Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Kanger T3/MT3レビュー

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Kanger T3』はヘッド交換可能なクリアマイザーです。なぜ今さらレビューなのかと思うかも知れませんが、VisionとSmoketchに追いつけず迷走していたKangerが、久々にKangerらしい製品をひっさげて戻ってきたの嬉しくて書いてみようと思ったからです。

Kangerがどこへ向かうのか!っが見えてくるといいんだけどなぁと思いつつ書き始めてみます。私も電子タバコの吸い始めの頃には「水平さん」を使うことが多く、今読むと何言ってるんだかと感じますがレビューをしています。

■Kangerって何だ

Kangerは比較的昔から多くの日系ショップで販売されていますので、馴染み深い方も多くいらっしゃる中国のメーカーです。世界的に有名になったのは、日本では「水平さん」と呼ばれるカトマイザーで、縦コイルの多いカトマイザーに対して、ボトム側に水平にコイルが設置されています。つまりダイレクトドリップ用のアトマイザーに綿を詰め込んだようなスタイルが斬新でした。

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しかしながら、味の面で縦コイルのBogeファンの猛攻には勝てず、徐々に取り扱うショップが減っていったのも事実ではあります。

もう少し俯瞰で振り返ってみると、Boge/Kangerがカトマイザー陣営だとすると、他社はCE2→CE3→CE4などクリアマイザーは善し悪しが激しいまま進化、ついに世界的な大爆発がVision eGo Stadustという完成系として認知されます。

その後もクリアマイザーはVisionを筆頭に様々な変化を遂げ、Vivi Novaなどヘッド交換可能なリプレイサブルクリアマイザーも大人気。今でカトマイザーシェアの大きな脅威になっているのは間違いないと思います。

そんな中、Kanger/BogeもStardustのコピーを出してみたり、Square S1という方向性を少し変えたリプレイサブルをリリースしてみるなど、やや迷走気味ではありますが何かを模索している感がありました。Kanger T2はその中でも比較的人気があるVivi NovaとStardustの中間を行くようなリプレイサブルではありましたが、いかんせん出てくるのが遅すぎた感が否めません。

事実、StardustはすでにV3となり、Vivi Novaと並んで確実なネームバリューも出ています。そんな中、ようやく登場したのが今回レビューをする「Kanger T3」です。

どうもレビュー前に前置きが長くなってくるのは、読む立場になれば余計なものでしかないわけで、いよいよこのブログも末期に入ってきたかと思われがちではあります。いえ単に年末年始で時間が余計にあるだけなのです。お許しをw


■T3は何が違うのか?

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Kanger T3」を決定的に特徴づけているのがボトムコイルのリプレイサブルという点です。Kangerの原点に戻るような水平ボトムコイル、ちょっと試したくなってきますよね。基本の仕様は下記の通りです。

 高さ:80mm
 直径:15mm
 重さ:23.6g
 容量:3.0ml

やや本体は大きく感じるのはその太さから来るのだと思われます。Stardustと並べてみるとそれほどの高さの差ではないのですが、直径の差は結構大きく感じます。また接続はeGo規格ですが、eGoバッテリーが14mmのためやや仮分数にはなります。

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マウスピースは専用デザインで取り外しはできません。途中で切断すればどうにかなりそうな予感もしたのですが、タンク内からつづく金属チューブがマウスピースの吸い口からわずか数ミリまでつながっているため、交換や改造はほぼ不可能な構造です。

リキッド容量は3.0mとやや少なく感じますが、Stardustの1.6ml、2.5mlのMini Vivi Novaよりもやや上です。しかしそのために本体がおおこまで大きくなるのはトレードオフとしてはやや納得がいかない感じではあります。

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■T3の基本仕様など

コイルの交換はeGoスカートごと本体から外して丸ごとの交換になります。今回は「Kanger T3」と共に窓付のタンクになった「Kanger MT3」を一緒にレビューしていますが、今後eGoスカートはそのままでStardust V3と同様にコイルヘッドだけを交換可能な新しいデザイン(Kanger EVOD)が出るとの噂はあるのですが、Kanger側の公式情報ではまだ発表されていません。

また、Kanger T4、T5はStardust V3にほぼ近いトップコイルになります。

標準の抵抗値は2.5Ω、リプレイサブルのコイルは、1.8Ω、2.0Ω、2.5Ωがあります。

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■リビルダブルにはできるのか?

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結論からいえば容易にできます。構造はViVi Novaに酷似しているので非常に簡単です。

分解にはまずアトマイザーから上へ伸びている筒を外します。少し固いですが指で厳しい場合にはプライヤーなどで左右に少し力を掛ければ簡単に外れます。

分解したワイヤーは短いファイバーに巻き付けられている他に、ファイバーが2本コイルの上に乗せられていました。これはアトマイザー内部にリキッドが入りすぎてジュルジュルになるのを防ぐ意味合いだと思われます。また、漏れを防ぐためのシリコンリングが2つありますが、小さい径のものはリキッドの流入量に大きく影響を与える重要なパーツです(写真の一番左)。

ワイヤーはゴムのグロメットで二極が絶縁されているタイプです。

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コイルを巻き直すには、2mm程度のグラフファイバーウィックを使って、折り曲げずにやや端に巻いておきます。ワイヤーの全長は短めなので、32ゲージであれば5巻きで2.0Ω程度になると思われます。巻き終わったらアトマイザーに差し込んで、ワイヤーは2本ともeGoスカートの中心に空いている穴へ入れます。

次に白いゴム製のグロメットをはめますが、このとき一方のワイヤーのみをグロメットの中へ、一方を外に分岐させます。これによって電極のポジティブとネガティブが絶縁されます。うまくはまったらさらに中心にセンターポールを差し込んで固定、余ったワイヤーを切断しておきます。

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アトマイザーを立たせて端にワイヤーを巻いたファイバーを二つ折りにしてウィックのスリットに入れ、上から金属の筒を押し込みます。これで2mmのワイヤーだけでは不安な隙間を埋めることが出来ます。ファイバーウィックの端を短く切ってリビルダブルの完了です。

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Genesis化についても試してみました。こちらも結論としては容易にセットアップが可能です。下記のポイントに気をつけてください。

 1.ステンレスメッシュが直接金属に触れるため、しっかりと焼いておくこと
 2.ワイヤーも幅を広げすぎるとアトマイザーの内壁でショートする可能性があること
 3.リキッドの循環がよすぎてジュルジュルにならないよう、メッシュを隙間無くきつく巻く

これらのポイントに気をつけておけばGenesisとセットアップとして比較的巻単に終わります。またどうしてもジュルジュルしてしまう場合には、オリジナルと同様にコイルの上にダミーのグラスファイバーを乗せることで防ぐことも可能です。

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■試飲&まとめ

ボトムコイルで気になるのは煙温度ですが、全長80mmが影響を与えているのかやはり温度が高いとは言えません。ただし中を通ってマウスピースのギリギリまで伸びた金属製の筒はそれなりに太く、温度が低いと言い切れない「中の下」といったエリアになる気がします。

フレーバーの乗りはわずかにミュートされる部分があり、これもダイレクトドリップに比べれば落ちるという程度ですので、リキッド次第だとは思います。

一番問題に感じたのは、チェーンしたときに感じるケミカル臭です。金属臭にも近いのですが、明らかにドライヒットになっているのが原因に思います。リキッドを補充したりチューブを振るなどをしても改善されず、5秒以上長めに吸っていると、4チェーン目くらいでかなりの嫌な味が出てしまいます。

色々試してみた結果、ウィックの上にくるシリコンリングによる影響が大きいようです。最初は外してみたところ問題が解決したのですが、これはリキッドの粘度によるものが大きいと思います。キャップの正常位置の他、外してしまうか、キャップを逆向きにつけることでリキッドの流入に差を付けられますので、自分のセットアップ次第でベストな状態を見つけてください。

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1週間ほど様々なセットアップで吸い比べてみましたが、うまくセットアップできてしまえば何も気にすることなく半日以上吸っていることができます。温度、フレーバー、のど越し、煙量のすべてが100点満点があるとすれば80点くらいまで全般を減点するようなイメージです。ただこれは悪いことではなくて、何らかの要素が飛び抜けてよくても一部の要素ががた落ちだったり、バランスが取れていない製品が多いように思います。その中でKanger T3はどの点においても悪い点数を付けるのが難しいクリアマイザーです。

あえて優劣をつけるなら、一番優れていると思うのがフレーバーです。StardustやVivi Novaなどがロングウィックを使っているのは、タンクの半分までリキッド残量が下がったとき、極端にドライヒットになるのを防ぐための措置ですが、ファイバーが長い分どうしてもフレーバーへのフィルター役となってしまい、ドライヒットは防げてもお世辞にも美味しいとは言えない状態になります。

その点、Kanger T3はボトムコイルの特性を活かしてウィックが極端に短いため、リキッド残量がわずかでもフレーバーへの影響がほぼなく、またドライヒットにもなりづらいという部分は優れています。

性能以外の面で、図体がやや大きい、マウスピースが交換できないといった部分もありますが、私にとってはGenesis化がお手軽なところが結構気に入って使っています。チャンスがあれば一度お試しください。

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購入先: Health Cabin

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  • Comments

    前置きが長くても大丈夫、というよりライトユーザーの私には勉強になってありがたいくらいですw
    過去の水平さんレビューを見てまた使いたくなってしまいました。
    今度はオートバッテリー付けて咥えタバコ仕様にしてみようかなぁ。
    Re: タイトルなし
    恐れ入ります。
    初心を忘れることなくわかりやすい記事を書くようがんばりまーす。

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