Budzworks Hornet RAレビュー

Budzworksは小型のボトムフィーダー/トップフィーダー用のリビルダブルアトマイザーとして人気のある「ERA」を製造するフィリピンのMODメーカーです。eGoバッテリーやReo 18490などステルス製の高いバッテリーバッテリーMOD向けに新製品「Hornet」をご紹介します。
■基本仕様など
「ERA」の魅力はそのミニサイズにありますが、「Hornet」はその性能をそのままにさらにボディを14mmに引き締めています。またステンレスに付けられた横縞のラインと510ドリップチップへ向かって段々に絞られたデザインは、まさにスズメバチ(Hornet)のような見た目が美しいです。
直径:13.7mm
長さ:24mm
重さ:約10g
ERAの直径が14.5mmとわずかにeGoサイズを上回るためReo 18490ではキャッチカップのサイズを削らないと装着することができず、またeGoバッテリーに乗せたときのバランス的にやや中途半端感がありました。Hornetでは高さを2mm高くして直径を13.7mmとしたことで、Reo 18490でも加工せずそのまま装着ができるようになり、さらにeGoバッテリーとの相性も抜群です。



Reoシリーズのキャッチカップのサイズ
Reo Mini: 33/64 = 13.0969mm
Reo 18490: 35/64 = 13.8906mm
Reo Grand: 37/64 = 14.6844mm
※ECF情報より
私はReo Miniを持っていないので確認できませんが、上のサイズが正しいならば、Reo Miniではやはり削らないと装着できないことになります。また手持ちのReo 18490はすでにサイズを拡大しているためオリジナルでの確認ができませんが、JPVapers.comのmiyaさんの書き込みによれば削らずに装着できているようです。
HornetはERAよりも直径が小さくなってもアトマイザー部分の設計は基本的に何も変わらず、ERAで人気の爆煙が期待できそうです。
HornetにはERA同様にトップフィードとボトムフィードの2種類が存在し、ボトムフィード用のアトマイザーにはバッテリー接続部のセンターポールにフィード用の穴が開けられているほか、アトマイザーの電極に押し上げられたリキッドの出口としてもうひとつ穴が開けられています。トップフィード版には、このリキッド用の穴が開けられていません。

アトマイザーのデザインはコイルが中央ではなく偏って配置されるデザインですので、キャップはスクリューではなく2本のオーリングで固定されています。キャップ装着時にはコイルの位置を確認しながらエアホールがコイルの前に来るようにセットアップします。(これが爆煙の秘密です(と言われています(私は信じていません)))
■セットアップ
ファイバーをよーく焼いてからKanthal 32ゲージで巻きました。2.4Ω。ネジは付属の六角レンチを使います。精密ネジを使いえれば楽なんですが何で六角レンチが多いんでしょうね。MOD海の七不思議のひとつです。


写真で見るとウィックの長さを左右対称にしていますが、実際には下に来る方(センター側)を長めに残す方がよいです。ネガティブ側が長いとドリップチップまで届いてしまいますので。また長すぎるとぐるっと回したウィックが再びコイルの前に来てエアフローを塞いでしまう可能性がありますので、適度に1週するかしないかくらいで留める方が吉です。
キャップを閉じるときにはエアホールの位置をコイルの前に来るようにしてから、カチっといくまで押し下げます。キャップの位置で煙量が変わるのは確かなのですが、アトマイザーのベースがここまで小さいと、実は言うほど変わらないと思います。
確かにGenesisの場合にはウィック/コイル位置にエアホールがないと格段に煙量が減りますが、それと同時にスロートヒット(のど越し)の強さに影響を与えます。コイルと穴が合っていれば煙量が上がってのど越しが低くなり、逆に穴を遠ざけると煙量が減ってのど越しだけが強くなります。
ERA/Hornetの場合には、どうもこれを逆に感じます。エアホールがコイルの前にあるとき、私にはのど越しがつよ過ぎてやや眉をひそめます。また煙量も穴を放したときと比べて大きく変わったようには感じられませんでした。最初はGenesisと同様にエアホールの位置をコイルに合せて2日ほど吸っていましたが、自分のリキッドがまずくなったように感じていました。もしかして!と思い90度ほどに穴をずらしてみたところ、あら不思議、美味しいじゃない。
結局リキッドにもよると思うのですが、もしいつものリキッドなのにど越しが強すぎるようなことがあれば、エアホールを少しずらして試してみてください。
ちなみにこの数日吸っているのは、Haloのスモークジュース「Malibu」です。メンソール系のトロピカルなココナッツとパインの香りでなかなか美味しいですよ。

■ボトムフィーダー
Reoにも装着してみました。私のReo 18490は地面に落としまくって傷だらけなのでPhotoShopでレタッチしまくりです。なので本来はもっときたないですが、ぜひともブラックビューティーなところをお見せしたかったので…。


Reoのために生まれてきたのではないかと思うほど相性はぴったりでした。もちろんGenesis好きの私にとってはファイバーで1日過ごすのはやや辛いのですが、それでもReoをポケットに入れて過ごせる楽さはレイジーそのもの。恐らく一度やってしまうとなかなか抜け出せないコンビです。
■まとめ
Hornetの設計は第2世代のためエアホールがキャップについている好き嫌いはあると思います。ただし今回のようにのど越しのコントロールができることを考えるとまだまだ捨てたものではないと実感しました。
優秀なのは廉価なものに多い真鍮製ではないこと。実際に第3世代のEternityは510接続部分の弱さがたたって私すでに3代目を使っています。自分が悪いとはいえ、リビルダブルアトマイザーなのに10回もコイルを変えないうちに本体を交換する羽目になるのはどうなのかと。Hornetは少なくともバッテリー部からポキっと折れてしまうようなことはないと思える品質です。
ネガティブな点としてはその入手のしにくさと価格でしょうか。私が購入したのはJPVapers.comで共同購入を教えていただいたので何とか入手できましたが、フィリピン製のMODは本当に手に入りにくいです。幸いERA/Hornetについては北米のショップで扱っているので入手できるように見えますが、このショップを使ったことはありませんので私にも善し悪しはわかりません(リンクは一番下に置きました)。
Hornetの一番の売りはなんと言ってもボトムフィーダーで使用できる利ギルダブルアトマイザーだということです。同じような製品はRAERA/Hornet。、MarkBugsのChalice I&II以外にはほぼ見かけたことがありませんので、ボトムフィーダーファンにとってはありがたい製品です。またHornetの見た目の美しさはトップフィードでも充分通用すると思いますので、MODを美しさで買ってしまう方向の方はお気を付けくださいw




購入先:共同購入のためすでに終了。北米のショップで扱っています:ERA/Hornetともに$74.95
<<コメントはJPVapers.comまでお願いいたします>>
「ERA」の魅力はそのミニサイズにありますが、「Hornet」はその性能をそのままにさらにボディを14mmに引き締めています。またステンレスに付けられた横縞のラインと510ドリップチップへ向かって段々に絞られたデザインは、まさにスズメバチ(Hornet)のような見た目が美しいです。
直径:13.7mm
長さ:24mm
重さ:約10g
ERAの直径が14.5mmとわずかにeGoサイズを上回るためReo 18490ではキャッチカップのサイズを削らないと装着することができず、またeGoバッテリーに乗せたときのバランス的にやや中途半端感がありました。Hornetでは高さを2mm高くして直径を13.7mmとしたことで、Reo 18490でも加工せずそのまま装着ができるようになり、さらにeGoバッテリーとの相性も抜群です。



Reoシリーズのキャッチカップのサイズ
Reo Mini: 33/64 = 13.0969mm
Reo 18490: 35/64 = 13.8906mm
Reo Grand: 37/64 = 14.6844mm
※ECF情報より
私はReo Miniを持っていないので確認できませんが、上のサイズが正しいならば、Reo Miniではやはり削らないと装着できないことになります。また手持ちのReo 18490はすでにサイズを拡大しているためオリジナルでの確認ができませんが、JPVapers.comのmiyaさんの書き込みによれば削らずに装着できているようです。
HornetはERAよりも直径が小さくなってもアトマイザー部分の設計は基本的に何も変わらず、ERAで人気の爆煙が期待できそうです。
HornetにはERA同様にトップフィードとボトムフィードの2種類が存在し、ボトムフィード用のアトマイザーにはバッテリー接続部のセンターポールにフィード用の穴が開けられているほか、アトマイザーの電極に押し上げられたリキッドの出口としてもうひとつ穴が開けられています。トップフィード版には、このリキッド用の穴が開けられていません。

アトマイザーのデザインはコイルが中央ではなく偏って配置されるデザインですので、キャップはスクリューではなく2本のオーリングで固定されています。キャップ装着時にはコイルの位置を確認しながらエアホールがコイルの前に来るようにセットアップします。(これが爆煙の秘密です(と言われています(私は信じていません)))
■セットアップ
ファイバーをよーく焼いてからKanthal 32ゲージで巻きました。2.4Ω。ネジは付属の六角レンチを使います。精密ネジを使いえれば楽なんですが何で六角レンチが多いんでしょうね。MOD海の七不思議のひとつです。


写真で見るとウィックの長さを左右対称にしていますが、実際には下に来る方(センター側)を長めに残す方がよいです。ネガティブ側が長いとドリップチップまで届いてしまいますので。また長すぎるとぐるっと回したウィックが再びコイルの前に来てエアフローを塞いでしまう可能性がありますので、適度に1週するかしないかくらいで留める方が吉です。
キャップを閉じるときにはエアホールの位置をコイルの前に来るようにしてから、カチっといくまで押し下げます。キャップの位置で煙量が変わるのは確かなのですが、アトマイザーのベースがここまで小さいと、実は言うほど変わらないと思います。
確かにGenesisの場合にはウィック/コイル位置にエアホールがないと格段に煙量が減りますが、それと同時にスロートヒット(のど越し)の強さに影響を与えます。コイルと穴が合っていれば煙量が上がってのど越しが低くなり、逆に穴を遠ざけると煙量が減ってのど越しだけが強くなります。
ERA/Hornetの場合には、どうもこれを逆に感じます。エアホールがコイルの前にあるとき、私にはのど越しがつよ過ぎてやや眉をひそめます。また煙量も穴を放したときと比べて大きく変わったようには感じられませんでした。最初はGenesisと同様にエアホールの位置をコイルに合せて2日ほど吸っていましたが、自分のリキッドがまずくなったように感じていました。もしかして!と思い90度ほどに穴をずらしてみたところ、あら不思議、美味しいじゃない。
結局リキッドにもよると思うのですが、もしいつものリキッドなのにど越しが強すぎるようなことがあれば、エアホールを少しずらして試してみてください。
ちなみにこの数日吸っているのは、Haloのスモークジュース「Malibu」です。メンソール系のトロピカルなココナッツとパインの香りでなかなか美味しいですよ。

■ボトムフィーダー
Reoにも装着してみました。私のReo 18490は地面に落としまくって傷だらけなのでPhotoShopでレタッチしまくりです。なので本来はもっときたないですが、ぜひともブラックビューティーなところをお見せしたかったので…。


Reoのために生まれてきたのではないかと思うほど相性はぴったりでした。もちろんGenesis好きの私にとってはファイバーで1日過ごすのはやや辛いのですが、それでもReoをポケットに入れて過ごせる楽さはレイジーそのもの。恐らく一度やってしまうとなかなか抜け出せないコンビです。
■まとめ
Hornetの設計は第2世代のためエアホールがキャップについている好き嫌いはあると思います。ただし今回のようにのど越しのコントロールができることを考えるとまだまだ捨てたものではないと実感しました。
優秀なのは廉価なものに多い真鍮製ではないこと。実際に第3世代のEternityは510接続部分の弱さがたたって私すでに3代目を使っています。自分が悪いとはいえ、リビルダブルアトマイザーなのに10回もコイルを変えないうちに本体を交換する羽目になるのはどうなのかと。Hornetは少なくともバッテリー部からポキっと折れてしまうようなことはないと思える品質です。
ネガティブな点としてはその入手のしにくさと価格でしょうか。私が購入したのはJPVapers.comで共同購入を教えていただいたので何とか入手できましたが、フィリピン製のMODは本当に手に入りにくいです。幸いERA/Hornetについては北米のショップで扱っているので入手できるように見えますが、このショップを使ったことはありませんので私にも善し悪しはわかりません(リンクは一番下に置きました)。
Hornetの一番の売りはなんと言ってもボトムフィーダーで使用できる利ギルダブルアトマイザーだということです。同じような製品はRAERA/Hornet。、MarkBugsのChalice I&II以外にはほぼ見かけたことがありませんので、ボトムフィーダーファンにとってはありがたい製品です。またHornetの見た目の美しさはトップフィードでも充分通用すると思いますので、MODを美しさで買ってしまう方向の方はお気を付けくださいw




購入先:共同購入のためすでに終了。北米のショップで扱っています:ERA/Hornetともに$74.95
<<コメントはJPVapers.comまでお願いいたします>>