Griffine Genesisアトマイザータンク

DIDは一般のWebサイトで購入できることで人気のGenesisとなりましたが、Mini DIDに引き続きGeminiとシリーズも好調です。私の周りでも何人かの方がMini DIDを購入して楽しんでいます。そんな中、Chiniese DIDと呼ばれるほぼコピー品が出回っている情報もあり、共同購入などに乗っかってはみましたが、すでにWebサイトでも販売が開始されているのを発見。
製品名は『Griffine』、米国のWebサイトより購入が可能です。
さてさて、その性能やいかに?
■基本情報
『Griffine』はメタル製のドリップチップ込みのGenesisフルセットなタンクアトマイザーです。キリッドの触れるタンク部やキャップなどのパーツはすべてステンレス製、センターポールなど他の材質は不明ですが、製品紹介では一部カッパー、ブラスが用いられているようです。
寸法は高さ54mm、外径16mmでeGoバッテリーの14mmよりやや太めの設計です。比較にmini DIDと並べてみると全体的に一回り大きいのが分かります。



本体の構造は見れば見るほど似ていますが、その実アトマイザー部分の作りに差が出ています。面積は広いにも関わらずメッシュ穴の大きさがminiDIDよりも小さく恐らく2.5mm、ネガティブ電極までの距離も極端に大きくなっています。これはホットスポットの発生と煙量を考慮すると、コピーしただけというやや勉強不足を感じます。
接続は標準的な510規格で特別なことはありませんが、センターポールの上下に用いられている絶縁体のシリコンが柔らかすぎるため耐久性に不安が残ります。
重量はmini DIDの28.7gに対して、Griffineは約10g重たい39.7gです。eGoバッテリーにはバランス的に装着すべきではないですが、ProVariでは特に上部が重たいと感じる重さではありませんでした。


miniDIDとの比較では、タンク、キャップともにステンレスの仕上げは悪くなく、ただしそれ以外のパーツについて少し雑な仕上げが見られます。そもそも価格が相当安いという時点でそこまでの期待はしていませんでしたので、それを差し引いて考えれば非常に優れているとコピー品だと思います。
■組み立て

パーツをばらして並べている図は、まさにDIDと見間違えるほど構造が同じです。まずはバッテリー接続部センタポールのカバーをねじ込みます。カバーのネジ部にはmini DID同様にオーリングが装着されていて、これでタンクからの漏れを防いでいます。
次に下からシリコンとセンタポールを差し込んめば半分完成です。


ここでタンクカバーを取り付けますが、使用されているオーリングがやや細いためタンクの固定が弱いように感じます。ただし上下でタンクを挟み込む状態で固定されるので漏れ以外は心配なさそうです。フルタンクを吸いきった段階ですが、特に心配していた漏れなどは一切ありませんでした。


アトマイザー部です。よく見るとキャップ側のスレッドに細いオーリングがついています。これはエアホール一調整のためにあるようで、mini DIDの場合には締めれば必ずエアホールがウィック前にくるのですが、Griffineでは毎回ウィック位置を確認してキャップを閉じ、閉じきる前にちょうどいいところで止めるという方法になります。キャップがゆるゆるなのが許せない方には向きません。Mini DIDがピッタリと正確なのと対照的に感じてしまう部分ではあります。



組み立て後、改めてアトマイザー部分を見ると、センターが指で閉められるようカットされたナットが使用されていますが、ネガティブ電極側とリキッド注入用の穴にはめられたネジはアレンレンチを必要としているため、やや意図が混乱しているように見受けられます。これに近いのがGenesisのCobraアトマイザーです。
これで本体の組み立ては完了です。
■セットアップ
今日は最近流行るかもしれないと思っている500スレッドカウントのメッシュを使ってみます。そもそもステンレスメッシュは編み込まれたスレッド間の孔の数が多ければ多いほど水分を吸い上げる速度が速くなるはずですので、このところPGでもVGでも構わず#400で済ませてきました。#500のワイヤー径は#400と同じですので孔の大きさがより小さく数が多いので、リキッドの供給にはピッタリだと思っています。そのうち実験してみようと思うのですが、実はVG100%でも#500の方が向いていると信じています。


4/5巻きで2.0Ω。久々に一発でドンピシャなセットアップができました。ホットスポットのかけらも発生しないのは単に運かも知れませぬ。
吸い心地はいうと、セットアップがうまくいったときのMini DIDと比較して、8~9割がたの煙量は出ていると思います。ただしエアホールの微妙な調整は必要なのと、mini DIDのようにキャップ内部にフタに近い構造となっていないためかなと思います。また、その分、発生した蒸気の味の濃さに違いが出るかもと思いましたが、実際にはそれほど薄さを感じることはありませんでした。つまり基本的に上質な吸い心地を得ることが出来またということです。

■まとめ
mini DIDとの比較では、圧倒的に品質の高さやクリアタンクをオプション購入できるなど太刀打ちはできません。また全体的な仕上げ品質やアトマイザーの設計、何よりシリコンパーツの柔らかさがスペアパーツを購入できないことを考えると不安でなりません。
ただし、これらを差し引いてもmini DIDの87ユーロに対してドリップチップ込みで$25という価格設定が最大の魅力です。より高い品質を求めるならmini DIDを。2本目やまだ持っていないのでGenesisを試したとかであれば『Griffine』という選択肢はまんざらではないかと思います。



購入先:DiscountVapers Griffin - Rebuildable Atomizer Tank $24.99
『Griffine』はメタル製のドリップチップ込みのGenesisフルセットなタンクアトマイザーです。キリッドの触れるタンク部やキャップなどのパーツはすべてステンレス製、センターポールなど他の材質は不明ですが、製品紹介では一部カッパー、ブラスが用いられているようです。
寸法は高さ54mm、外径16mmでeGoバッテリーの14mmよりやや太めの設計です。比較にmini DIDと並べてみると全体的に一回り大きいのが分かります。



本体の構造は見れば見るほど似ていますが、その実アトマイザー部分の作りに差が出ています。面積は広いにも関わらずメッシュ穴の大きさがminiDIDよりも小さく恐らく2.5mm、ネガティブ電極までの距離も極端に大きくなっています。これはホットスポットの発生と煙量を考慮すると、コピーしただけというやや勉強不足を感じます。
接続は標準的な510規格で特別なことはありませんが、センターポールの上下に用いられている絶縁体のシリコンが柔らかすぎるため耐久性に不安が残ります。
重量はmini DIDの28.7gに対して、Griffineは約10g重たい39.7gです。eGoバッテリーにはバランス的に装着すべきではないですが、ProVariでは特に上部が重たいと感じる重さではありませんでした。


miniDIDとの比較では、タンク、キャップともにステンレスの仕上げは悪くなく、ただしそれ以外のパーツについて少し雑な仕上げが見られます。そもそも価格が相当安いという時点でそこまでの期待はしていませんでしたので、それを差し引いて考えれば非常に優れているとコピー品だと思います。
■組み立て

パーツをばらして並べている図は、まさにDIDと見間違えるほど構造が同じです。まずはバッテリー接続部センタポールのカバーをねじ込みます。カバーのネジ部にはmini DID同様にオーリングが装着されていて、これでタンクからの漏れを防いでいます。
次に下からシリコンとセンタポールを差し込んめば半分完成です。


ここでタンクカバーを取り付けますが、使用されているオーリングがやや細いためタンクの固定が弱いように感じます。ただし上下でタンクを挟み込む状態で固定されるので漏れ以外は心配なさそうです。フルタンクを吸いきった段階ですが、特に心配していた漏れなどは一切ありませんでした。


アトマイザー部です。よく見るとキャップ側のスレッドに細いオーリングがついています。これはエアホール一調整のためにあるようで、mini DIDの場合には締めれば必ずエアホールがウィック前にくるのですが、Griffineでは毎回ウィック位置を確認してキャップを閉じ、閉じきる前にちょうどいいところで止めるという方法になります。キャップがゆるゆるなのが許せない方には向きません。Mini DIDがピッタリと正確なのと対照的に感じてしまう部分ではあります。



組み立て後、改めてアトマイザー部分を見ると、センターが指で閉められるようカットされたナットが使用されていますが、ネガティブ電極側とリキッド注入用の穴にはめられたネジはアレンレンチを必要としているため、やや意図が混乱しているように見受けられます。これに近いのがGenesisのCobraアトマイザーです。
これで本体の組み立ては完了です。
■セットアップ
今日は最近流行るかもしれないと思っている500スレッドカウントのメッシュを使ってみます。そもそもステンレスメッシュは編み込まれたスレッド間の孔の数が多ければ多いほど水分を吸い上げる速度が速くなるはずですので、このところPGでもVGでも構わず#400で済ませてきました。#500のワイヤー径は#400と同じですので孔の大きさがより小さく数が多いので、リキッドの供給にはピッタリだと思っています。そのうち実験してみようと思うのですが、実はVG100%でも#500の方が向いていると信じています。


4/5巻きで2.0Ω。久々に一発でドンピシャなセットアップができました。ホットスポットのかけらも発生しないのは単に運かも知れませぬ。
吸い心地はいうと、セットアップがうまくいったときのMini DIDと比較して、8~9割がたの煙量は出ていると思います。ただしエアホールの微妙な調整は必要なのと、mini DIDのようにキャップ内部にフタに近い構造となっていないためかなと思います。また、その分、発生した蒸気の味の濃さに違いが出るかもと思いましたが、実際にはそれほど薄さを感じることはありませんでした。つまり基本的に上質な吸い心地を得ることが出来またということです。

■まとめ
mini DIDとの比較では、圧倒的に品質の高さやクリアタンクをオプション購入できるなど太刀打ちはできません。また全体的な仕上げ品質やアトマイザーの設計、何よりシリコンパーツの柔らかさがスペアパーツを購入できないことを考えると不安でなりません。
ただし、これらを差し引いてもmini DIDの87ユーロに対してドリップチップ込みで$25という価格設定が最大の魅力です。より高い品質を求めるならmini DIDを。2本目やまだ持っていないのでGenesisを試したとかであれば『Griffine』という選択肢はまんざらではないかと思います。



購入先:DiscountVapers Griffin - Rebuildable Atomizer Tank $24.99