Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Arrow by YellowKiss

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Arrow』はメキメキと成長を続けるフィリピンに続き、徐々に製品数が増えつつある韓国初のGenesisアトマイザーです。韓国といえば当時世界中の非難を浴びたGGクローンのADAMが記憶に新しいですが、その後中国によるMODクローン文化が開花して以降は、Chi Yo、Ba Guaなど主に高級路線が続いています。

「Arrow」はバッテリーMOD「Ba Gua」を開発したModderのYellowKiss氏によるGenesisアトマイザーで、比較的世代の古いシステムが多い韓国MODのなかで、私が知る限りでは初のGenesis MODです。なかなか面白いオリジナルの設計はADAMのTeam Rampageとの共同開発です。

■基本仕様など

外径 17mm
高さ 47mm(ドリップチップ込63mm)
重さ 49.5g
材質 304ステンレス/ブラスセンターピン
タンク 2.5ml ホウケイ酸ガラス(borosilicate)
メッシュ穴 2.3mm(シングル/デュアル/Uウィック)
エアホール 1.0mm x 2(可変)
接続 510

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仕様を見るだけでもワクワクします。有効性はともかく、Genesisに求められる要望のほとんが詰め込まれ、なおかつフルサイズではなく、あえて味の濃い17mmに収めているところがエライです。レビューを書きながら吸っているのは当然ですが、失礼ながら個人的にはまったく期待していなかった韓国製のGenesisが、これほどの高品質であることにビックリです。

まず、17mmのボディにウィックホールが2.3mmと、2mmのステンレスロープを使うのに最適なサイズなこと、タンクサイズが2.5mlと小さ過ぎないこと、そこそこ重量感があり高級感があること、そしてエアフローの可変に加えて業界初とも思われる「リークフリー設計」です。

今回は下から見ていきます。

バッテリーとの接続は標準的な510でスレッドは削り出し、センターピンはブラス製でアトマイザーまで伸びています。考え方としてはDIDと同様で上下ともジュラコンで固定しています。センターポールも削り出しのためタンクからの漏れは心配ありません。

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タンクはDVGと同じホウケイ酸ガラス、つまりPyrexのことで一般のガラスよりは熱にも衝撃にも強いですが、経験からは厚みの薄いPyrexは衝撃にはそれほど強くなく、Turbineなどのように非常に薄いと返って割れやすくなる気がします。その逆にDVGのようい厚みがかなりあれば、ちょっとやそっとでは割れない気がするのですが、ArrowのPyrexも非常に薄いため取扱いには注意が必要です。なぜかよくふっ飛ばす電タバダンサーの方はご注意を(DVG 3mm / Arrow 1.2mm / Turbine 1.2mm)。

センターポールにはArrowロゴとシリアルがレーザー刻印されています。

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<<アトマイザーベース>>

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ご覧のようにアトマイザー部分はかなり混み合っていると同時に縁が盛り上がって取り囲んでいます。センターポールを抜いた状態でセットアップしたくなるほど狭く、さらに六角ネジのためワイヤーの取り回しは結構大変です。デュアルコイルにするよりは、シングルで太いワイヤーを使った方が美味しくなるとは思います。ただmini-Bでもデュアルコイルが流行ったように、好みの問題だとは思います。

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センターのポジティブ電極との接続はOrion方式でスプリングを押し下げて挟み込むようになっていますが、これもデュアルコイルのセットアップ時に取り回しを楽にするためだと思われます。

もうお気づきとは思いますが、ウィックホールの前の縁にエアホールが大きく開いているのが見えます。また、分かりやすくするため暗くした写真の方をみると、ウィックホールが2つあるのが分かるかと思います。この2つの穴にキャップに開いているエアホールを合せることで、両方のウィックに対して1mmづつのエアフローが発生します。

またアトマイザー側の一方は横に大きく、もう一方が小さくなっているのは、シングルウィックにしたときに片方のエアホールを塞ぐことを可能にするためです。

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つまり、キャップをどの位置に合せるかにより、シングル時、デュアル時に最大1mm x 2のエアホールを自由に調節できるという構造です。ね、ビックリでしょ?

残念ながら、FoggattiOrion V3など、エアホールをキャップから遠ざけたデザインの場合には、設計に伴う味という意味で、よい結果を得るのが難しいのですが、Arrowに関してはなかなかどうしてうまく機能しています。

次にキャップですが、やや不思議なマークがついています。

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これは、エアフローのON/OFFを表しています。え?エアフローはエアホールでやるんじゃ?というとこですが、それは正解で、こちらのON/OFFは「リークフリー」とするためのエアドローのオープン/クローズ用なのです。

説明します。

まず、Arrowのドリップチップには標準の510を使用することが可能ですが、Derilinとステンレス2種類の専用ドリップチップが付属しています。写真を見てわかるようにドリップチップの下には穴がなく、サイドに穴が開いています。

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写真がみにくいかも知れませんが、ドリップチップを接続する上部にはエアフローのための切り込みがあり、ドリップチップのサイドから取り込むようになっています。キャップとドリップチップのラインを合せることでオープンとなり、クローズにしておけばGenesisでよくある上からのリキッド漏れを止めることができるわけです。

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特にシングルウィックでは、リキッドチャージの穴とメッシュホールの両方が開放されたままになるので、横に倒しておくと簡単にリキッドが漏れてしまいますが、クローズにしておくことで「リークフリー」としてかなりの確率で漏れを止めてくれるという構造です。さらにエアホールも両方クローズにしておけば、完全に漏れないことになります。

これには二度見するくらいビックリ。非常に優れた設計だと思います。もちろん必要なければ好みのドリップチップを付けることもできるわけなので、アジア的発想というのでしょうか、とても繊細に考えられていると思います。


■セットアップと試飲

14500での使用も考えてデュアルではなく28ゲージのKanthalでシングルウィックでセットアップします。

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味に期待が持てるのでProVariにも乗せられるよう、1.0Ω以上を狙って5巻きにしました。当然ながらアトマイザーエリアが非常に小さいので難儀しましたが、特に厳しかったのが28ゲージのワイヤーを電極とネジの隙間に通すところです。ただし、困ってしまって何時間も掛かるようなものではなく、器用な方であればそれほど苦労せずにセットアップは終わると思います。

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バッテリーのフラッシュでホットスポットを除去、リキッドを入れて機能することを確認します。ProVariに乗せてみると1.0~1.3Ωあたりでふらついているので丁度よさそうです。

味わってみた第一印象は、煙がとてもシルキーでウェット。これはドリップチップの特殊な構造と、チャンバーの狭さから来るもので、単にチャンバーが狭いだけだと喉越しに強くヒットしますが、サイドから回り込んで入ってくる煙はまろやかになっています。ドリップチップを通常の510に変えてみると、やはり喉越しが強くなります。リキッドにもよりますが、好みとしては専用ドリップチップの方が美味しいと感じました。

2つの1mmエアホールからのエアの流入量は、2mmになるのではなくて1.3mmくらいに感じます。これはこのまま両方開放でよいかなとも思いますが、やはり好みによると思います。片方だけを開けてドリップチップを510に変更すると、一番慣れている味になりました。様々な組み合わせができるのがなかなか面白いですね。

エアホールとドリップチップを完全にクローズした状態で、アトマイザーを逆さまにしてみました。シングルセットアップなので、アトマイザーベースには2つの穴が開いていることになり、キャップからはエアがでないハズですが完全密閉されているわけではないので、しばらくすると気泡が出てキャップ内にリキッドが進入しているのがわかります。ただ、元へ戻して再び吸ってみると普通に動作しているので、持ち運びで大惨事になることはないと思います。

最後にネガティブ部分を探して書いてみます。

まず一番気になったのは、Foggattiでも同様ですが、エアフロー調整のある機構は、そのエリアに水蒸気が溜まって吸うときに「ヒュー」っという音を立てることがあります。これは単にキャップに穴が開いているアトマイザーでも水蒸気によって起きることなのですが、その頻度が高いように思います。Arrowはさらにキャップ内にもオーリングがあって密閉度がより高いためだと思います。こまめに拭いてあげれば特に問題はないのですが、気になる一は気になるかも。うまくつきあっていくことでヒューヒューは抑えられると思います。

他にも書こうと思ったのですが思いあたりません。機能を詰め込んだ代償は少なからずありますが、素晴らしい設計と味のよさでそれは帳消しになりますし、加工精度も非常に高いです。決して初心者向きのGenesisではないですが、クローンを卒業してそろそろ高級なアトマを探しているならば冒険してみる価値はありそうです。味わいを求めるプローザーにもオススメのGenesisです。

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購入先: www.vapistsvapourizers.co.uk YallowKiss公式サイト

<<コメントはJPVapers.comのこちらのスレッドまでお願いいたします>>
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