Gabisisセットアップ詳細版

今回はレビューではなく、初めてのGenesisが『Gabisis』だぜ!という方のため、リビルダブル方法について解説したいと思います。
なお、Gabisisのセットアップ方法への質問やテクニック情報交換用に、JPVapersにスレッドを立てました。ご質問などはそちらへどうぞ~。
■メッシュとワイヤーの入手
電子タバコで使われるステンレスメッシュは#325、#400、#500という番号が付けられていますが、これは1インチ辺りのメッシュ本数を表しています。すなわち500番が一番細かいということになります。
リキッドによって例えば粘度の高いVG100%の場合には#325、PGなら#425を使うというのが通説になっているのですが、実はこれが都市伝説で、実際には目が細かければ細かいほどよいと思っていいです。VG100% をあまり吸わない私としては常に#400だったため気づかなかったんですが、今は#500を使うようになって不便は感じていません。
実際に吸い上げる実験をされた方もいるようなので詳しくはECFのスレッドで。

次にカンタル線について。カンタルとニクロム線の違いは合金成分がアルミ+鉄のカンタル、ニッケルのニクロムという部分です。耐熱温度の差はあるのですが電子タバコのアトマイザーでそこまで高い温度になるものではないので、あまり気にしなくてよいかと思います。
大きく異なるのはその耐久寿命です。カンタル線の寿命はニクロムの3~4倍と言われ、1000度を超える環境で3000時間にも耐えるとのこと。まぁこれもすぐ巻き直しちゃうんだよねというGenesis環境ではあまり影響はないかも知れません。
また味の面でカンタルの方がクリアであるという意見をECFでは目にします。金属臭が少ないということなのですが、これは実感として思ったことはこれまでないです。というのもニクロムとカンタルが目の前にあれば、どうしてもカンタルに手が伸びてしまうため分からないという…。気分の問題でA-1にしている感じでしょうか。
最後にカンタルのグレードについて
Kanthal A-1
Kanthal A
Kanthal D
この3つが存在します。それぞれアルミと鉄の含有量の差なのですが、耐熱度がやや異なるだけで抵抗値にはほぼ影響がありません。また同じ太さのニクロムでもその差はほぼないという結果です。(対比表)
カンタルが手に入りやすいのであればそれを、もしニクロムなら国内で手に入るということであればそれで構わないかと思います。太さについては定番は32ゲージ(0.2mm)、私のオススメはやや太く抵抗値の低い30ゲージになりますが、そのときの気分で28、30、32、33、34ゲージを使い分けています。
#500メッシュ購入先: The Mesh Company / Cloud 9 Vaping
Kanthal購入先: Silicawicks.com / eBayで検索
Googleなどで検索すればもっと出てくると思いますので、買いやすいところでどうぞです。
メッシュ価格は1枚A4サイズで1000円~1300円程度なので25メッシュ作れるとして@50円くらいでしょうか。またワイヤーは30メートルで1200円ですので10cmづつ使っても単価は@4円くらいになるかと思います。
■セットアップ
代表的な巻き方は3種類ありますが、初心者へオススメなのがJF方式とPK方式を混ぜた以下の方法です。Genesis巻きの基本についてはこちらを参照してください。
用意するのもの
・2.5mmのドリルビット(ウィック穴にサイズがよい固いものなら何でも構いません)
・ハサミ
・ペンチ・ピンセット
・ペーパークリップ
・クッキングバナー(なければガスレンジ)
・ライター
・PG(あるいはお使いのリキッド、VGでも可)
手順を簡単に説明しますと
メッシュを準備
↓
ワイヤーを準備
↓
合せて完了
となります。

メッシュは厚みによって幅の調整が必要ですが、厚いモノであれば30mm程度、薄いものであれば40mm程度にしてください。高さは35mmとします。これをバナーで焼きますが、酸化させることで被膜がステンレスの伝導性を止めるという作用です。ですので片面10秒程度を両面、最低3回くらいは焼いてください。
また、気のせいかも知れませんがメッシュには方向があるような気がします。写真では見にくいかも知れませんが、水平か垂直の方向へ編んでいるメッシュのラインが走っています。これをメッシュの縦として巻く方がシアワセなんじゃないかと信じています。
またハサミで切るときに、真新しいメッシュの角を使うときには2面が直線ではありますが空輸を経て届いたものですので、ヘッジがラフになっていると思います。つまりヒゲのように細いステンレスが飛び出しているなどがあると、それがショートの原因になりかねないので、エッジをハサミで切り落とすようにしてください。
なおバーナーの代わりは温度的にライターではできませんので、手持ちにない場合にはガスレンジの炎を使ってください。メッシュを焼くのはブルーフレーム、PGを焼き付けるのはオレンジフレームという使い分けです。
ちなみに私の使っているバーナーはプリンスという会社のものです。特に買うときにこだわる必要はないと思いますが、温度が1000度を超えるもの、両手を離しても火が出せるものを選ぶと便利です。
焼いているときに、エッジでひときわ光る細い線が飛び出していることがあるので、この時点でハサミを使って切り落としておきます。充分にやいたら今度は巻いていきます。



ちなみに今回のセットアップ方法は、本来メッシュを焼かないPK方式を、わざわざメッシュを焼いて組むという方法ですので、これであれば焼きが足りなかったり、ショート原因があっても実は大丈夫な可能性も多々あります。つまり、Genesis初心者には優しい方法だと思っていますが、実は私もこのセットアップ方法が一番多いです。
では、ペーパークリップをまっすぐに伸ばして巻いていきます。


ペーパークリップは手である程度のばしてから、ペンチなどでまっすぐにするとやりやすいです。これにメッシュを巻いていくわけですが、一度焼いているメッシュは素直に巻かれてくれると思います。やや強めに巻いてもいいのですが、それは仕上がりの太さが2.5mm程度になるように調整しつつなのでカンを頼りにお願いします。何度もグリグリしているとこなれてきますので、良さそうなところでクリップを抜いてください。
またメッシュの中心には、クリップ1本分くらいの中空が上から下まで直線で通っているのが理想です。クリップを外すと結果的にやや大きめの穴が残ってしまうかも知れませんが、穴が塞がっているよりは全然マシです。なお、クリップではなくより細いものを使って巻くことももちろん可能ですので、ちょうどよいものが見つかった場合には他にも試してみてください。
次にメッシュにPGを充分含ませてからライターで着火します。これは目に詰まったゴミを飛ばす役目と、皮膜を再度掛けておく意味合いです。こちらは酸化皮膜ではなくPGの燃えかすによるススという意味です。PGを充分浸したらピンセットなどで持ち上げてメッシュの両側に火を付けます。
パチパチと音がして5-10秒ほどで火が消えますので、これを3回繰り返してください。PGが手元にない場合には使っているリキッドでも構いません。これを終えればメッシュは完成です。再度ウィック穴とのサイズ加減をチェックしておいてください。ギリギリではなくやや隙間が見えているくらいがベストです。


ワイヤーをセットアップする前に、Gabisis側を少しだけいじります。通常、Gabisisを組み立てた時点では下の写真のようになっていると思いますが、マイナス電極とプラス電極の距離は10mmあります。今回の方式で巻く場合には、そこまでの距離が必要ないため特に32ゲージ(0.2mm)のワイヤーを使う場合には、スペアで付属しているナットをマイナス電極に足してください。これで距離が8mm弱にすることができます。


ドリルビットへの巻き方はメッシュと同様ですが、めいっぱいの力で巻いてコイルの曲がりクセをつけるようにしてください。30ゲージなどさらに太いワイヤーを使えば形がつきやすいのですが、32ゲージではやや形がつくという程度にしかなりません。巻き終わったら指でさらにグリグリしてあげましょう。ワイヤーの巻き間隔は1ミリ程度と結構狭い形で構いません。
ドリルビットごとウィック穴に通して電極にワイヤーを固定します。このとき、ワイヤーを引っ張らないようにしてください。ワイヤーの張りがきついとホットスポット化します。電極のネジを回すことでもワイヤーが引っ張られるので、その分を計算してきつくならないようにするのがコツです。またひっぱりすぎるとドリルビットを抜いたときにワイヤーの形が変形してしまうことがあります。
プラス側の電極へは距離が少し遠いと思いますので、スプリングを伸ばすようなイメージで全体を少し伸ばしながら各ワイヤー間が均等になるようにします。上下を締めたらドリルビットがスルっと抜けるかどうかを確認してください。もしどこかに張力が掛かっている場合には抜けにくくなっていると思います。その場合は電極をややゆるめて調整します。うまくいけば下の写真のようになります。



この状態で一度バッテリーをつなげて通電しておきます。もし可変電圧バッテリーを持っているなら3V程度、メカニカルなバッテリーMODなら残量が少ないバッテリーを使うことでワイヤーが焼き切れるのを防ぐことができます。ただし、メッシュをまださしていないので、この時点でショートすることは考えられませんので、あまり気にせずとも大丈夫です。2,3回通電すれば、ワイヤーをライターであぶるのと同様の効果があります。可能ならΩチェックをして準備完了です。

最後にセットアップの終わっているウィックをワイヤーの中心に差し込みます。少し回しながらやると入り安いかもです。
もしこのあとでホットスポットやバッテリーエラーが出る場合には、メッシュの絶縁がうまくいってない可能性がありますので、ウィックを取り出してからバーナーでワイヤーが接触するエリア、ウィック穴に触れるエリアを10秒ほど焼きます。また、ウィックを差し込んだときにタンクの底に当たる部分でショートする可能性があるので、ウィックを差し込んだときにやや浮かせておくようにするといいです。



通電確認をしてホットスポットが出ていないことを確認してください。恐らくΩ値は2.0~2.5程度になっていると思われます。
最後にキャップをはめるときは、エアホールがウィックの正面に来るようにはめることが重要です。これを忘れずに行ってください。タンクの表からもウィックの位置は確認できると思いますので、その上にエアホールが来ればOKです。これだけで煙量と味が大きくことなります。
以上でGabisisのセットアップは完了です。タンクを満たせば半日~1日程度リキッドももってくれると思います。ワイヤーもメッシュの新品でもある程度クリアな味が出ていると思いますが、半日経っても美味しくならない、あるいは金属臭や辛みが止まらない場合は、以下を疑ってみてください。
ウィックの供給不足 … ウィック量が多すぎ、焼きすぎ、あるいはセンターの穴つぶれ
ホットスポット … メッシュの絶縁ができていない、ワイヤーの張りすぎ、タンク底の接触
誰でも最初はうまくいかない傾向にあります。10本くらいは無駄にするつもりで試行錯誤を繰り返してみるのが最後は勝利につながります。どうかあきらめず、美味しいGenesisライフを満喫してくださいね!
電子タバコで使われるステンレスメッシュは#325、#400、#500という番号が付けられていますが、これは1インチ辺りのメッシュ本数を表しています。すなわち500番が一番細かいということになります。
リキッドによって例えば粘度の高いVG100%の場合には#325、PGなら#425を使うというのが通説になっているのですが、実はこれが都市伝説で、実際には目が細かければ細かいほどよいと思っていいです。VG100% をあまり吸わない私としては常に#400だったため気づかなかったんですが、今は#500を使うようになって不便は感じていません。
実際に吸い上げる実験をされた方もいるようなので詳しくはECFのスレッドで。

次にカンタル線について。カンタルとニクロム線の違いは合金成分がアルミ+鉄のカンタル、ニッケルのニクロムという部分です。耐熱温度の差はあるのですが電子タバコのアトマイザーでそこまで高い温度になるものではないので、あまり気にしなくてよいかと思います。
大きく異なるのはその耐久寿命です。カンタル線の寿命はニクロムの3~4倍と言われ、1000度を超える環境で3000時間にも耐えるとのこと。まぁこれもすぐ巻き直しちゃうんだよねというGenesis環境ではあまり影響はないかも知れません。
また味の面でカンタルの方がクリアであるという意見をECFでは目にします。金属臭が少ないということなのですが、これは実感として思ったことはこれまでないです。というのもニクロムとカンタルが目の前にあれば、どうしてもカンタルに手が伸びてしまうため分からないという…。気分の問題でA-1にしている感じでしょうか。
最後にカンタルのグレードについて
Kanthal A-1
Kanthal A
Kanthal D
この3つが存在します。それぞれアルミと鉄の含有量の差なのですが、耐熱度がやや異なるだけで抵抗値にはほぼ影響がありません。また同じ太さのニクロムでもその差はほぼないという結果です。(対比表)
カンタルが手に入りやすいのであればそれを、もしニクロムなら国内で手に入るということであればそれで構わないかと思います。太さについては定番は32ゲージ(0.2mm)、私のオススメはやや太く抵抗値の低い30ゲージになりますが、そのときの気分で28、30、32、33、34ゲージを使い分けています。
#500メッシュ購入先: The Mesh Company / Cloud 9 Vaping
Kanthal購入先: Silicawicks.com / eBayで検索
Googleなどで検索すればもっと出てくると思いますので、買いやすいところでどうぞです。
メッシュ価格は1枚A4サイズで1000円~1300円程度なので25メッシュ作れるとして@50円くらいでしょうか。またワイヤーは30メートルで1200円ですので10cmづつ使っても単価は@4円くらいになるかと思います。
■セットアップ
代表的な巻き方は3種類ありますが、初心者へオススメなのがJF方式とPK方式を混ぜた以下の方法です。Genesis巻きの基本についてはこちらを参照してください。
用意するのもの
・2.5mmのドリルビット(ウィック穴にサイズがよい固いものなら何でも構いません)
・ハサミ
・ペンチ・ピンセット
・ペーパークリップ
・クッキングバナー(なければガスレンジ)
・ライター
・PG(あるいはお使いのリキッド、VGでも可)
手順を簡単に説明しますと
メッシュを準備
↓
ワイヤーを準備
↓
合せて完了
となります。

メッシュは厚みによって幅の調整が必要ですが、厚いモノであれば30mm程度、薄いものであれば40mm程度にしてください。高さは35mmとします。これをバナーで焼きますが、酸化させることで被膜がステンレスの伝導性を止めるという作用です。ですので片面10秒程度を両面、最低3回くらいは焼いてください。
また、気のせいかも知れませんがメッシュには方向があるような気がします。写真では見にくいかも知れませんが、水平か垂直の方向へ編んでいるメッシュのラインが走っています。これをメッシュの縦として巻く方がシアワセなんじゃないかと信じています。
またハサミで切るときに、真新しいメッシュの角を使うときには2面が直線ではありますが空輸を経て届いたものですので、ヘッジがラフになっていると思います。つまりヒゲのように細いステンレスが飛び出しているなどがあると、それがショートの原因になりかねないので、エッジをハサミで切り落とすようにしてください。
なおバーナーの代わりは温度的にライターではできませんので、手持ちにない場合にはガスレンジの炎を使ってください。メッシュを焼くのはブルーフレーム、PGを焼き付けるのはオレンジフレームという使い分けです。
ちなみに私の使っているバーナーはプリンスという会社のものです。特に買うときにこだわる必要はないと思いますが、温度が1000度を超えるもの、両手を離しても火が出せるものを選ぶと便利です。
焼いているときに、エッジでひときわ光る細い線が飛び出していることがあるので、この時点でハサミを使って切り落としておきます。充分にやいたら今度は巻いていきます。



ちなみに今回のセットアップ方法は、本来メッシュを焼かないPK方式を、わざわざメッシュを焼いて組むという方法ですので、これであれば焼きが足りなかったり、ショート原因があっても実は大丈夫な可能性も多々あります。つまり、Genesis初心者には優しい方法だと思っていますが、実は私もこのセットアップ方法が一番多いです。
では、ペーパークリップをまっすぐに伸ばして巻いていきます。


ペーパークリップは手である程度のばしてから、ペンチなどでまっすぐにするとやりやすいです。これにメッシュを巻いていくわけですが、一度焼いているメッシュは素直に巻かれてくれると思います。やや強めに巻いてもいいのですが、それは仕上がりの太さが2.5mm程度になるように調整しつつなのでカンを頼りにお願いします。何度もグリグリしているとこなれてきますので、良さそうなところでクリップを抜いてください。
またメッシュの中心には、クリップ1本分くらいの中空が上から下まで直線で通っているのが理想です。クリップを外すと結果的にやや大きめの穴が残ってしまうかも知れませんが、穴が塞がっているよりは全然マシです。なお、クリップではなくより細いものを使って巻くことももちろん可能ですので、ちょうどよいものが見つかった場合には他にも試してみてください。
次にメッシュにPGを充分含ませてからライターで着火します。これは目に詰まったゴミを飛ばす役目と、皮膜を再度掛けておく意味合いです。こちらは酸化皮膜ではなくPGの燃えかすによるススという意味です。PGを充分浸したらピンセットなどで持ち上げてメッシュの両側に火を付けます。
パチパチと音がして5-10秒ほどで火が消えますので、これを3回繰り返してください。PGが手元にない場合には使っているリキッドでも構いません。これを終えればメッシュは完成です。再度ウィック穴とのサイズ加減をチェックしておいてください。ギリギリではなくやや隙間が見えているくらいがベストです。


ワイヤーをセットアップする前に、Gabisis側を少しだけいじります。通常、Gabisisを組み立てた時点では下の写真のようになっていると思いますが、マイナス電極とプラス電極の距離は10mmあります。今回の方式で巻く場合には、そこまでの距離が必要ないため特に32ゲージ(0.2mm)のワイヤーを使う場合には、スペアで付属しているナットをマイナス電極に足してください。これで距離が8mm弱にすることができます。


ドリルビットへの巻き方はメッシュと同様ですが、めいっぱいの力で巻いてコイルの曲がりクセをつけるようにしてください。30ゲージなどさらに太いワイヤーを使えば形がつきやすいのですが、32ゲージではやや形がつくという程度にしかなりません。巻き終わったら指でさらにグリグリしてあげましょう。ワイヤーの巻き間隔は1ミリ程度と結構狭い形で構いません。
ドリルビットごとウィック穴に通して電極にワイヤーを固定します。このとき、ワイヤーを引っ張らないようにしてください。ワイヤーの張りがきついとホットスポット化します。電極のネジを回すことでもワイヤーが引っ張られるので、その分を計算してきつくならないようにするのがコツです。またひっぱりすぎるとドリルビットを抜いたときにワイヤーの形が変形してしまうことがあります。
プラス側の電極へは距離が少し遠いと思いますので、スプリングを伸ばすようなイメージで全体を少し伸ばしながら各ワイヤー間が均等になるようにします。上下を締めたらドリルビットがスルっと抜けるかどうかを確認してください。もしどこかに張力が掛かっている場合には抜けにくくなっていると思います。その場合は電極をややゆるめて調整します。うまくいけば下の写真のようになります。



この状態で一度バッテリーをつなげて通電しておきます。もし可変電圧バッテリーを持っているなら3V程度、メカニカルなバッテリーMODなら残量が少ないバッテリーを使うことでワイヤーが焼き切れるのを防ぐことができます。ただし、メッシュをまださしていないので、この時点でショートすることは考えられませんので、あまり気にせずとも大丈夫です。2,3回通電すれば、ワイヤーをライターであぶるのと同様の効果があります。可能ならΩチェックをして準備完了です。

最後にセットアップの終わっているウィックをワイヤーの中心に差し込みます。少し回しながらやると入り安いかもです。
もしこのあとでホットスポットやバッテリーエラーが出る場合には、メッシュの絶縁がうまくいってない可能性がありますので、ウィックを取り出してからバーナーでワイヤーが接触するエリア、ウィック穴に触れるエリアを10秒ほど焼きます。また、ウィックを差し込んだときにタンクの底に当たる部分でショートする可能性があるので、ウィックを差し込んだときにやや浮かせておくようにするといいです。



通電確認をしてホットスポットが出ていないことを確認してください。恐らくΩ値は2.0~2.5程度になっていると思われます。
最後にキャップをはめるときは、エアホールがウィックの正面に来るようにはめることが重要です。これを忘れずに行ってください。タンクの表からもウィックの位置は確認できると思いますので、その上にエアホールが来ればOKです。これだけで煙量と味が大きくことなります。
以上でGabisisのセットアップは完了です。タンクを満たせば半日~1日程度リキッドももってくれると思います。ワイヤーもメッシュの新品でもある程度クリアな味が出ていると思いますが、半日経っても美味しくならない、あるいは金属臭や辛みが止まらない場合は、以下を疑ってみてください。
ウィックの供給不足 … ウィック量が多すぎ、焼きすぎ、あるいはセンターの穴つぶれ
ホットスポット … メッシュの絶縁ができていない、ワイヤーの張りすぎ、タンク底の接触
誰でも最初はうまくいかない傾向にあります。10本くらいは無駄にするつもりで試行錯誤を繰り返してみるのが最後は勝利につながります。どうかあきらめず、美味しいGenesisライフを満喫してくださいね!