Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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eVicコンバージョンキットレビュー(V1.1)

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eVic』はJoytechより発売されている可変電圧/電力(VV/VW)バッテリー。12月の発売開始から一ヶ月ほど経ってしまいましたが、ようやく入手することができました。そもそも品薄というイメージはなかったのですが、どうしても欲しいオプションがあり、これがドイツからしか入手できないため時間が掛かっていました。

「highendsmoke.de」は、恐らくeVicを手にして誰もが落胆したかもしれないバッテリーチューブのチープさを払拭するステンレス製のコンバージョンキットを、Joyetechからの正規ライセンスを受けて開発、販売しています。

今回はそのコンバージョンキット、そしてファームウェアがV1.1となったオリジナルeVicの性能をまとめてレビューしたいと思います。

■基本仕様など

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eVicは可変電圧と可変電力の両方に対応、OLEDによる視認性の高いディスプレイとリングコントローラーによる昨日設定が可能な中国製としてはユニークな製品です。eVicの特殊性はそれだけにとどまらず、パソコンを接続することで充電だけでなく、ダウンロードしたファームウェアの書き換えにより将来的に電子制御機能のバージョンアップが可能です。さらに電子タバコの吸い方やクセなどを記録、本体からパソコンにパーソナルなログをためて推移などの観察ができます。

ガジェット好きな人にとっては色々と面白うそうに見えるのは間違いなく、またファームウェアの書き換えというデジカメやプリンターのようにバージョンアップを可能にしたことは、電子タバコにとっては革命的に素晴らしいことです。この点においてはJoyetechに思いっきり拍手を送りたいと思います。

Zmaxのように電子回路のバージョンが上がったのはいいとして、V2を再び購入しなければならないのは、出費だけでなく時間がもったいないわけです。eVicではユーザーの声を受けて発売時のファーム1.0から昨日改良された1.1がすでにリリースされていて、誰でも自由にダウンロード&バージョンアップが可能という手軽さです。(まもなくv1.2リリースが予定されています)

なお、これらのファーム書き換えを可能にするパソコン接続用のソフトウェアは付属していませんので、JoyetechのWebサイトからダウンロードしてインストールする必要があります。

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■eVicの構造

eVicはトップキャップ、電子制御部、チューブ、エンドキャップの4パーツで構成され、コンバージョンキットは電子制御部以外の3パーツをステンレス製に交換できるというものです。(Joyetechからも黒、クロームなどの色違いチューブも発売されています)

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それぞれ比較したスペックは下記の通りです。

<eVicオリジナル>

 直径 23mm(リング部24.3mm)
 長さ 124mm
 重さ 70g(バッテリー込114.5g)
 材質 アルミニウム

<コンバージョンキット装着時>

 直径 23mm(リング部24.3mm)
 長さ 124mm
 重さ 145g(バッテリー込 189.5g)フラットキャップの場合 149.5g/194g
 材質 ステンレス(キャップ+チューブのみ)

コンバージョンキットのステンレスチューブ/キャップは肉厚で、バッテリーを抜いた重量を比べると、ずっしりと2本分の重さがあります。確かにeVic本体のチューブは高級MODと並ぶ価格帯の製品にしては、チープな品質に不満が残りますが、18650モードのProVariでもバッテリー込みで170gのところ、コンバージョン後に約190gというのは少々やりすぎな気はします。

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しかし、何度もいいますがeVicのチープさは購入前に認識しておくべきです。広告の写真やパッケージングなどからは高級感を醸し出していますが、よくあるアルミ製のeGo 18650バッテリーチューブと同一のクオリティです。

ちなみに、中華系のWebショップHeaven Giftsで販売しているJoyetech製のバッテリーチューブはeVicへの装着が可能で、18350チューブを使ってeVicを短くすることもできます。(パフ残量表示が狂いますが)直径23mm/長さ52mm

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eVicの付属品は次の通りです。

 ・Samsang 2600mAh リチウムイオンバッテリー(保護回路なし)
 ・USBケーブル(PC接続用)
 ・ACアダプター(そりゃそうだけどドイツ仕様だった…orz)
 ・eVicマニュアル
 ・MVRマニュアル

付属の18650バッテリーはSamsang製のリチウムイオンバッテリー。人気の高いAW赤ラベルの18650リチウムマンガンバッテリーにも対応しています。

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アトマイザー接続はeGo/510でトップキャップの下にスレッドが隠されています。そのままStardustなどeGoスカートのついたアトマイザーを差し込むことができますが、Kanger T3などスカート直径の大きなものは入れることが出来ないため、トップキャップを外せば装着が可能な構造になっています。

コンバージョンキットではこのキャップをフラットなタイプに変更できるため、カトマイザータンクやGenesisタンクを乗せたときに一体感を出すことが出来ます。純正キャップ、コンバージョンキャップともにエアフローのためのスリットが設けられていますので、タンクを密着させても大丈夫です。

このあたりは用途を考えて非常によく設計されていると思います。

バッテリーの充電はリチウムイオン電池用充電器で行いますが、もし出先で手元に環境がない場合には、スイッチ部にあるmicro-USB端子を使ってUSBからの充電が可能です。USBはAndroid携帯などでよく利用されているmicro-Bタイプです。

USB接続中はバッテリーの充電率に切り替わるため充電完了までの目安となります。またパススルーとして充電中にも使用が可能です。


■設定・操作

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eVicには大量の機能を詰め込まれていますが、操作はユニークなリングスイッチの左右2方向と通電ボタンだけで行います。

<<起動>>

通電ボタンを連続で5回押すとメニューがONになります。この状態でデフォルト選択されている「Power on」を選んで通電ボタンを押すとeVicを使用可能になります。つまり、都合6回通電ボタンを押せばよいわけですが、メニュー起動時に少々ラグがあるため6回連続ではなく、5回→ポーズ→1回と一瞬待つ必要があります。

<<メニュー構造>>

メインメニューは以下の8項目があり、さらにサブメニュー構造になっています。字が小さくなってしまいましたが、ユーザーにとって主要なものだけを展開して簡単な説明を入れました。

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これを見るだけでもかなりの機能が詰め込まれているのが分かると思いますが、ディスプレイの視認性は非常によいものの、メニュー操作は結構面倒です。リングのスイッチは左へ回すと下へ移動、右へ回すと上へ移動なのですが、これがなかなか直感的にできないのと、リングは内部のスプリングがカチャカチャ音を立てるほど作りが悪く、単にLavatubeのようなボタンでもよかったのではないかと思います。

例えば吸っているときにカレンダーで日付を見たいと思ったときは

→通電ボタンを5回クリック
→リングを左へ4回で「Calender」を選択
→通電ボタンで決定
→通電ボタンで「Show Time」を決定

また戻るためには

→通電ボタンでひとつ前のメニューへ
→リングを右へ1回で「Exit」を選択
→通電ボタンで決定
→リング左を3回で「Exit」を選択
→通電ボタンで決定

これを操作するくらいならスマフォの電源を入れた方が断然早いわけです。斬新なデザインはよいとしてインタフェースとして考えれば「使いにくい」の分類に入ります。Exitが余計だったり、システムスタンバイまでの時間に無限大がなかったりなど言い出せばきりがありませんが、少なくとも機能の一部はファームウェアのバージョンアップと共に改善していくものと信じたいです。

V1.1でアトマイザーを接続せずに通電したときのエラーメッセージが「No Atomizer Find」となっている時点で先が危ぶまれますが…。ベータ版でレビューに出せば簡単に修正できる問題だとは思うのです。


■VV/VW

eVicの売りのひとつは可変電圧/電力(VV/VW)ですが、Zmax V2Vamoとは異なり、パルス幅制御(PWM)ではなくDC電流を使ったフラットなリニア制御を行っています。

もちろん見るまでは信用できませんのでオシロスコープで除いてみたところ、整流できずに完全なフラットではないものの確かにPWMではないようです。電圧を昇圧してから可変を加えていますが、シングルバッテリーのため最大電圧は5V、最大電力は11Wに抑えられています。

V1.0では13W上限だったのですが、V1.1にすると11W上限に落ちます。意図はわかりませんが、さらにアトマイザーの抵抗値よって上限が落とされる設計のため、例えば2.8Ωのアトマイザーでは8.9Wまでしか上げることができません。確かに安全対策にはなっているのかも知れませんが、これを初体験したときには騙された気持ちで一杯でした。VV/VWの命はその可変幅にあるわけですから、バージョンアップにより選択幅を狭められ、さらにアトマイザーによって可変幅を縮められるというのはまったく納得がいきません。一気に萎えました。

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計測結果です。eVicはアトマイザーを接続していないと通電しない設計ですので、今回は「No Atty」の計測はできませんでした。

VVモードでは問題なくそれぞれのアトマイザーで大体いい感じの値を出しています。低抵抗値では高電圧になるに従って数値が落ちています。これは上限の2.25ampによるもので、ProVari V1の頃と同様にデュアルコイルアトマイザーでは使用が厳しいと言えます。高抵抗値では仕様通り5.0Vを出しているところは、ProVariのAccuSetに近い機能として好感が持てます。

その一方でVWによる結果は惨憺たる物です。グラフでは計測した電圧からワット数を割り出しています。低抵抗値では低いワット数が選択できず、逆に高抵抗値では高いワット数が選択できないという設計のため、グラフ上で計測できないエリアが存在します。

ワット数上限よりも低く段階で2.25ampの電流上限が効いてしまうためなのか、高抵抗値になるとひどい結果です。3.0Ωの計測結果は理解できませんが、一応結果を出したものなのでそのまま掲載します。11Wに届いているのはわずかな設定のみで、ほとんどの結果が6~9Wに収まっています。この結果からは、VWでの使用は控えて素直にVVで可変電圧として使用すべきと思います。

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eVicのレビューをいくつか見ていると、通常の電圧計でも、あるいはRMSに対応したECDMeterでも計測をできないエリアがあるようで、一体どのように動いているのか謎な部分があります。オシロスコープでもラインを拡大したときの乱れっぷりはハンパなく、5.0Vに近づくに連れて私のオシロスコープではPMWと誤認してしまうほど動作が不安定です。Duty Cicleが60%くらいまで落ちる瞬間もありました。

そのときの画像が撮れなかったのですが、ECDMeterで捕獲した数値の乱れからは数秒の間に3.7~4.0Vをふらついているのが分かると思います。


■まとめ

MODの善し悪しは、結局美味しいのかどうか次第です。その意味からは可変電圧(VV)モードにして4V付近で吸っている限りはとてもお行儀がよくPWMとはひと味違ううまさです。

ひとたび可変電力(VW)にしたとたん、思うように設定したいワット数が出せなかったり思いもよらない挙動に出ることがあります。

これがじゃじゃ馬のように高電圧や高電力を発生するという意味ならば歓迎なのですが、上限をはめたまま暴れるためにどうしても冷たい視線を送らざるを得ないのです。意味通じるでしょうか?

これに加えてバージョンアップによるさらなる上限の低下、そして使いにくいインタフェースからは、この先「No Atomizer Found」に修正されたとしても、すでにユーザーコミュニティの興味は次のMODに向いてしまっているのではないかと思います。

eVicさん、何しろパワーが足りてないです。

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購入先:highendsmoke.de 149.95€
eVicは「Nexmoke」「エコイズム」など国内販売店でも取り扱っています。またhighendsmoke.deからの購入は送金がかなり手間や手数料が掛かるためオススメできません。
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