Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Vamo VV/VWレビュー

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Vamo』はZmax V2と同じ回路を持つ可変電圧/電力(VV/VW)のバッテリーMODです。

ZmaxのRMSショックから数週間、すでに新設計のV2回路が市場に出ていることもすごいですが、Zmax V2が販売されているのと同時くらいに、しかも破格でコピー品が販売されているあたりがアグレッシブなチャイナ市場ですね。

恐らく週末あたりにはRMSになったZmax V2も手元に到着するはずなのですが、回路についてはZmax V2のプレビューと思って見て頂くとよいかもです。



■基本仕様など

可変電圧/電力については後半にまとめますので、まずは基本仕様について。バッテリーは単一の18650、18350のノーマル版とミニ版をエクステンションチューブにより実現していて、さらに18650モード時に18350の2本スタックが可能になっています。このあたりはZmaxよりも優れているのですが、Zmaxがスタック時にバッテリーキャップを別に用意しているのに対し、Vamoにはそれが見あたりません。

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18650を1本で使う場合には注意が必要です。チューブ内の高さがやや大きめになっていて、実際に試したところAW赤ラベルの「IMR18650」は長さが足りず中でカチャカチャと音がするというお粗末な状態。もちろん通電も出来ません。やや長いプロテクション付18650バッテリーにするとその分長くなるため使用可能でした。スペーサーでもあれば使えるかも知れませんが、これは普段からAW赤ラベルのユーザーには致命的な問題かと思います。

もしかして少しキャップ裏のスプリングを少し伸ばせば使えるようになるかな…と思ってやってみたところ赤ラベルでも使えるようにはなったのですが、たぶんそういうことじゃないですよね。

18350は1本でもスタックでもいずれも問題なく使用することが出来ました。全体の長さとしては結構長いため、ミニ版と思って18350運用をする方が無理がないような気がします。

造りがチープなのはここだけではありません。スイッチ部のトイレ備品のようなカラーのラバースイッチに萎えます。他の色もあるようなのでどれもこれも金属のバッテリーMODとはミスマッチなものばかり。私が注文した時点ではこのボタン色を選べなかったのですが、今日になってWebを見てみると、すでに青はなく黒かメタルが選択可能になっていました。

ちなみにHealth Cabinでは「Vamo」ではなく「eGo APV V2」とは呼ばれる、明らかに同じものが販売されていて、こちらはメタル調のボタンになっているように見受けられます。もちろん速攻でポチりました。

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アトマイザーの接続部は510ですが、ZmaxなどSmok製品に多いeGoスカート用のスリットが設けられています。そのためStardustなどスカート付のアトマイザーがそのまま装着可能です。またボトムキャップにはガス抜きの穴がひとつ開けられていますが、1.5mm程度しかないためやや不安ではあります。


■可変電圧/電力

Vamo』の最大の魅力はZmax V2と同様のRMSモードを搭載した可変機能です。ご説明の前にRMS問題を解決したV2回路とは何なのかを改めて整理しておきます。

可変電圧MODは大きく分けると「リニア方式」「パルス幅方式(PWM)」の2種類が存在します。

ProVariやKickなどに採用されている「リニア方式」では、フラットな直流電圧を昇華あるいは下降させることで可変電圧を実現します。一方、VmaxやYoung June製Lavatubeで採用されている「パルス幅方式」は高い電圧のオン・オフを繰り返すことで平均値を可変させる方式です。

下図はそれぞれの電圧波形を表しています。リニアではフラットに指定電圧が、パルス(PWM)側は高いピーク値に対してオンオフを繰り返しているのが分かると思います。いわゆるチョッパ制御です。

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PWMを使ったMODでは、このピーク値とゼロ値の間の平均(Vavg)を指定電圧にする設計が多いのですが、この平均値を計算するには単純な平均値ではだめで、実効電圧(Vrms)と呼ばれる値を採用しなければなりません。ところが、Vmax、Zmax V1で起きていたのがまさにこの問題で、MODで指定した電圧がRMSではなく、AVGを採用してしまっていたのが大きな問題でした。

この結果、ディスプレイ上で3.0Vを指定しても実効電圧としては4.5V以上が発生していたため、味が辛かったりアトマイザーが飛んでしまうということが起きていたわけです。

Zmax/Vamo V2の回路では、従来通りのAVG方式に加えてRMSモードを追加して、実効電圧をベースとした計算を組み込んでこの問題を解決しています。つまり、設計上はディスプレイで設定した電圧に近いRMS実効電圧が発生できるようになっています。


■機能設定

<<AVG/RMS切替>>

(+)(-)ボタンをいずれか一方を10秒間押し続けると、NO1/NO2の表示が切り替わります。NO1は従来通りの平均電圧(AVG)モード、NO2は新たに追加された実効電圧(RMS)モードになります。どうしてもの場合を除き、RMSモードを選択しておきます。

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※ショップのページにもマニュアルにもこの記載がないので最初は騙されたかと思ってました…

その他機能は以下の通りです。

(+)… VV設定時:0.1V刻みで3.0V~6.0Vまで電圧を上昇。VW設定時:0.5W刻みで3.0W~15.0Wまで電力を上昇。
(+)… 3秒以上ホールドでアトマイザーの抵抗値を表示
(-)… VV設定時:0.1V刻みで6.0V~3.0Vまで電圧を下降。VW設定時:0.5W刻みで15.0W~3.0Wまで電力を下降。
(-)… 3秒以上ホールドでバッテリーの残電圧を表示
(+)(-)… 同時に3秒以上ホールドで可変電圧/電力(VV/VW)を切替
(通電ボタン)…2秒以内に5回クリックで主電源のオン/オフ


■計測

ではいよいよ、回路の計測に入りたいと思います。今回はAVG/RMSの切替だけでなく、バッテリーのシングル/スタックについても計測を行ったため、ちょっとグラフが多くなってしまいました。が、色々なことが分かったのでやってよかったです。

計測にはRMS値をシリアル経由でパソコンへデータを取り込めるECDMeterを使っています。オーストラリアのVapeBrainというショップから購入が可能なのですが、在庫があるところを見たことがないため直接開発された方へ連絡を取って送ってもらいました。開発者はStoneyさんという方ですが、この方が今回のRMS問題を大きく取り上げ、その証明のために作成したのがこのECDMeterになります。

ご興味のある方は購入…しませんよねきっと…。

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さて、では計測結果です。計測データいつもより多いのでグラフの種類を変更しました。

いつも通りアトマ無し、1.5Ωデュアルコイル、2.0Ωと3.0Ωのシングルコイルをそれぞれ計測しています。グラフの見方ですが、赤いラインがディスプレイ上に設定している本来発生して欲しい指定電圧です。指定電圧に対してそれぞれの抵抗値でRMS実行電圧を計測しました。

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最初の2つのグラフは従来通りのAVGモードで18650を1本の場合、18350のスタックで使用した場合の結果をそれぞれ表示しています。ご覧のように赤いバーを大きく超えている部分が多いのがわかると思います。これがPWMにおける従来のAVG方式による落とし穴です。

傾向として、デューティー比の上がる高電圧に設定になればなるほどAVGとRMSの感覚が狭くなり、低電圧設定ほど実効値との隔たりが大きいのが分かります。また、1.5Ωのデュアルコイルのみ5.0V設定から電圧が落ちているように見えますが、これはカットオフ効果によるものなのか、単にカトマイザーの抵抗値がいかれたのかがちょっと謎のままでした。

本来1.5Ωで5V以上など無茶なを設定することがないはずですので問題はないのですが、ちなみに今回の計測を終えた時点で飛ばしたカトマイザーの数は9本でした。

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次にRMSモードに切り替えて計測した結果です。AVGと同様で今度は黄色いバーがディスプレイ上の設定電圧です。一目瞭然ですが、シングルでもスタックバッテリーでも設定電圧にかなり近い値を出しています。よく見ると、シングルでは5.5V付近から設定電圧を下回る結果が目立ち始めていますが、スタックバッテリーではほぼ伸び悩むことなくよい結果を残しています。

これはピーク電圧の差によるものと思われます。

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最初のダンプデータは18650シングルバッテリーによるピーク電圧、2つめのデータは18350スタックバッテリー時のピーク電圧です。シングルではピーク値がデューティー比が100%でも6V付近までしか上がっていないため、カトマイザーの抵抗値が高いほど実行電圧が下がってしまうという結果をになるわけです。一方でスタックでは余裕の8Vを発生しているためほぼ設定値に近い計測結果を出しています。

実用範囲では5V付近、HVアトマで5.5Vを使うか使わないかギリギリだとは思いますのであまり実害はないと思いますが、もしHVファンであればメカニカルMODと同様にスタック環境を選ぶ必要があるのかも知れません。

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最後のグラフになります。こちらはRMSモードでさらにKickのような可変電力(VW)にした場合の計測結果です。AVGでも計測を試みたのですが、13ワットを超えたあたりでカトマイザーの飛び方がほぼ100%になっていたため断念しました。恐ろしい力を秘めたMODだと思います…。

可変電力でもスタックバッテリーがなかなかの正式を納めています。シングルでは同様に高電力帯で徐々に息切れして設定を大きく下回る部分が見受けられます。Kickをお使いであればシングルでもほぼ実用的であることはご理解いただけると思われますが、もし15Wで吸ってみたいと思ったらスタックバッテリーを使って試すことができるという環境はなかなか優れていると思いました。

計測結果は以上になります。


■まとめ

RMS新回路の出来は予想を超えるよいものでした。ディスプレイと実効値がかけ離れている時点でAVGを残す意味は理解できませんが、Vmaxの高い電圧が好きだと言われる方もいらっしゃるようなので、そういった方のためには従来方式を残すという選択だったのではないかと思います。

Vamo自体の設計は、高級MODにしかないような抵抗値チェックやVV/VWの切替をいとも簡単にこなし、あげくにテレスコピックではないですがバッテリーのサイズバリエーションを提供するなど、てんこ盛りに機能を詰め込んで非常に素晴らしいとは思います。

問題は回路やディスプレイを除き、ハード面での実体がそれにそぐわない品質だと感じてしまうことです。その品質がマッチしてくると最高級MODの領域になってしまうわけなのですが、どうしてもう少しがんばれないかなぁと思うわけです。

しかしですよ、Zmax V2と同様の回路を持った価格はなんと$30を切っています。そう考えると急に「ほぉ、そりゃすごい」ってなりますよね。プライスピッキーだけど高機能がいい!というあなたにオススメします。

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購入先: Zainey.net VV Mod Vamo $29.00 / Health Cabin eGo VV/VW APG $39.00

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  • Comments

    これはあれですね。
    「ぷっちょ」です(笑)これだけ詰め込んで見た目もスマートにしたのにスイッチが「ぷっちょ」
    何処かにオリジナルな部分を出したい気持ちは判りますが方向性と言うかセンスが斜め上過ぎだと思います(笑)
    もうスイッチ類が顔にしか見えなくなっちゃいましたw ぷっちょってw
    同じ日に購入してちょっと遅く届いたうちのVamoはボタン黒でした。
    青ほど違和感はないけれど、なんだか中途半端です。
    おお黒ならラッキーですね。
    ちなみにHCからもシルバーボタンが到着しました。

    No2で使ってます?案外いけますよね。
    No2使ってます。良い感じです。
    VVやVW設定値は電池入れ替えるとき消えるけれど、
    No2設定とVV・VW切り替えは残るのも良いです。

    初めてのVWだったので、味の安定具合にちょっと感動中。


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