eGo-C Pillリビルダブルアトマイザー

何故に今さら『eGo-C』なのか。見た目には普通に交換用のアトマイザーヘッドに見えるわけですが、実はこれ、れっきとしたリビルダブルアトマイザーとして販売されているヘッドでなんです。以前にご紹介したことのある世界最小のGenesis「PiculiSci」のModderさん、Scientist氏が手掛けていたIMISTのデュアルコイル化に近い発想で、eGo-Cのリビルダブルを実現している製品です。この製品の元がScientist氏なのかどうかは不明ですが、ルーマニアのWebショップから日本でも購入が可能でした。
またご紹介するタイミングを失っていましたが、Joyetechの『eCab』でもeGo-Cアトマイザーを使用できますので、こちらもレビューしつつ併用してみたいと思います。
■eGo-Cおさらい

eGo-Cはカートリッジを使用するJoyetech eGoシリーズ最新のPVです。IMIST Plusなど丸ごとアトマイザーパーツを交換する場合は1000円程度掛かるわけですが、eGo-Cではアトマイザーヘッドを交換することでメンテナンス費用が200円程度とやや安めに運用できます。またレギュラーだけでなく1.8ΩのLRアトマイザーを選択することができるのも特徴です。レビューは過去記事をご参照ください。
Nexmokeなど日本でもアトマイザーの入手が可能で、1個単価で200円程度です。
その味はリキッドにもよるのですがドローの重さから非常に味が濃厚で、IMIST Plusの爆煙には及びませんがスターターキットとしてIMISTに並ぶ優秀な製品です。また、eGo-C Twistバッテリーを購入すれば手軽に可変電圧が楽しめるというのも人気のあるシリーズだからこその命名だと言えます。
StardustやViVi Novaの登場など、次第に一般製品にもリプレイサブルが当たり前のようになっている現在では、そのお株をVisionやSmoketechに持って行かれつつあるのも事実です。しかもこれらのリプレイサブルな製品は、いずれもちょっとした努力でコイルとウィックのリビルダブルが可能なため、スターターキットから卒業する頃にはそちらへ流れるのが普通になってきてます。
そんな中で個人的に注目したのがこのeGo-C Pillです。スターターキットの次に購入するにはちょっとDIYが細かすぎるため万人にお勧めできるMODではないのですが、器用さなら誰にも負けないよ?という方、Genesisを含めてバリバリと使用されている方でも、眠っているeGo-Cや、eCab使って、リビルダブルな環境を楽しむことができるわけです。
せっかくですのでeCabのご紹介。こちらはType-AのeGo-Cのアトマイザーをそのまま使用できる小型版のような位置づけで、電池には10440を使用します。本体は約11mmで14mmのeGo-Cとは3mmしか変わりませんが、持った感じを含めてとても細く感じます。


360mAhバッテリーなので2-3時間しか使用できませんが、ちょっとした散歩程度にはいいかも。ただしこれだけ細身で長いものを吸っている姿は女性の方が美しいかも知れませんね。
ボタンはeGoらしく5クリックの早押しで電源のON/OFF、バッテリー接続はeGo-C専用となっていますが510アダプターも発売となっているためカトマイザーなどを使用することも可能です。


■リビルダブル方法
さて、では本題のリビルダブルをやってみますね。



まずは竹ヤリのような形状のカバーを取り外します。この中にはステンレスメッシュでくるまれたファイバーウィックが入っていてカートリッジからのリキッドを伝える役割を果たす部分です。あまり力を入れすぎず左右の隙間から精密ドライバーなどでゆさぶれば簡単に外れます。
中身はあまファイバーを使ったウィックを中心にコイルが巻かれていて、両端がピンで留められているのがわかります。通常のeGo-Cの場合には、このピンにあたる部分がなく直接コイルの両端がセラミックカップの中に伸びているためコイルの交換が不可能だったわけです。

↑ノーマルeGo-Cのアトマイザー写真
写真でみるとあまりピンとこないかも知れませんが、アトマイザーヘッドの直径は約7.5mmです。つまりリビルダブルが可能になったとはいっても作業は相当細かくなり、手元を照らすライトやピンセット必須といった感じです。ええ、私の場合にはもちろん、ろうが・・・じゃなくてリーディンググラス必須です。


ピンを精密ドライバーなどで押し上げてハズします。ネジ式ではないので軽く引っかければ抜けてくれます。両方外すとコイルを引き抜くことができます。コイル幅は3.5mm程度しかありませんので、これをウィックつきで自分の巻くのはかなり困難な気もしますよね。
大丈夫です。こりゃ無理だろうという方には、すでにセットアップ済みのCopper-Nickel製のコイルも購入が可能になっています。抵抗値は表記されていませんでしたが、0.10と0.15があり、それぞれ1.8Ωと2.5Ωでしたがあくまでも目安くらいに思ってください。


コイルの両端をピン穴に差し込んで上からピンセットなどでピンを差し込めば完了です。


■いやいやそれでも俺は巻くぞの場合
先ほども書きましたが、コイル幅3.5mmくらいです。本当に巻きますか?そうですよね。位置からリビルダブルしたいしKanthalを使ってやるぞという気持ちが私もあります。というわけで無理を承知でやってみます。




1.5mmのドリルビットに34ゲージの細いKanthalワイヤーを巻き付けました。ここに1mmのファイバーを折って二重にしたワイヤーを通してみたのですが、案外苦労した割には実はできあがりがゆるゆる。結果4枚もの写真を使ったこの方法は却下(笑
で結局2mmのファイバーを半分に折らずに一度リキッドを付けて馴染ませてから通し、ワイヤーとウィックを指でステンレスメッシュを丸めるときの要領で締めてみました。どうやらよさそうな感じなのでこれでよしとします。完成したものがこれです。

まぁ初めてなのでガタガタなのは許してもらうとして、これを先ほどと同じ方法でピンで留めてしまいます。34ゲージだと思って巻きすぎたかも知れませんね、測ってみると3.0Ωでした。Strawberry Iceを入れたeGo-Cで吸ってみます。


■まとめ
吸い心地はeGo-Cそのものではありました。気持ちの中で自分で巻いたものだとわかっている分、何か美味しさや煙のクリアさを感じる気もしますが、カートリッジからくるものか、ファイバーからくるものなのか、やはり懐かしいケミカル臭が蘇ってきます。eCabのもeGo-Cに近いドローの重さがあり、煙量や味についてもほぼeGo-C互換といったイメージです。ややスロートヒットが弱いように感じましたが、これは3.0Ωで巻いてしまった状態によるものですので、2.0Ω付近で巻いていれば充分使用に耐えうるリビルダブルなのではないかと思います。
気になるお値段ですが、リビルダブルなアトマイザーヘッドが17.84ユーロ、セットアップ済みのコイルが0.90ユーロとリーズナブルな設定です。話のネタに、これからの秋の夜長に虫の声を聞きながらリビルダブルなんていかがですか?


購入先:http://vapo.ro/ eGo-C Pill / セットアップ済みコイル / eCab (Heavens Gift)
そうそうかなり高い確率でピンをすっ飛ばしてなくしてしまうはずなので予備を購入しておくことをオススメします。

eGo-Cはカートリッジを使用するJoyetech eGoシリーズ最新のPVです。IMIST Plusなど丸ごとアトマイザーパーツを交換する場合は1000円程度掛かるわけですが、eGo-Cではアトマイザーヘッドを交換することでメンテナンス費用が200円程度とやや安めに運用できます。またレギュラーだけでなく1.8ΩのLRアトマイザーを選択することができるのも特徴です。レビューは過去記事をご参照ください。
Nexmokeなど日本でもアトマイザーの入手が可能で、1個単価で200円程度です。
その味はリキッドにもよるのですがドローの重さから非常に味が濃厚で、IMIST Plusの爆煙には及びませんがスターターキットとしてIMISTに並ぶ優秀な製品です。また、eGo-C Twistバッテリーを購入すれば手軽に可変電圧が楽しめるというのも人気のあるシリーズだからこその命名だと言えます。
StardustやViVi Novaの登場など、次第に一般製品にもリプレイサブルが当たり前のようになっている現在では、そのお株をVisionやSmoketechに持って行かれつつあるのも事実です。しかもこれらのリプレイサブルな製品は、いずれもちょっとした努力でコイルとウィックのリビルダブルが可能なため、スターターキットから卒業する頃にはそちらへ流れるのが普通になってきてます。
そんな中で個人的に注目したのがこのeGo-C Pillです。スターターキットの次に購入するにはちょっとDIYが細かすぎるため万人にお勧めできるMODではないのですが、器用さなら誰にも負けないよ?という方、Genesisを含めてバリバリと使用されている方でも、眠っているeGo-Cや、eCab使って、リビルダブルな環境を楽しむことができるわけです。
せっかくですのでeCabのご紹介。こちらはType-AのeGo-Cのアトマイザーをそのまま使用できる小型版のような位置づけで、電池には10440を使用します。本体は約11mmで14mmのeGo-Cとは3mmしか変わりませんが、持った感じを含めてとても細く感じます。


360mAhバッテリーなので2-3時間しか使用できませんが、ちょっとした散歩程度にはいいかも。ただしこれだけ細身で長いものを吸っている姿は女性の方が美しいかも知れませんね。
ボタンはeGoらしく5クリックの早押しで電源のON/OFF、バッテリー接続はeGo-C専用となっていますが510アダプターも発売となっているためカトマイザーなどを使用することも可能です。


■リビルダブル方法
さて、では本題のリビルダブルをやってみますね。



まずは竹ヤリのような形状のカバーを取り外します。この中にはステンレスメッシュでくるまれたファイバーウィックが入っていてカートリッジからのリキッドを伝える役割を果たす部分です。あまり力を入れすぎず左右の隙間から精密ドライバーなどでゆさぶれば簡単に外れます。
中身はあまファイバーを使ったウィックを中心にコイルが巻かれていて、両端がピンで留められているのがわかります。通常のeGo-Cの場合には、このピンにあたる部分がなく直接コイルの両端がセラミックカップの中に伸びているためコイルの交換が不可能だったわけです。

↑ノーマルeGo-Cのアトマイザー写真
写真でみるとあまりピンとこないかも知れませんが、アトマイザーヘッドの直径は約7.5mmです。つまりリビルダブルが可能になったとはいっても作業は相当細かくなり、手元を照らすライトやピンセット必須といった感じです。ええ、私の場合にはもちろん、ろうが・・・じゃなくてリーディンググラス必須です。


ピンを精密ドライバーなどで押し上げてハズします。ネジ式ではないので軽く引っかければ抜けてくれます。両方外すとコイルを引き抜くことができます。コイル幅は3.5mm程度しかありませんので、これをウィックつきで自分の巻くのはかなり困難な気もしますよね。
大丈夫です。こりゃ無理だろうという方には、すでにセットアップ済みのCopper-Nickel製のコイルも購入が可能になっています。抵抗値は表記されていませんでしたが、0.10と0.15があり、それぞれ1.8Ωと2.5Ωでしたがあくまでも目安くらいに思ってください。


コイルの両端をピン穴に差し込んで上からピンセットなどでピンを差し込めば完了です。


■いやいやそれでも俺は巻くぞの場合
先ほども書きましたが、コイル幅3.5mmくらいです。本当に巻きますか?そうですよね。位置からリビルダブルしたいしKanthalを使ってやるぞという気持ちが私もあります。というわけで無理を承知でやってみます。




1.5mmのドリルビットに34ゲージの細いKanthalワイヤーを巻き付けました。ここに1mmのファイバーを折って二重にしたワイヤーを通してみたのですが、案外苦労した割には実はできあがりがゆるゆる。結果4枚もの写真を使ったこの方法は却下(笑
で結局2mmのファイバーを半分に折らずに一度リキッドを付けて馴染ませてから通し、ワイヤーとウィックを指でステンレスメッシュを丸めるときの要領で締めてみました。どうやらよさそうな感じなのでこれでよしとします。完成したものがこれです。

まぁ初めてなのでガタガタなのは許してもらうとして、これを先ほどと同じ方法でピンで留めてしまいます。34ゲージだと思って巻きすぎたかも知れませんね、測ってみると3.0Ωでした。Strawberry Iceを入れたeGo-Cで吸ってみます。


■まとめ
吸い心地はeGo-Cそのものではありました。気持ちの中で自分で巻いたものだとわかっている分、何か美味しさや煙のクリアさを感じる気もしますが、カートリッジからくるものか、ファイバーからくるものなのか、やはり懐かしいケミカル臭が蘇ってきます。eCabのもeGo-Cに近いドローの重さがあり、煙量や味についてもほぼeGo-C互換といったイメージです。ややスロートヒットが弱いように感じましたが、これは3.0Ωで巻いてしまった状態によるものですので、2.0Ω付近で巻いていれば充分使用に耐えうるリビルダブルなのではないかと思います。
気になるお値段ですが、リビルダブルなアトマイザーヘッドが17.84ユーロ、セットアップ済みのコイルが0.90ユーロとリーズナブルな設定です。話のネタに、これからの秋の夜長に虫の声を聞きながらリビルダブルなんていかがですか?


購入先:http://vapo.ro/ eGo-C Pill / セットアップ済みコイル / eCab (Heavens Gift)
そうそうかなり高い確率でピンをすっ飛ばしてなくしてしまうはずなので予備を購入しておくことをオススメします。