかと思います
    その中で使い手側、つまりユーザーサイドで情報を提供している方の中でGabishさんは国内最高峰であろうかと思います
    まぁ、その分物欲が刺激されるんですけどねw
    DIDが届いたら色々やってみます!
    その前にA2-TでGenesisにもう一回チャレンジします。
    Re: タイトルなし
    私がもしModderだったら、研究費で全然儲からない人になりそうですよねw
    あれ?
    リキやグリを付けて炙る工程は不要なんですか?
    Re: タイトルなし
    > トシ改さん

    あー、オリジナルは過去ありましたね。すっかり失念w
    その部分、オリジナルに足しておきますー
    新方式は2つともいらないようです。

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