Kanger Square S1バッテリーキット

日本でも「水平さん」と呼ばれるボトムコイルのカトマイザーで有名なKangerですが、世界中でもカトマイザーメーカーとして名前が通っています。微妙にクリアマイザーなども出していたのですが、ここに来ていくつかの新製品を出し始めています。その中でやや唐突に出てきたのがSquare S1になります。
『Kanger Square S1バッテリーキット』は、Kanger規格のS1接続を持つバッテリーとクリアマイザーのキット。なぜここに来て独自規格なのかは謎ですが、InnokinのiTasteも独自規格を持ち込みつつも510アダプターを出すなど市場性には対応しています。恐らく「S1」も同様の道を辿らざるを得ないとは思うのですが、現在のところはアルファ版ということもあり特にアダプターは用意されていません。今後どのように改良されるかはKanger次第です。
■基本機能など



キットにはバッテリー2本+クリアマイザー2本、専用USB充電器+ACアダプター、交換用コイルヘッド5個が付属してなかなかの充実ぶり。製品になったときに内容が同じになのかは不明ですが価格が$30ドル台とスターターキットとしてはかなりお手頃です。ツヤのあるホワイトとブラック、そしてツヤ消しブラックの3種類が用意されています。(キット内は同色2本)
材質は不明ですがクリアマイザーはアクリル、バッテリーもプラスチックにメタル塗装をしているように見えます。仕上がりは決して品質が低いことはなく、持った感じもなかなかエレガントなフィニッシュです。好みにもよりますが製品名どおりにスクエアなボディはフタ付のクリアマイザーとの一体感もあって、ポケットに忍ばせておくにはちょうどよい感じ。重さはバッテリーのみで25.5g、クリアマイザーを入れても37gと軽量です。


Kanger S1バッテリーの仕様は
容量:650mAh
高さ:7.25cm
幅 :13.75mm
重さ:25.5g
主電源が少しおしゃれな通電ボタンの5クリックでON/OFF可能なマニュアルバッテリーです。独自規格のコネクターですので、もちろん充電には専用の充電器を使用する必要があります。電圧出力はフル充電時で3.7V、10秒カットオフと過充電保護機能が含まれています。
同じ650mAhのJoytech製eGoバッテリーの重量よりわずかに3g程度軽いという結果、長さではeGoアダプター分の差がついている程度です。

クリアマイザーは1.6ml容量でトップコイルは流行りの交換可能なタイプ。別売りのKanger T2 eGoクリアマイザーと互換性がありヘッドごと交換する形になっています。他のバリエーションが存在するのかは不明ですがコイルは2.5Ωが付属しています。
特徴的なのはスクエアなところではありますが、バッテリー接続部とクリアマイザーのボトムがそれぞれ透明パーツになっていて、通電時にLEDボタンの光源がタンクへ届くようになっています。チープに感じるかどうかは趣味の問題だと思いますが、特に派手ではなく淡い光ですので暗い場所でなければ気づかない控えめな感じです。


フタとマウスピースを回して外すとリキッドの補充が簡単にできるようになっています。ヘッドは上に飛び出している部分を回せばネジ式ですので簡単に取り外すことが可能です。もしやと思ってパーツを分解してみましたが、残念ながらコイル部分を自分で巻き直すことは無理な構造でした。



全体的な仕上がりもデザインも非常に好みには合っているのですが、リプレイサブルなタンクには必ずといっていいほど印刷されている容量の目盛りが存在します。誰得なのかがまったくわかりませんが、デザインを重視しているならば消して欲しかったなぁと思います。
■吸い心地など
煙量の多いStardustという表現でいいでしょうか。煙量はIMIST Plusと同様に爆煙なのですが、Stardustのようにやや味が飛ぶ傾向があります。またKangerお得意のボトムコイルとは異なりトップに近い位置にコイルが存在するため、煙温度が低すぎることもなく快適に吸うことが出来ました。この味の飛びがなければかなり高い評価になると思うのですが、Mini Vivi Nova以下、煙という点においてはStardustより上の位置づけと評価します。
デザイン面が優れている部分はプラスにはなりますが、専用規格のコネクターはどうしても手を出しにくい点でマイナス。軽量性とフタがついていることを考えると持ち歩くには悪くないとは個人的には思いました。5ドル上がってもいいのでUSB充電器が2つバンドルされているとベストですが、1つしかないとやはり使わなくなってしまうような気がします。
リキッドの残りがタンクの半分を切るとウィック性能が落ちるのは類似品と同様によくあることですが、交換用ヘッドについているウィックの長さがやや短いため、リキッドで濡れるとタンクの内側にへばりついてしまい、結果タンクのちょうど真ん中あたりまでしかウィックが降りていません。それでも吸うときの傾きで実質問題は大きくないのですが、コイルの巻き直しができないためウィック交換もできないジレンマは起きそうです。
一部改良が望まれますが製品版でどうなるのか次第では、人と異なるモノを持つという意味でダークホース的な存在になるかも知れません。






キットにはバッテリー2本+クリアマイザー2本、専用USB充電器+ACアダプター、交換用コイルヘッド5個が付属してなかなかの充実ぶり。製品になったときに内容が同じになのかは不明ですが価格が$30ドル台とスターターキットとしてはかなりお手頃です。ツヤのあるホワイトとブラック、そしてツヤ消しブラックの3種類が用意されています。(キット内は同色2本)
材質は不明ですがクリアマイザーはアクリル、バッテリーもプラスチックにメタル塗装をしているように見えます。仕上がりは決して品質が低いことはなく、持った感じもなかなかエレガントなフィニッシュです。好みにもよりますが製品名どおりにスクエアなボディはフタ付のクリアマイザーとの一体感もあって、ポケットに忍ばせておくにはちょうどよい感じ。重さはバッテリーのみで25.5g、クリアマイザーを入れても37gと軽量です。


Kanger S1バッテリーの仕様は
容量:650mAh
高さ:7.25cm
幅 :13.75mm
重さ:25.5g
主電源が少しおしゃれな通電ボタンの5クリックでON/OFF可能なマニュアルバッテリーです。独自規格のコネクターですので、もちろん充電には専用の充電器を使用する必要があります。電圧出力はフル充電時で3.7V、10秒カットオフと過充電保護機能が含まれています。
同じ650mAhのJoytech製eGoバッテリーの重量よりわずかに3g程度軽いという結果、長さではeGoアダプター分の差がついている程度です。

クリアマイザーは1.6ml容量でトップコイルは流行りの交換可能なタイプ。別売りのKanger T2 eGoクリアマイザーと互換性がありヘッドごと交換する形になっています。他のバリエーションが存在するのかは不明ですがコイルは2.5Ωが付属しています。
特徴的なのはスクエアなところではありますが、バッテリー接続部とクリアマイザーのボトムがそれぞれ透明パーツになっていて、通電時にLEDボタンの光源がタンクへ届くようになっています。チープに感じるかどうかは趣味の問題だと思いますが、特に派手ではなく淡い光ですので暗い場所でなければ気づかない控えめな感じです。


フタとマウスピースを回して外すとリキッドの補充が簡単にできるようになっています。ヘッドは上に飛び出している部分を回せばネジ式ですので簡単に取り外すことが可能です。もしやと思ってパーツを分解してみましたが、残念ながらコイル部分を自分で巻き直すことは無理な構造でした。



全体的な仕上がりもデザインも非常に好みには合っているのですが、リプレイサブルなタンクには必ずといっていいほど印刷されている容量の目盛りが存在します。誰得なのかがまったくわかりませんが、デザインを重視しているならば消して欲しかったなぁと思います。
■吸い心地など
煙量の多いStardustという表現でいいでしょうか。煙量はIMIST Plusと同様に爆煙なのですが、Stardustのようにやや味が飛ぶ傾向があります。またKangerお得意のボトムコイルとは異なりトップに近い位置にコイルが存在するため、煙温度が低すぎることもなく快適に吸うことが出来ました。この味の飛びがなければかなり高い評価になると思うのですが、Mini Vivi Nova以下、煙という点においてはStardustより上の位置づけと評価します。
デザイン面が優れている部分はプラスにはなりますが、専用規格のコネクターはどうしても手を出しにくい点でマイナス。軽量性とフタがついていることを考えると持ち歩くには悪くないとは個人的には思いました。5ドル上がってもいいのでUSB充電器が2つバンドルされているとベストですが、1つしかないとやはり使わなくなってしまうような気がします。
リキッドの残りがタンクの半分を切るとウィック性能が落ちるのは類似品と同様によくあることですが、交換用ヘッドについているウィックの長さがやや短いため、リキッドで濡れるとタンクの内側にへばりついてしまい、結果タンクのちょうど真ん中あたりまでしかウィックが降りていません。それでも吸うときの傾きで実質問題は大きくないのですが、コイルの巻き直しができないためウィック交換もできないジレンマは起きそうです。
一部改良が望まれますが製品版でどうなるのか次第では、人と異なるモノを持つという意味でダークホース的な存在になるかも知れません。


