Genesis PiculiSciレビュー

『PiculiSci』は私の知る限り世界最小のGenesis形式アトマイザーです。ModderのScientist氏には以前から目を付けていて、フランス語のフォーラムへ通ってはGoogle翻訳でその活躍を追いかけていました。当時からIMISTのデュアルコイル化など面白そうなMODをDIYしていて一部販売もしていましたが、ようやくVaporwallにModder登録されて購入が可能となっています。
Scientist氏は30年以上の経験を持つ時計/宝飾職人さん、長年精密加工を行ってきた経験があるからこそ出来た芸当と思われます。その分、使う側にもかなり細かい作業が要求され、半分くらいもうだめなんじゃないかと思うほどセットアップは大変でした。
さて、性能はどうでしょうか。
■構造など
ベースのアトマイザーユニットとカバーのみというシンプルな構造で、コネクションは510というか、そもそも本体のサイズが510そのものです。考えづらいと思いますが、つまりカトマイザーや510タイプバッテリーの太さでGenesisを実現しています。
つまり、こういう太さです。

比較のため、Hellfire MiniとLine V2を並べてみると、本当に小さいのがわかると思います。付属しているカートリッジは0.7ml、勉強不足ですがこれは510系のカートリッジと思われます。


さらに比較のためIMIST Plusのアトマイザー部分と並べてみます。
カートリッジを外した時のコーンは510ですので、ドリップチップを装着して直ドリも可能です。というか、そもそもドリップチップと高さがほとんど変わらないのが驚愕です。



アトマイザー部分の電極は空洞になっていて、そこに金属のピンを指してワイヤーを止めるようになっています。死ぬほど小さいためセットアップには老眼鏡が必須ですが、自分で巻けないと困ったことになるのでやってみることにします。
最初の写真が元々セットアップされてきた状態のもの、下が自分でやってみた結果です。コイルがユルユルにならないように巻く難しさ、ピンとワイヤーの両方を電極に入れて固定する難しさの両方があり、これだけで10分以上掛かっています。結果はもちろん今後大きな課題を残した感じ・・・
ユルユルになると当然ホットスポットが出やすくなりますので、ピンの差し込みを無視してLineのように電極にグルグル巻くという方式もこのあとやってみました。
結果としてはその方が楽なのですが、電極がツルツルのため接触が悪くなって抵抗値がころころ変わるという現象が発生。もう少し工夫しながらベストなセットアップ方法を編み出す必要がありそうです。ちなみに電極に差し込むピン部分は1ミリもないように見え、力を入れると曲がってしまいます。最初に4本のスペアが付いてきますが、少し大事に使わないとならないなぁと思うほどセンシティブです。




■まとめ
セットアップには苦労しますが、出来上がったアトマイザーの吸い心地は大きいものと変わらずきちんとGenesisになっていました。煙量や味についてもLineなどと遜色がなく、ドリップチップを付けて直ドリをしている感覚は、中に306が入っているのではないかと思うほど濃厚です。果たして毎日使うかと言われると難しいところではありますが、一度セットアップしてしまえばかなり長期にわたって使えると思いますので、下手なアトマイザーを購入するよりは断然オススメです。
ただし、Genesisを使う最大の利点は直ドリの濃さのままタンクで長時間にわたって吸うことができるとう醍醐味だと思います。その点ではカートリッジでは満足感が得られない可能性はあります。直ドリGenesisという位置づけであれば、他のGenesisよりもアトマイザー面積が狭い分、きちんとリキッドが貯まってくれますので実はアリなんじゃないかと思います。
そしてなにより、ええ、美味しいです。



購入先:Vaporwall Genesis PiculiSci by Scientist €95
ベースのアトマイザーユニットとカバーのみというシンプルな構造で、コネクションは510というか、そもそも本体のサイズが510そのものです。考えづらいと思いますが、つまりカトマイザーや510タイプバッテリーの太さでGenesisを実現しています。
つまり、こういう太さです。

比較のため、Hellfire MiniとLine V2を並べてみると、本当に小さいのがわかると思います。付属しているカートリッジは0.7ml、勉強不足ですがこれは510系のカートリッジと思われます。


さらに比較のためIMIST Plusのアトマイザー部分と並べてみます。
カートリッジを外した時のコーンは510ですので、ドリップチップを装着して直ドリも可能です。というか、そもそもドリップチップと高さがほとんど変わらないのが驚愕です。



アトマイザー部分の電極は空洞になっていて、そこに金属のピンを指してワイヤーを止めるようになっています。死ぬほど小さいためセットアップには老眼鏡が必須ですが、自分で巻けないと困ったことになるのでやってみることにします。
最初の写真が元々セットアップされてきた状態のもの、下が自分でやってみた結果です。コイルがユルユルにならないように巻く難しさ、ピンとワイヤーの両方を電極に入れて固定する難しさの両方があり、これだけで10分以上掛かっています。結果はもちろん今後大きな課題を残した感じ・・・
ユルユルになると当然ホットスポットが出やすくなりますので、ピンの差し込みを無視してLineのように電極にグルグル巻くという方式もこのあとやってみました。
結果としてはその方が楽なのですが、電極がツルツルのため接触が悪くなって抵抗値がころころ変わるという現象が発生。もう少し工夫しながらベストなセットアップ方法を編み出す必要がありそうです。ちなみに電極に差し込むピン部分は1ミリもないように見え、力を入れると曲がってしまいます。最初に4本のスペアが付いてきますが、少し大事に使わないとならないなぁと思うほどセンシティブです。




■まとめ
セットアップには苦労しますが、出来上がったアトマイザーの吸い心地は大きいものと変わらずきちんとGenesisになっていました。煙量や味についてもLineなどと遜色がなく、ドリップチップを付けて直ドリをしている感覚は、中に306が入っているのではないかと思うほど濃厚です。果たして毎日使うかと言われると難しいところではありますが、一度セットアップしてしまえばかなり長期にわたって使えると思いますので、下手なアトマイザーを購入するよりは断然オススメです。
ただし、Genesisを使う最大の利点は直ドリの濃さのままタンクで長時間にわたって吸うことができるとう醍醐味だと思います。その点ではカートリッジでは満足感が得られない可能性はあります。直ドリGenesisという位置づけであれば、他のGenesisよりもアトマイザー面積が狭い分、きちんとリキッドが貯まってくれますので実はアリなんじゃないかと思います。
そしてなにより、ええ、美味しいです。



購入先:Vaporwall Genesis PiculiSci by Scientist €95