Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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ファイバーウィック比較

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写真の見栄えがあまり綺麗じゃないですが、手持ちのファイバーウィックも種類が増えてきてしまったので、今日は少し語りたいと思います。せっかくなので比較などもやるわけですが、残念なことにどこで購入したかを覚えているウィックというのは少ないんですよね。

なので、役立つ情報のくせにどこで買えばいいのかわからんという…、ちょっとダメな展開になるやもです。でもウィックを何種類かいじったことがある方なら、「あー、あるね、あるね」的な感じになってくれるのではないかと期待。実はリビルダブルにはとっても重要なパーツですので、日々のモクモクライフに役立てていただければと思います。

それでは早速みていきましょう。

■ファイバーウィックの種類

正直なところ、家には恐らく20種類以上のグラスファイバーウィックがあちらこちらにあります。これはリビルダブルなアトマイザーを購入したときに付属していたり、新しいショップで何かを購入するときについでに買ってみるなどを続けているうちに増えちゃいました。

で、そうは言っても実は4種類の系統に分けられるので、今回は代表的なものを使って比較をしてみたいと思います。引き出しを開けて一番アクセスしやすそうだったからというのも本音ではあるんだけど…。

↓ 比較を行うファイバーたちです。

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左からいきます。

VD
これなんだか材質がわからないのです。というか実は国内ショップのVapor Depotに先日お裾分けしていただいた品で、これまで太くても3mmだったところに、5mmというものを初めていただきました。見た目にはややコットンに近くややマットな表面、そして編み方も固めになっています。これと同じものは過去に何かのMODを買ったときに3mmのものを一度だけもらって使っていましたが、ショップなどで販売しているのは見たことがありません。Vapor DepotなのでVDとひとまず名付けることにします。

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Gernman Soft 3.0
これは確かeBayで購入したものだったと思います。ドイツ製で1000度までの耐熱性が売りだったようなキオクなんですが、1400度耐性のものというのも存在するらしいです。一方で700度程度のものもあるので、それに比べれば優秀です。一番の特徴は触り心地がしっとりを柔らかく、ほつれているように見えてバラバラにはならない使いやすさがあります。ひとまず「Soft」という名称にしておきます。

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Silica(シリカ)
恐らく最も標準的でショップで販売されているものの多くがこれです。シリカ繊維を使ったファイバーでグラスファイバーを超える耐熱性を持っています。見た目はややテカっているようなものが多く、少し堅い感じでしょうか。いじっていると大きく3本くらいにほつれ始め、これが起きるともう元には戻らずコイルを巻いてしまわないと結局最後は3本のウェービーヘアーに分割しちゃうという…皆さん経験ありますよね、きっと。

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Keba Keba
書いて字のごとく、ケバケバしているファイバーです。3mm近くありますが実際には着ぶくれしているため中身はスカスカです。にも関わらずハサミの性能が悪いと繊維の一部が逃げて何度切っても切りきれないという感じのやつ。GG系のMODや欧州系のMODに付属で付いてくることが多いような気がします。ケバケバする部分が嫌だと思うかも知れませんが、使い道はちゃんとあります。

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Heaven's Gift Silica
購入したショップを唯一覚えているファイバーです。かなり以前に中国のHeavne's Giftで購入したのですが、持っている中では一番細いウィックだと思います。Silicaですが細いためか他のSilicaよりもねじりが強く、ほつれる感じがあまりしません。扱いややすい分、堅さで本当にリキッド伝わるのかが心配になります。本当に細いコイルを巻きたいときに使用しています。

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と、ここまでは今回比較で使用するファイバーです。これ以外のものも太さは違ってもどれかの種類と同じものに見えますので網羅はできていると思います。


■浸透度

まずはウィックの基本性能である液体の浸透速度を比較します。ウィックに期待されるのはコイルの中心でリキッドが蒸気化し続けてなくなってしまっても、ウィックの延長から浸透させて即座にリキッドが補充されることです。もし浸透速度が遅ければファイバーが焦げてしまい嫌な臭いが残ってしまいます。

計測方法は超アナログ。家にあったインクを水に溶かして同じ3cmに切ったウィックに吸わせてみて、下から上まで色が付く時間を計ってみようというもの。かなりの誤差はあると思うので、あくまでも参考値程度に見てください。

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そうめんじゃないですからね。

秒数で計った結果が以下のグラフです。HG Silica 1.0mmが驚愕の120秒、VDはいずれも2分を経過しても半分も浸透してこないという結果でした。太さのあるSilicaが安定しているのを横目に、期待通りKebaとSoftが構成式を納めています。結局のところ、堅さによって浸透度が異なるのは当たり前ですが、実際の使用時には堅いものは巻いてからほぐすなどの工夫が必要ということですね。

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■リキッド保持量

次に計測したのはリキッドの保持量です。ウィックの浸透性能が高いだけではダメな場合もあり、用途によって使い分けが必要です。計測方法は先ほどよりももっとアバウトに、ボトルから垂らしたリキッドを何滴こぼさずに保持できるか、を競ってみたいというものです。ほとんど当てにならない感覚で見てみましょうか。

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上の写真のように、ウィックによって非常にリキッドが浸透して保持しやすいものと、水と油のようにリキッドをはじいてしまうものが存在するようです。実はこれもほぐし度合いで変わってくるわけですが、それでも元の堅さと性質を知っておくことで巻くときに気をつけるべきことが見えてきます。

結果は以下のとおり、太さに応じて保持量が増えていくという当たり前の結果ではありますが、Kebaの奮闘とSoftの頑張りを感じます。VDについては、ほぐすまでは2滴垂らしたところで滑るようにリキッドが滑り落ちたのですが、多少ほぐすことで本来の保持量を徐々に出していました。ええ、チートですね。

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■耐熱性

あまり当てにならないアナログ方法論その3。バーナーを使って高温になったときにウィックがどのような反応となるかを検証してみます。使ったバーナーはTwitterで教えていただいた「GB-2001」。プロ仕様とかではありませんが、卓上で使うには頼れるやつです。こいつに買えてからステンレスメッシュでショートすることがほぼなくなりました。一気に高温で焼くのがいいみたいです。最高温度は1300度。一部のウィックは溶ける予定です。

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最初の写真は高温に耐えているSilicaです。10秒近くかざしても白く光るものの燃えたり溶けたりすることはありませんでした。その下はKebaです。ものの数秒で溶けて丸くなってしまいました。

コイル温度が1000度も行くことはまずないと思いますが、それでも細い繊維1本だったときに燃えなくても焦げるとすれば味には影響するような気がします。結果は下のとおりですが、Kebaに加えてVDが残念ながら溶けています。ただし太さもあるので10秒近く掛かってようやくこうなった状態ですので、Kebaに比べれば状況に大きな差があります。


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■用途で考える

どのファイバーがベストなのか?という答えは用途によって異なります。まず「浸透速度」はウィックの吸い上げる力を必要とする用途ですので、速度が速いものはRTAやSatrdustのようにタンクのウィックをある程度の距離で吸い上げる必要がある場合に有効です。またGenesisの中心に巻くファイバーとしても向いていると思います。太さはそれほど関係なく、保持する量ではなく伝える量ですので、タンクなどのチェーンスモークに耐えうる環境を構築するのであれば浸透速度重視じゃないでしょうか。

保持力」は直ドリに向いていると思われます。ただしウィックの長さをある程度長くするRDA、Ato-Miserなどでは同時に浸透力も問われることになりますので、どちらかというとBulliやMark-Tなど、短いウィックで勝負するなら太さのあるウィックが望ましいと言えます。

熱耐性」はどれも不合格なことはないわけですが、味を維持するのに向いていると考えられます。ドライバーンをしても問題ないくらい耐性があり、焦げが付きにくくなるということです。ただし、ファイバー自身の臭いがあるので一概にベストを言いにくいところではあります。

これらの要素別にみると、

 ・タンクからの吸い上げならSilica
 ・Genesisの中心に巻くならKeba
 ・直ドリならSoftか保持力最大のVD

という結果になりました。HGはほぐして2重にすればSilicaなので使えるとは思いますけども。

直ドリの結果がどっちやねんという感じになっちゃったので、実際に巻いて試してみようかと思います。


■Sattysさん出番です

まずはVD 5mmを使ってみます。多少ほぐしつつ0.2mmのA-1カンタル線で巻きますが、じゅうぶん太いので支えなど必要なくそのままウィックにコイルを巻き付けられます。できあがったのは巨大な1本のウィック、2.3Ωでした。これをフタをする前に10滴ほど垂らしておき、リキッドを補充しつつ10分くらい吸ってみました。

フタを開けて今度はドライバーンのように10秒近くコイルが真っ赤になるまで何度か燃やします。たいぶSattysの温度がアチチになってからウィックを取り外します。コイルの後がしっかり焦げてついていますね。これは繊維の焦げもありますがリキッドが焦げてこべりついたものも混ざっているはずです。

肝心の吸い心地は思ったよりもマイルドでした。リキッドが多い分スロートヒットがきつくなるかと思いきや、逆に保持量が多いためか表面ではやや乾き気味になって不完全燃焼っぽくはなっていないからと思います。一方で、乾き気味になることで焦げの量が多くなり味にも影響が出ていました。ただしSilicaを巻くのに比べれば美味しいと感じます。

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次に試すのはSoftですが、こちらはやや細くてスカスカしているので二重にしてVDとほぼ同じ長さとしました。長さが2倍になっているので保持力も2倍になっちゃうことに気づいたのは、まさにこの文章を書いている今なので時すでに遅しです。話半分に聞いていただければよいのと、保持力が増えて結果VDを超えられるならそれでいいじゃんかと思うわけです。

結果は非常によかったです。コイルは先ほどと同様のA-1、細い分やや抵抗値が下がって1.9Ωでした。フレーバーの乗りがよいと感じたのはケミカル臭と焦げ臭さがなかったからだと思います。VDと同様に10分ほど試した後でフタを開けてドライバーンを行うと、コイルが相当白く光っていますがファイバーはあまり影響を受けていないようです。それでも焦げないはずはなく、リキッドも焦げ付いているはずで、分解してみたところやはりVDと同様に、やや軽い焦げになっています。

ケミカル臭がとても少なかったのが私には好印象でした。

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だいぶ写真点数も多くレビューが長くなってしまったのでこの辺で終わりにしますが、HG以外はほぼ使う用途が決まってシアワセな気分です。リビルダブルを試していてどうも思うようにセットアップできないときは、ウィックを変えてみるとという選択肢を使ってもいいかもですね。

さて、ドイツのどこで買ったか思い出さなきゃ(笑

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  • Comments

    やっぱり画像付きで解説してもらうととてもわかりやすいですね。
    自分はVapor Depotさんで購入したファイバーを三つ編みにして使っています。
    お茶屋さんで新発売になったmini-swを購入してみたので色々試してみようと思います。
    素朴な疑問ですが、吸い上げの早いsilicaを複数本まとめて使うと遅くなるんでしょうか?

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