The DIDアトマイザーレビュー

Genesis方式のアトマイザーは主にフォーラムなどで直接Modderさんより販売されていますが、『The DID』もギリシャのModder、Jim Damianidisさんの作品、ただし代理店を通して誰でも簡単にWebから購入が可能です。
基本コンセプトは、シンプル、ワイヤーレス、そして高品質を謳い、分解や清掃も簡単にできるよう工夫されています。フォーラムでもそこそこな人気ですが、どこまでパフォーマンスを発揮してくれるでしょうか。
■構造
本体の高さは接続部とドリップチップを含めずに50mm、直径は20mmとフルサイズです。その分重量もありMODとしては持ち歩くにはやや無理があると思います。センターポール(ブラス)とオーリングを除き、オールステンレス製。タンク容量は3.5mlですが、本日付で6.5mm背を低くしたショートモード(2ml)のオプションも販売が開始されました。
アトマイザーはGenesis方式を採用していて、デュアルコイルのセットアップも可能になっています。


パーツの組み上げには工具は必要なく手だけで可能ですが、何故かGenesis部分でネガティブワイヤーを固定するネジが六角レンチを必要とします。その理由はわかりませんが、この時点で扱いにくさを感じさせます。ボトムパーツとトップパーツの間をネジ式のセンターポールのカバーで支え、その中をブラスのポールを通す構造となっています。しかし、このセンターポールのカバーが非常に薄い上、支えるべき上部のパーツが重たいことから、非常に不安です。そしてネジ式のため完全に固定されているかどうかは回してみるしかないわけですが、回しすぎるどポッキリと折れます。タンクカバーもステンレスのため中がまったくみえないので、ネジ式というこの構造は根本的に間違っていると感じます。







組み立て自体は非常に簡単で迷うことはありませんが、やはりセンタポールのカバー、そしてセンタポール自体の固定が両方ともネジ式なこと、さらにタンクカバーがネジ式ではなくオーリングではまっているだけという構造のため、組み上げたときに何かが常にゆるゆるしています。
これを力いっぱいネジってしまうと、簡単にタンク内にあるセンターポールのカバーがネジ切れてしまいます。私はこれで1本無駄にしたため追加でパーツ購入する羽目になりました。いや、自分が悪いんですけどね。ので、ややゆるゆるにしておくという状態を許容する必要があります。
■アトマイザーのセットアップ
アトマイザーを見てビックリ。ステンレスウィックを差し込む穴が恐らく私の持っているGenesisの中では最大です。太いウィックを挿すことになるのでリキッドが伝わるという部分では期待できますが、それにしても大きい。セットアップは最近流行りの新方式にしたいので、穴にちょうど入りそうなツールを見つけてワイヤーを巻きます。今回は先が細くなっているドライバーにしました。
今回はシングルコイルでのセットアップですので、デュアルコイル用の穴のひとつからネジを外してリキッドを補充します。完成するとこんな感じ。5回巻きにしました。



■まとめ
思ったよりも煙量は非常に多く、トップタンクのCyclon V2に匹敵するほど味も出ています。Genesisの中では上位に入る吸い心地で自宅であればPrVariの上に乗せておいても文句ないと思えます。
その反面、取り扱いとセットアップの面倒さもGenesisの中では上位に位置すると思います。まずセンターポール自体がネジ式の固定ですが上下共にシリコンのような部分で支えられているので止まりがなく、ポストの上下が調節できるのはよいとしてゆるゆる。さらにセンターポールのカバーが材質として薄すぎて弱く、さらにオーリングのついたネジ式のためゆるゆるになる宿命。そこにタンクで目隠しをするのでとても不安です。
タンクのリキッド補充もまったく中身がわからないので不安なのと、補充時にさえ分解しなければ中をみることができないためアトマイザーをセットアップしてしまった後はカンに頼る以外方法がありません。
ワイヤー固定もかなり苦労します。まずネガティブが付属の六角レンチ必須なこと。しかも締めてもワイヤーが固定されません。ポジティブはもっと大変で稼働するネジ2本の間に固定しなければならないので、うまく固定できたとしても回ってしまいワイヤーのテンションがゆるんだりします。結果特に一番上のワイヤーにホットスポットが高確率で発生します。こなれるまで短めに通電しないとすぐにポップします。
総合的にみれば、取り扱いにくさに目をつぶるとトップクラスの出来だとは思いますが、いかんせんサイズがでかいことを考えると万人にはオススメできないアトマイザーかも知れません。APVや各種のサイズを試した上で購入するのであれば、バリエーションとしてはアリだとは思います。(煙だけは本当にすごいです。DCA並み)
もろもろの不満もきっと出てくると思いますのでV2に期待ですね。



購入先:e-vape.gr (スペアパーツの購入も可能です)
本体の高さは接続部とドリップチップを含めずに50mm、直径は20mmとフルサイズです。その分重量もありMODとしては持ち歩くにはやや無理があると思います。センターポール(ブラス)とオーリングを除き、オールステンレス製。タンク容量は3.5mlですが、本日付で6.5mm背を低くしたショートモード(2ml)のオプションも販売が開始されました。
アトマイザーはGenesis方式を採用していて、デュアルコイルのセットアップも可能になっています。


パーツの組み上げには工具は必要なく手だけで可能ですが、何故かGenesis部分でネガティブワイヤーを固定するネジが六角レンチを必要とします。その理由はわかりませんが、この時点で扱いにくさを感じさせます。ボトムパーツとトップパーツの間をネジ式のセンターポールのカバーで支え、その中をブラスのポールを通す構造となっています。しかし、このセンターポールのカバーが非常に薄い上、支えるべき上部のパーツが重たいことから、非常に不安です。そしてネジ式のため完全に固定されているかどうかは回してみるしかないわけですが、回しすぎるどポッキリと折れます。タンクカバーもステンレスのため中がまったくみえないので、ネジ式というこの構造は根本的に間違っていると感じます。







組み立て自体は非常に簡単で迷うことはありませんが、やはりセンタポールのカバー、そしてセンタポール自体の固定が両方ともネジ式なこと、さらにタンクカバーがネジ式ではなくオーリングではまっているだけという構造のため、組み上げたときに何かが常にゆるゆるしています。
これを力いっぱいネジってしまうと、簡単にタンク内にあるセンターポールのカバーがネジ切れてしまいます。私はこれで1本無駄にしたため追加でパーツ購入する羽目になりました。いや、自分が悪いんですけどね。ので、ややゆるゆるにしておくという状態を許容する必要があります。
■アトマイザーのセットアップ
アトマイザーを見てビックリ。ステンレスウィックを差し込む穴が恐らく私の持っているGenesisの中では最大です。太いウィックを挿すことになるのでリキッドが伝わるという部分では期待できますが、それにしても大きい。セットアップは最近流行りの新方式にしたいので、穴にちょうど入りそうなツールを見つけてワイヤーを巻きます。今回は先が細くなっているドライバーにしました。
今回はシングルコイルでのセットアップですので、デュアルコイル用の穴のひとつからネジを外してリキッドを補充します。完成するとこんな感じ。5回巻きにしました。



■まとめ
思ったよりも煙量は非常に多く、トップタンクのCyclon V2に匹敵するほど味も出ています。Genesisの中では上位に入る吸い心地で自宅であればPrVariの上に乗せておいても文句ないと思えます。
その反面、取り扱いとセットアップの面倒さもGenesisの中では上位に位置すると思います。まずセンターポール自体がネジ式の固定ですが上下共にシリコンのような部分で支えられているので止まりがなく、ポストの上下が調節できるのはよいとしてゆるゆる。さらにセンターポールのカバーが材質として薄すぎて弱く、さらにオーリングのついたネジ式のためゆるゆるになる宿命。そこにタンクで目隠しをするのでとても不安です。
タンクのリキッド補充もまったく中身がわからないので不安なのと、補充時にさえ分解しなければ中をみることができないためアトマイザーをセットアップしてしまった後はカンに頼る以外方法がありません。
ワイヤー固定もかなり苦労します。まずネガティブが付属の六角レンチ必須なこと。しかも締めてもワイヤーが固定されません。ポジティブはもっと大変で稼働するネジ2本の間に固定しなければならないので、うまく固定できたとしても回ってしまいワイヤーのテンションがゆるんだりします。結果特に一番上のワイヤーにホットスポットが高確率で発生します。こなれるまで短めに通電しないとすぐにポップします。
総合的にみれば、取り扱いにくさに目をつぶるとトップクラスの出来だとは思いますが、いかんせんサイズがでかいことを考えると万人にはオススメできないアトマイザーかも知れません。APVや各種のサイズを試した上で購入するのであれば、バリエーションとしてはアリだとは思います。(煙だけは本当にすごいです。DCA並み)
もろもろの不満もきっと出てくると思いますのでV2に期待ですね。



購入先:e-vape.gr (スペアパーツの購入も可能です)
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