Rider Robust VVレビュー

『Rider Robust』は、Lavatubeの老舗メーカーとして有名なL-Rider社の開発した、14500バッテリー専用の可変電圧バッテリーMODです。可変電圧は主に18xxx系バッテリーを使用した製品が多く、最近になりTwist、Vision SpinnerなどのeGoサイズのポテンショ可変電圧、そしてiTaste、タケミカズチ真打など、ディスプレイ表示を持つデジタル可変電圧が登場しています。
流れとしては14mm、16mmサイズにも手軽に可変電圧の波が広がってきています。そんな中で14500バッテリーを使用した可変電圧バッテリーが出てもおかしくはないのですが、シングルバッテリーで14500を使うものはもしかして新しいかも知れません。タケミカズチ改などがかろうじて出てはいますが、今回の『Rider Robust』は、まったくの新設計、eGoからの派生ではなく18系Lavatubeからのダウンサイジングに近い存在です。
■基本仕様など


本体は四隅の角を落としたスクエアタイプとラウンドタイプの2種類が同時に発売されました。また、カラーバリエーションも10種類近くあり、選択肢はまさにeGoバッテリーのようです。
外径:106mm x 16.5mm(直径/幅)
重量:46.7g 電池込66.4g(スクエア) 32.9g 電池込52.4g(ラウンド)
重量は電池込みでも50~60g程度、650mAhのTwist2本か1300mAhのSpinner2本分とほぼ同じです。持ってみて重たいイメージはまったくなくサイズも650mAhのTwistと高さはほぼ変わりません。
接続は510ですがeGo用のスカートのための隙間が設けられているため、Stardust系などのeGo専用のアトマイザーでもそのまま接続が可能です。



また残念ながらセンターピンはL-Riderらしくスプリング方式のため通電性は高いのですが、稼働する分リキッド漏れによるショートにはLavatube同様に注意が必要です。このスプリング方式、L-Riderとしては売りのひとつになっているのだと思われますが、実際にはLavatube最大の欠点だと思います。リキッドがまったく漏れないことなどありませんので、特に直ドリでは気をつけるべき部分です。
チューブのキャップにはガス抜きの穴がひとつ設けられています。このキャップを外して14500バッテリーを1本プラスを上にして差し込みます。ちなみにネジスレッドは非常にスムーズに回せます。


保護機能としては
・10秒カットオフ
・バッテリーの逆方向保護
・短絡保護
・低電圧警告/カットオフ(3.0Vになるとディスプレイが点滅)
と一通り装備されています。
■機能設定
Lavatubeと同様に3ボタンが配置されていますが、その機能はLavatubeとはやや異なります。いつものことながらマニュアルが信用できない状態でしたので、判明した機能をリストします。
(+)… 0.1V刻みで3.0Vから6.0Vまで電圧を上昇。6.0Vからは3.0Vへ戻ります。
(+)… 3秒ホールドで電池の残電圧を表示
(-)… 0.1V刻みで6.0Vから3.0Vまで電圧を下降。3.0Vからは6.0Vへ戻ります。
(-)… 5秒ホールドで主電源のON/OFF
(+-)… 同時押しホールド3秒で可変電圧機能をロック/解除
(通電ボタン)…2秒以内に5回クリックでアトマイザーの抵抗値を表示
ひとつわからないのは、ディスプレイを拡大して見てみるとスクリーンの右側にΩ、V、Aの表記があり、ΩとVは表示されるのですが、A(恐らくアンペア)が表示される場面にお目に掛かったことがありません。単に機能がないけど何かの流用LCDなので付いているだけなのか、あるいは何かを表示させる機能があるのかはまったく不明でした。

設定はLavatube同様にバッテリーを抜くとクリアされて必ず3.0V設定になります。ただし(-)ボタンを使って主電源をオフした場合には、オンにしたときに電圧と可変ロックの設定を覚えてくれています。
■電圧測定
L-Rider社製なのでPWM方式ということはないはずですが念のため計測してみました。


波形はフラットに近くRMS計測でもリニアと認識されています。やはりLavatubeと同様にリニア可変による制御を行っているようです。というわけで計測はVrmsではなくVavgを元にグラフ化してみます。

測定結果からは、アンペアのカットオフは1.5A付近だと推測されます。これは初代Labatubeと動作がほぼ同様で、1.5~2.0ΩなどのLRアトマイザーでは3.5V付近までしか電圧を上げることができません。つまり、Robustを使用するならシングルコイルの3.0Ω以上でなければ、そもそもの可変電圧を楽しむことができないことを意味します。
■まとめ
このMODの善し悪しは人によって判定が分かれるような気がします。まず、充分な保護機能とLCD付の可変電圧、さらに残電圧や抵抗値ちぇっくなど、高級MODに匹敵する機能を備えている小型版と考えると、ProVariの約1/3という価格面からも非常にお買い得な製品だと思います。
その反面、Lavatubeから引きずっている悪癖のスプリング式センターピン、そして1.5A上限の壁がLRを好む場合には実質的な使用面から大きな壁になってくると思います。
つまり、SRカトマイザーやリビルダブルで3Ω以上を狙って設定しておくという限定品。その限定で構わなければ5V付近まで気持ちよく吸えるという製品です。例えば、StardustやVivi NovaのSRという手は全然ありですね。
またバッテリーの持ちは14500ですので設定もよりますが5時間前後でした。お出かけの際にはバッテリーを予備で持っていればほぼ1日問題なく過ごせるかとは思います。
結論としては、Lavatubeと同様にお願いだからL-Riderさん上限を2.5Aにしてくださいなのですが、そこだけはずっと通じない祈りだというのがデフォルトになっていますよね。まぁ、そういうことです。でもお安いので14500MODを持っていないならばおひとついかがですか?





購入先:SaferCigs Rider Robust Square £41.00 / Round £30.00


本体は四隅の角を落としたスクエアタイプとラウンドタイプの2種類が同時に発売されました。また、カラーバリエーションも10種類近くあり、選択肢はまさにeGoバッテリーのようです。
外径:106mm x 16.5mm(直径/幅)
重量:46.7g 電池込66.4g(スクエア) 32.9g 電池込52.4g(ラウンド)
重量は電池込みでも50~60g程度、650mAhのTwist2本か1300mAhのSpinner2本分とほぼ同じです。持ってみて重たいイメージはまったくなくサイズも650mAhのTwistと高さはほぼ変わりません。
接続は510ですがeGo用のスカートのための隙間が設けられているため、Stardust系などのeGo専用のアトマイザーでもそのまま接続が可能です。



また残念ながらセンターピンはL-Riderらしくスプリング方式のため通電性は高いのですが、稼働する分リキッド漏れによるショートにはLavatube同様に注意が必要です。このスプリング方式、L-Riderとしては売りのひとつになっているのだと思われますが、実際にはLavatube最大の欠点だと思います。リキッドがまったく漏れないことなどありませんので、特に直ドリでは気をつけるべき部分です。
チューブのキャップにはガス抜きの穴がひとつ設けられています。このキャップを外して14500バッテリーを1本プラスを上にして差し込みます。ちなみにネジスレッドは非常にスムーズに回せます。


保護機能としては
・10秒カットオフ
・バッテリーの逆方向保護
・短絡保護
・低電圧警告/カットオフ(3.0Vになるとディスプレイが点滅)
と一通り装備されています。
■機能設定
Lavatubeと同様に3ボタンが配置されていますが、その機能はLavatubeとはやや異なります。いつものことながらマニュアルが信用できない状態でしたので、判明した機能をリストします。
(+)… 0.1V刻みで3.0Vから6.0Vまで電圧を上昇。6.0Vからは3.0Vへ戻ります。
(+)… 3秒ホールドで電池の残電圧を表示
(-)… 0.1V刻みで6.0Vから3.0Vまで電圧を下降。3.0Vからは6.0Vへ戻ります。
(-)… 5秒ホールドで主電源のON/OFF
(+-)… 同時押しホールド3秒で可変電圧機能をロック/解除
(通電ボタン)…2秒以内に5回クリックでアトマイザーの抵抗値を表示
ひとつわからないのは、ディスプレイを拡大して見てみるとスクリーンの右側にΩ、V、Aの表記があり、ΩとVは表示されるのですが、A(恐らくアンペア)が表示される場面にお目に掛かったことがありません。単に機能がないけど何かの流用LCDなので付いているだけなのか、あるいは何かを表示させる機能があるのかはまったく不明でした。

設定はLavatube同様にバッテリーを抜くとクリアされて必ず3.0V設定になります。ただし(-)ボタンを使って主電源をオフした場合には、オンにしたときに電圧と可変ロックの設定を覚えてくれています。
■電圧測定
L-Rider社製なのでPWM方式ということはないはずですが念のため計測してみました。


波形はフラットに近くRMS計測でもリニアと認識されています。やはりLavatubeと同様にリニア可変による制御を行っているようです。というわけで計測はVrmsではなくVavgを元にグラフ化してみます。

測定結果からは、アンペアのカットオフは1.5A付近だと推測されます。これは初代Labatubeと動作がほぼ同様で、1.5~2.0ΩなどのLRアトマイザーでは3.5V付近までしか電圧を上げることができません。つまり、Robustを使用するならシングルコイルの3.0Ω以上でなければ、そもそもの可変電圧を楽しむことができないことを意味します。
■まとめ
このMODの善し悪しは人によって判定が分かれるような気がします。まず、充分な保護機能とLCD付の可変電圧、さらに残電圧や抵抗値ちぇっくなど、高級MODに匹敵する機能を備えている小型版と考えると、ProVariの約1/3という価格面からも非常にお買い得な製品だと思います。
その反面、Lavatubeから引きずっている悪癖のスプリング式センターピン、そして1.5A上限の壁がLRを好む場合には実質的な使用面から大きな壁になってくると思います。
つまり、SRカトマイザーやリビルダブルで3Ω以上を狙って設定しておくという限定品。その限定で構わなければ5V付近まで気持ちよく吸えるという製品です。例えば、StardustやVivi NovaのSRという手は全然ありですね。
またバッテリーの持ちは14500ですので設定もよりますが5時間前後でした。お出かけの際にはバッテリーを予備で持っていればほぼ1日問題なく過ごせるかとは思います。
結論としては、Lavatubeと同様にお願いだからL-Riderさん上限を2.5Aにしてくださいなのですが、そこだけはずっと通じない祈りだというのがデフォルトになっていますよね。まぁ、そういうことです。でもお安いので14500MODを持っていないならばおひとついかがですか?





購入先:SaferCigs Rider Robust Square £41.00 / Round £30.00