eBaron Dripper Proレビュー

『eBaron Dripper Pro』はProVari専用にデザインされたリビルダブルの直ドリアトマイザーです。eBaronはこれまで聞いたことのないショップですが、現在のところDripperとProVari用ではない「Dripper Spiral」の2種類のみを販売しています。また姉妹店では数少ない種類のリキッドのみを販売しているようです。
ProVari専用というデザインではありますが、もちろん510接続のバッテリーであれば使用可能です。
■基本構造など

最近の直ドリアトマイザーとしては珍しくセラミックカップを利用する構造になっています。これはGG PenelopeやSteam Machineと同様の構造ですが、パーツとしてはシンプルにステンレス2パーツとセラミックカップのみになっています。
本体の高さは36.5mm、直径はeGoバッテリーの同様の14mm、スカートの一番広い部分で18mmとコンパクト。18mm以上のバッテリーMODにもフィットします。
キャップにはエアフローのための穴がなくバッテリー接続部からの取り込みになります。そのため長時間逆さまにすることがなければ、まず漏れることはありません。裏側にはスリットが設けられていますので隙間無くMODに接続してもスリットから空気を取り込むことができる構造です。


ProVariへの接続で気になったのは、V1の接続したときだけ1mm以下の話ですがやや隙間が空いていて、V2だとこれがぴったりと収まります。その分エアフローにもやや影響を与えます。510のねじ切りの深さなのかも知れませんが、もしV1に装着を予定している場合は少し注意が必要です。


■リビルダブル
セラミックカップを使ったリビルダブルの場合、どうしてもセラミック臭が取れない場合があります。私もファイバー以上にこの味がダメで、これまで様々な情報を探して臭いを取る方法を試しましたが、今のところ最適な方法が見つかりません。煮込んだり漬け込んだり、あるいは焼いたりを試しましたが、今のところどれも効果ありません。

今回も残念ながらものすごいセラミック臭だったため、バーナーで焼くこと2分、10分煮沸してから超越波と無水エタノールで5分洗浄。これを吸ってみましたが、びっくりするぐらいのセラミック臭でした。この場合、安っちいCE2のカップを引っこ抜いてくると大丈夫なので、今回も同じようにしてみました。今回はこれを使っています。形状までまったく同じものなのですが、こちらは洗浄すらせずにそのまま使えます。
もし、これなら臭いが抜けるぞ!という方法をご存じでしたらぜひ教えていただければありがいたいです。毎度こうなるので…。
もちろんこの臭いがまったく気にならない方も大勢いますので、ネガティブなことを言うつもりはまったくありません。多少の臭いがしても吸っていればそのうちなくなるという説もあるようですが、私がそこまで頑張れないだけかも知れません。
CE2タイプのリビルダブルがやや面倒なのは、ワイヤーの長さがある程度必要なため抵抗値を上げすぎないために抵抗値ゼロのNRワイヤーを組み合わせなければならないことです。慣れればどうということはないのですが、最初は狙った抵抗値にするため長さを調節、マルチメーターで計測してから組みます。
ただし、32ゲージのワイヤーでなくてもよければ、28や30ゲージを使えば抵抗値ゼロワイヤーの必要はありません。28ならは1.1~1.4Ω、30ゲージで1.5~1.8Ωくらいには巻けると思います。またカップに入っているスリットの関係上、ワイヤーを継ぎ足ししない方がコイルとファイバーの座りがよくなります。
長めのファイバーを用意してワイヤーを巻き付けます。28Ωであれば最低でも6巻きくらいは必要です。写真は両方用意しましたが32ゲージの方は太めのファイバーを使ったらボロボロ抜けちゃってきたなくなってしまいました。で、結局今回は再度巻き直して今度は30ゲージ、1.7Ωに収まりました。



ファイバーにワイヤーを巻いたら次にカップの穴にこれを通します。コイルをカップの中に設置したら、下から出ているワイヤーの1本をカップの一番下に持っていき、折り曲げて中に入れます。こちらがセンタポールのポジティブ電極側になります。
そのままカップをセンタポールに差し込みます。このとき28ゲージを使っているとかなり窮屈なことになり、無理にねじ込むとカップを割ってしまう可能性があるので充分注意してください。
カップを差し込んだら、もう一方のワイヤーをアトマイザーベースに空いているスリットに差し込みます。キャップをはめると一番下でワイヤーを挟み込むようにできますので、キャップを閉めてワイヤーを「クニクニ」すれば切断できます。




■まとめ
忘れていましたが、吸い口はそのままでも構わないのですが510ドリップチップを差し込むことができます。煙温度が高すぎる場合にはここにドリップチップを差し込んで使うことになります。

直ドリとしてはセラミックカップである部分を除いて違いはありませんが、エアホールを気にすることなく10滴以上のリキッドを入れても何らひるむことなく吸えています。そのあたりは優秀だとは思います。ドリップするときには直接カップに入れないように、キャップの内側を這わせるようにキリッドを垂らせば問題ありません。
やはり最大の特徴はProVariに合せたデザインということになるのだと思います。実際に使ってみて思うのは、確かに統一感がありコンパクトなことから美しいとは思います。個人的に直ドリはセラミックカップを使って欲しくないとは思いますが、使い続けてみてもいいかなとは思えるデザインです。
価格面では約40ポンドとちょうど高すぎないところではありますが、中国製の$20~30あたりの製品との比較では、セラミック臭を横に置いたとしても、フレーバーの飛びが大きいように感じます。その意味では大ヒットにはならないかも知れませんが、北米に比べてMOD製品の多い欧州、特にUKの製品ということで今後も期待したいと思います。




購入先:House of Mods
<<コメントはJPVapersへお願いいたします>>

最近の直ドリアトマイザーとしては珍しくセラミックカップを利用する構造になっています。これはGG PenelopeやSteam Machineと同様の構造ですが、パーツとしてはシンプルにステンレス2パーツとセラミックカップのみになっています。
本体の高さは36.5mm、直径はeGoバッテリーの同様の14mm、スカートの一番広い部分で18mmとコンパクト。18mm以上のバッテリーMODにもフィットします。
キャップにはエアフローのための穴がなくバッテリー接続部からの取り込みになります。そのため長時間逆さまにすることがなければ、まず漏れることはありません。裏側にはスリットが設けられていますので隙間無くMODに接続してもスリットから空気を取り込むことができる構造です。


ProVariへの接続で気になったのは、V1の接続したときだけ1mm以下の話ですがやや隙間が空いていて、V2だとこれがぴったりと収まります。その分エアフローにもやや影響を与えます。510のねじ切りの深さなのかも知れませんが、もしV1に装着を予定している場合は少し注意が必要です。


■リビルダブル
セラミックカップを使ったリビルダブルの場合、どうしてもセラミック臭が取れない場合があります。私もファイバー以上にこの味がダメで、これまで様々な情報を探して臭いを取る方法を試しましたが、今のところ最適な方法が見つかりません。煮込んだり漬け込んだり、あるいは焼いたりを試しましたが、今のところどれも効果ありません。

今回も残念ながらものすごいセラミック臭だったため、バーナーで焼くこと2分、10分煮沸してから超越波と無水エタノールで5分洗浄。これを吸ってみましたが、びっくりするぐらいのセラミック臭でした。この場合、安っちいCE2のカップを引っこ抜いてくると大丈夫なので、今回も同じようにしてみました。今回はこれを使っています。形状までまったく同じものなのですが、こちらは洗浄すらせずにそのまま使えます。
もし、これなら臭いが抜けるぞ!という方法をご存じでしたらぜひ教えていただければありがいたいです。毎度こうなるので…。
もちろんこの臭いがまったく気にならない方も大勢いますので、ネガティブなことを言うつもりはまったくありません。多少の臭いがしても吸っていればそのうちなくなるという説もあるようですが、私がそこまで頑張れないだけかも知れません。
CE2タイプのリビルダブルがやや面倒なのは、ワイヤーの長さがある程度必要なため抵抗値を上げすぎないために抵抗値ゼロのNRワイヤーを組み合わせなければならないことです。慣れればどうということはないのですが、最初は狙った抵抗値にするため長さを調節、マルチメーターで計測してから組みます。
ただし、32ゲージのワイヤーでなくてもよければ、28や30ゲージを使えば抵抗値ゼロワイヤーの必要はありません。28ならは1.1~1.4Ω、30ゲージで1.5~1.8Ωくらいには巻けると思います。またカップに入っているスリットの関係上、ワイヤーを継ぎ足ししない方がコイルとファイバーの座りがよくなります。
長めのファイバーを用意してワイヤーを巻き付けます。28Ωであれば最低でも6巻きくらいは必要です。写真は両方用意しましたが32ゲージの方は太めのファイバーを使ったらボロボロ抜けちゃってきたなくなってしまいました。で、結局今回は再度巻き直して今度は30ゲージ、1.7Ωに収まりました。



ファイバーにワイヤーを巻いたら次にカップの穴にこれを通します。コイルをカップの中に設置したら、下から出ているワイヤーの1本をカップの一番下に持っていき、折り曲げて中に入れます。こちらがセンタポールのポジティブ電極側になります。
そのままカップをセンタポールに差し込みます。このとき28ゲージを使っているとかなり窮屈なことになり、無理にねじ込むとカップを割ってしまう可能性があるので充分注意してください。
カップを差し込んだら、もう一方のワイヤーをアトマイザーベースに空いているスリットに差し込みます。キャップをはめると一番下でワイヤーを挟み込むようにできますので、キャップを閉めてワイヤーを「クニクニ」すれば切断できます。




■まとめ
忘れていましたが、吸い口はそのままでも構わないのですが510ドリップチップを差し込むことができます。煙温度が高すぎる場合にはここにドリップチップを差し込んで使うことになります。

直ドリとしてはセラミックカップである部分を除いて違いはありませんが、エアホールを気にすることなく10滴以上のリキッドを入れても何らひるむことなく吸えています。そのあたりは優秀だとは思います。ドリップするときには直接カップに入れないように、キャップの内側を這わせるようにキリッドを垂らせば問題ありません。
やはり最大の特徴はProVariに合せたデザインということになるのだと思います。実際に使ってみて思うのは、確かに統一感がありコンパクトなことから美しいとは思います。個人的に直ドリはセラミックカップを使って欲しくないとは思いますが、使い続けてみてもいいかなとは思えるデザインです。
価格面では約40ポンドとちょうど高すぎないところではありますが、中国製の$20~30あたりの製品との比較では、セラミック臭を横に置いたとしても、フレーバーの飛びが大きいように感じます。その意味では大ヒットにはならないかも知れませんが、北米に比べてMOD製品の多い欧州、特にUKの製品ということで今後も期待したいと思います。




購入先:House of Mods
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