SvoëMesto Kayfun-miniレビュー

半年前くらいからずっと気になっていたロシアのMODメーカー「SvoëMesto」、元々はGGに近いカスタマイズできるリビルダブル製品やVV/VWをラインアップしていて、その組み合わせは144通りというツワモノ。そこへ手を出すととんでもないことになりそうなのでずっと敬遠してきました。
Kayfun-miniシリーズはこれらの18系MODとは別に開発された14系つまりeGoサイズのリビルダブル製品です。今回購入したのは中でも最も廉価なKayfun-mini 1.0。上位にはII ESとIII ESという精力的な製品も存在しています。(III ESは18系)見た目には直ドリアトマイザーに見えるかも知れませんが内部にタンクを持っているひと味違う製品です。
踏み込んではいけないと思いつつも、最近のファイバー系リビルダブルが再び盛り上がりを見せていることへの縁起物として担いだような結果で。さてさて、性能やいかに。
■構造など
比較的衝撃的な写真を飾ったわけですが、実はこれはオプションを追加したときの姿。本来のリビルダブルなタンクアトマイザー『Kayfun-mini 1.0』の本体はこちらです。

外径14mm(eGoバッテリサイズ)
高さ45mm(ドリップチップを除く)
重量30g
タンク容量2ml
スタイルの似ているiDriperが30mmですので15mmほど長く、コンパクトというよりはある程度存在感があります。また本体チューブにはステンレスにポリメリックな黒塗装を選択していますが、ステンレス色、ブラックカーボンも選択可能です。
分解した状態では以下のようになります。

思ったよりもパーツが多いですが、一番左は付属のeGoバッテリー用のコーンです。


写真のようにカトマイザーからドリップチップまでを細いチューブでつなぐ構造ですが、その外側のタンクチューブとの間にリキッドをため、アトマイザーベースに開けられた溝からリキッドが伝わるようになっています。またエアドローの調整はチューブ下部とアトマイザーベースに開けられた穴を合わせることで可能になり、チューブを回すことで完全にシャットアウトした状態からフルオープンまでの微妙な調整が可能になっています。
バッテリーとの接続は510で高さ調整が可能なネジ式にみえますが実は固定されています。特に各種バッテリーとの接続には何ら問題がありませんでした。


Genesis方式よりもグラスファイバーを使ったリビルダブルの多い欧州、特に東欧方面のMODには今でも多く存在しますが、eGo-Tのように綿を詰めたカートリッジ方式もまだまだ使われているようです。それでももちろん510ドリップチップを使用したい人が多いのは明白なため、Kayfun-miniには510用のカバーのほかにMega-Bタイプのカートリッジが付属してそのまま装着が可能になっています。
ただし、これを使用する場合には本来の細いチューブで隔離されたアトマイザーチャンバーを外す必要があるため、どこまで使用する人がいるのかは謎です。今となってはカートリッジはバリエーションのひとつとしてオプション扱いでもいいような気はします。


構造図があったので乗せておきます。

■セットアップ
セットアップはグラスファイバーのため比較的簡単です。プラスマイナスの電極となるネジを精密ドライバーでゆるめ、そこへコイルを固定します。せっかくなので最初からセットアップされていたファイバーを使用してみることにします。
ここで興味深いのは、Kayfunに付属しているワイヤーです。通常のニクロム線のようですが細さが0.1mm、これを数本束ねることで1本のワイヤーにしています。これがデュアルコイル巻きような効果を出すのかも知れませんが、本当のところはわかりません。びっくりするくらい爆煙なのは確かです。。。





■オプション
オプションで販売されているパーツが少し面白かったです。14mmのボディなのでそのままeGoサイズバッテリーに装着する想定ですが、これを2つに折り曲げるためのパーツ、つまり以前にレビューしたイタリアのMOD、Vinciとほぼ同じ構造です。ただし、装着したときにバッテリーの長さがアトマイザーを超えると口にくわえることが出来なくなるため、ドリップチップを斜めに出すためのアダプターも販売しています。
つまりこういうことです。




■まとめ
Kayfun-miniは直ドリアトマイザーではありませんが、実はiDipperやERAのように気軽に使えるカジュアルな製品と思って購入しました。価格は安いとは言いにくいですが、本体はセットで6000円程度と比較的手を出しやすいところにあります。品質は非常に高く、デュアルコイル(どころか4本捻り)効果なのかその爆煙度合いはこのボディからは想像も付かないほどのパワーを持っています。
アトマイザー部分はグラスファイバーが特に嫌いでなければ何の問題もなく受け入れられますが、私は相当な時間バーナーで焼いた結果でも、ややケミカル臭が残っている部分が否めませんでした。今後、どのようにGenesis化が図れるかを模索したいと思います。また、アトマイザーのチャンバーがチューブが二重になっていることで狭くなっていて、さらにドリップチップまでをさらに細いチューブでつないでいるため、フレーバーの濃さと煙温度の高さは抜群です。ケミカル臭がわずかにしか感じられないのはこのせいなのではないかと思っています。
ボディ自体はこのサイズで2mlを実現しているのも持ち運びを考えても充分です。エアドローの調整機能もきちんと働き、ネガティブ要素を探す方が難しい製品です。



購入先: SvoëMesto Kayfun-mini 1.0 $76.26
比較的衝撃的な写真を飾ったわけですが、実はこれはオプションを追加したときの姿。本来のリビルダブルなタンクアトマイザー『Kayfun-mini 1.0』の本体はこちらです。

外径14mm(eGoバッテリサイズ)
高さ45mm(ドリップチップを除く)
重量30g
タンク容量2ml
スタイルの似ているiDriperが30mmですので15mmほど長く、コンパクトというよりはある程度存在感があります。また本体チューブにはステンレスにポリメリックな黒塗装を選択していますが、ステンレス色、ブラックカーボンも選択可能です。
分解した状態では以下のようになります。

思ったよりもパーツが多いですが、一番左は付属のeGoバッテリー用のコーンです。


写真のようにカトマイザーからドリップチップまでを細いチューブでつなぐ構造ですが、その外側のタンクチューブとの間にリキッドをため、アトマイザーベースに開けられた溝からリキッドが伝わるようになっています。またエアドローの調整はチューブ下部とアトマイザーベースに開けられた穴を合わせることで可能になり、チューブを回すことで完全にシャットアウトした状態からフルオープンまでの微妙な調整が可能になっています。
バッテリーとの接続は510で高さ調整が可能なネジ式にみえますが実は固定されています。特に各種バッテリーとの接続には何ら問題がありませんでした。


Genesis方式よりもグラスファイバーを使ったリビルダブルの多い欧州、特に東欧方面のMODには今でも多く存在しますが、eGo-Tのように綿を詰めたカートリッジ方式もまだまだ使われているようです。それでももちろん510ドリップチップを使用したい人が多いのは明白なため、Kayfun-miniには510用のカバーのほかにMega-Bタイプのカートリッジが付属してそのまま装着が可能になっています。
ただし、これを使用する場合には本来の細いチューブで隔離されたアトマイザーチャンバーを外す必要があるため、どこまで使用する人がいるのかは謎です。今となってはカートリッジはバリエーションのひとつとしてオプション扱いでもいいような気はします。


構造図があったので乗せておきます。

■セットアップ
セットアップはグラスファイバーのため比較的簡単です。プラスマイナスの電極となるネジを精密ドライバーでゆるめ、そこへコイルを固定します。せっかくなので最初からセットアップされていたファイバーを使用してみることにします。
ここで興味深いのは、Kayfunに付属しているワイヤーです。通常のニクロム線のようですが細さが0.1mm、これを数本束ねることで1本のワイヤーにしています。これがデュアルコイル巻きような効果を出すのかも知れませんが、本当のところはわかりません。びっくりするくらい爆煙なのは確かです。。。





■オプション
オプションで販売されているパーツが少し面白かったです。14mmのボディなのでそのままeGoサイズバッテリーに装着する想定ですが、これを2つに折り曲げるためのパーツ、つまり以前にレビューしたイタリアのMOD、Vinciとほぼ同じ構造です。ただし、装着したときにバッテリーの長さがアトマイザーを超えると口にくわえることが出来なくなるため、ドリップチップを斜めに出すためのアダプターも販売しています。
つまりこういうことです。




■まとめ
Kayfun-miniは直ドリアトマイザーではありませんが、実はiDipperやERAのように気軽に使えるカジュアルな製品と思って購入しました。価格は安いとは言いにくいですが、本体はセットで6000円程度と比較的手を出しやすいところにあります。品質は非常に高く、デュアルコイル(どころか4本捻り)効果なのかその爆煙度合いはこのボディからは想像も付かないほどのパワーを持っています。
アトマイザー部分はグラスファイバーが特に嫌いでなければ何の問題もなく受け入れられますが、私は相当な時間バーナーで焼いた結果でも、ややケミカル臭が残っている部分が否めませんでした。今後、どのようにGenesis化が図れるかを模索したいと思います。また、アトマイザーのチャンバーがチューブが二重になっていることで狭くなっていて、さらにドリップチップまでをさらに細いチューブでつないでいるため、フレーバーの濃さと煙温度の高さは抜群です。ケミカル臭がわずかにしか感じられないのはこのせいなのではないかと思っています。
ボディ自体はこのサイズで2mlを実現しているのも持ち運びを考えても充分です。エアドローの調整機能もきちんと働き、ネガティブ要素を探す方が難しい製品です。



購入先: SvoëMesto Kayfun-mini 1.0 $76.26