ProTank 2 & Mini ProTankレビュー

KangerからPyrexガラスタンクとステンレスボディで人気の「ProTank(プロタンク)」に、ドリップチップを付け替え可能になった「ProTank 2」、そしてミニサイズの「Mini ProTank」がProTankファミリーに加わりました。
ProTank 2の発売がやや遅れていましたが、ようやく出てきましたのでまとめてレビューさせていただきます。
■基本仕様など
<<Mini ProTank>>
外径 14mm
長さ 73mm
重量 29.5g
材質 ステンレス/ブラス(ニッケルプレート)
タンク Pyrex 1.6ml
<<ProTank 2>>
外径 18mm
長さ 45mm(ドリップチップを除く)
重量 50g
材質 ステンレス/ブラス(ニッケルプレート)
タンク Pyrex 2.5ml
ProTankシリーズを並べてみると、オリジナルのProTankとProtank 2のサイズはほぼ同じ。MiniはEOVDとT3の中間に位置していますが、外径はEVODと同じ14mmです。
Kanger T3のリリースしたときの外径アップはタンク容量としては有利ですが、ドリップウェルにeGoスカートを持つバッテリーMODにはほとんどはまらないという結果。そして、サイズを考慮してEVODがリリース。これでほぼ完結のような気がしますが、外れるように見えて外れないEVODのドリップチップを変更できるバージョンがMini ProTankであって欲しかったというのが本音です。もしかするとそのうち出てくるかも知れませんね。


<<Mini ProTank>>
Mini ProTankから見ていきます。(なんでProTank MiniじゃなくてMini ProTankなんだろう…)



Modderさんからぐるぐる巻きのパッケージばかりを受け取っていると、KangerTechのちゃんとしたパッケージが新鮮です。本体のほかに2本のアトマイザーヘッドが同梱されています。
構造に目新しい部分はなく、オリジナルのProTankと同様にドリップチップというかマウスピースは取り外しができません。カトマイザーをベースにはめて下から締めるだけです。リキッド補充の際にはタンクを逆さまにしてできるので、タンクにリキッドが入ったままアトマイザー交換ができます。



バッテリー接続はeGo専用になっていて、あまりやらないでしょうけども510接続のバッテリーに乗せるには、510-eGoアダプターが必要になります。
付属のアトマイザーは2.2ΩでEgoバッテリーに乗せてもそのまま問題なく吸えます。できれば1.7~1.8Ωあたりが欲しいところではありますが、それはリビルダブルでやればよいかなと。
クリアマイザーなのでMiniもProTank 2もバッテリーコネクターからの吸気になりますが、Miniの場合はEgoスカートで密閉してしまうため、スカートに1mmほどのエアホールが開けられています。

<<ProTank 2>>
さて、次はProTank 2です。


オリジナルのProTankも優れたクリアマイザーですが、ユーザーからの不満には以下のようなものがありました。
・ドリップチップを好みのものが使えない
・タンク上部が外れないので掃除がしにくい
・壊れやすい
他にもログマークがイヤ、ボトムコイルがイヤなど、本末転倒な意見は放っておくとして、代表的な3つのうち2つが解消され、さらにタンクが取り外せるようになったので壊れたときに交換できるという利点があります(スペアが販売されていませんが)。
ステンレスによる重量と分厚いとはいっても、ガラスなのでコンクリートなどに落とせば直接的なダメージが出るのは仕方ないことですが、パーツが細かく分解できるようになったのは色々といじれるようになって楽しいというのが一番。そしてクリーニングが隅々までできるのは一番評価が高いと思います。


オリジナルのProTankとの差はほとんどなく、上下を分割できるようになったためセンターポールを支えるためにアトマイザーのベースの一部が変更になった程度です。キャップには510ドリップチップが付属しますが、これを自分の好みのものに差し替えることが出来ます。(付属のドリップチップはゆるゆるで使い物になりませんでした。オーリングを変えればもう少し固定できると思います。)



バッテリー接続は510規格でほとんどのバッテリーMODに乗せることができますが、ProVariなどのようにバッテリー側に吸気のためのスリットが入っていなくても、ProTank 2の裏側にスリットがありますので、ここから吸気させることが出来ます。
オリジナルの頃の金属の塊的なイメージから、ドリップチップを外せるようになった分で重量が少し軽くなるのかなと思ったのですが、実際にはパーツが増えたためかオリジナルよりも10g近く増えています。ずっしり感があり、Genesisアトマイザーを持ったときとほぼ同じような感覚です。あがいてものeGoの上には乗せられませんが、ProVariやメカニカルの上に乗せると、全体の重量はありますがそれなりにバランスがよいとは思います。ドリップチップさえ差し替えてKangerロゴを見せなければ、どこの高級アトマイザーだろうと思うくらいです。
アトマイザーヘッドの比較

見るからに左の3つは同じに見えますが、それぞれスレッドも含めて同じでした。そしてEVODだけセンターポールが短いのですが、ProTankのヘッドをEVODにはめることも可能でしたので、この4種類はアトマイザーベースさえ持っていれば互換性があります。
センターポールの短さが気になるようであれば、その部分だけ取り外して他に付け替えることも可能です。
例えば、Mini ProTankには2.2Ωのものしか販売していませんが、EVOD、ProTank 1/2/Mini用には1.5Ω、1.8Ω、2.5Ωも販売していますので、これらを自由に付け替えることができます。またタンクの中身を出さなくても逆さまにすればアトマイザーを変えることができるので、バッテリーに合せて抵抗値を変更したいときなどには便利ですね。
■リビルダブル大作戦
以前の記事で「コットンウィックのすすめ」というのを書かせていただきましたが、アトマイザーヘッドのリビルダブルにもコットンを使ってみようかと思います。

ボトムコイルの場合、どんな巻き方をするにしても上の分解写真のようにウィックにコイルを巻き付けることと、そしてリキッドが進入しすぎないようにウィックを重ねておくことが必要になります。リビルダブルにしなくてもボトムコイルはリキッドのVG比率によって上に乗っているウィックの本数を変えます。VG100%なら1本、VG50%なら2本が基本ですが、多すぎるとリキッド供給が間に合わず、スカスカにするとジュルジュル言い出して場合によりバッテリー側へ漏れてきます。ここが一番難しいので、試行錯誤してご自身でお使いになるリキッドに合せてベストな具合を見つけてください。



Mini ProTankには無理を承知で28ゲージでセットアップ。コネクタまでワイヤーを伸ばすのに長くなるため、それでも抵抗値は1.2Ωでした。コットンの両端をキット整えてコイルは完成。ファイバーのようにそのまま上に乗せるのも癪だったのでコイルの下に小さく丸めたコットンを両側から入れてみました。これでどうだろうか。


結果としてはあまり芳しくありませんでした。コイル下のコットンがリキッドを吸って膨らみ、その下のエアフローを塞いでしまうのです。一度アトマイザーを外して丸めたコットンを抜き取りかなり小さくしたひとつだけを入れて試します。
どうやらこれなら大丈夫かなという程度になりうまく吸えています。実はこのセットアップをしたのが2週間ほど前になるのですが、そのまま放置していたにも関わらず吸ってみると大してジュルジュルしていません。きっと色々なことがちょうどよかったのだと思います。
次にProTank 2です。こちらもコットンでのセットアップを行いますが、ワイヤーは30ゲージを使用。そしてMiniで失敗した丸めたコットンは1つだけにします。また今度はウィックの端を短くせず、少し長めに残して外周の溝にはめるようにしました。



なんだ結構綺麗にできたじゃんとか思っていたのですが大きな誤算。やっぱりエアドローがきついです。アトマイザーを外して詰め込みをいっそのこと外してみます。
一応これで吸えるようになったのですが、今度はやや供給過剰な気がします。ただ煙量はかなり出ているので、本当に難しい微妙な調整なのだなと思います。しばらく吸ってみたものの、どうも気にくわないので最初から巻き直すことにしました。
そして今度はステンレスロープが使えないのかなぁと。1mmのロープもあるし、うひひ俺天才。

何コレ?知ってました?ステンレスロープって。1cm程度で切ると7x7だろうが7x19だろうが、1mmでも3mmでも、短いとバラバラになっちゃうんです。決してまとまることがない。アトマイザーの構造上長いロープは入らないし、曲げるにはSSロープは強度ありすぎで無理です。うむ、あっさり断念。
さて気を取り直して巻き直しますが、せっかくなのでGenesisっぽくステンレスメッシュの中にファイバーではなくコットンを通そうと思います。




コイルの下に丸めたコットンを入れるのはどうも微妙だったので、今回はファイバーと同様に小さく切ったコットンを上に被せています。気持ち程度なのでなくてもいいくらいかも。どうも外周に回し込んだウィックが結構聞いているようで、これでリキッドをせき止められているのではないかと思います。

吸い心地は悪くありません。ただしステンレスメッシュのためコイルの加減をみようとドライバーンしたことで、ややコットンの焦げが生じたようで、その味がフレーバーに一緒に乗っかってます。
コットンでボトムコイルのヘッドをリビルダブルをするのは向いていないんじゃないかと思いつつ、コイルの上に乗せたコットンを外してみると、ようやくその嫌な味が消えました。ここまで読んでなかった人はゴメンナサイ。つまりコイルの上には何も乗せない方が無難です。。。
ふぅ、これでやっと美味しく吸えるようになりました。
■まとめ
Kanger ProTank 2、MiniはProTankのバリエーションとして面白い存在です。リビルダブルをせずともストックのアトマイザーヘッドで充分美味しくすうことができるので、あえてコットンやステンレスに挑戦する必要もなく、かえってまずくしてしまうこともあります。
逆にいじくってなんぼという考えの方であれば、ボトムコイルというだけでそもそもチャレンジングな構造ですので、ベストなセッティングがみつかればとても美味しく吸えると思います。ボトムコイルの一番の問題はやはり漏れだと思います。付属品ではまず漏れることはないですが、リビルダブルを行うときにはこれに留意して工夫してみてください。
Kangerは元々カトマイザーでボトムコイルの水平さんとしてあまりにも有名ですが、BogeやSmoktechのデュアルコイルのユーザーからは、煙温度が低いと敬遠されがちでした。
クリアマイザーとなってもT2まではトップコイルだったのですが、T3からはボトムコイルとして返ってきたわけです。確かにトップコイルに比べれば温度は低いのは否めませんが、それでもカトマイザーのように途中で邪魔をするウィックが存在せず、コイルから細い金属の筒を伝って煙が届くので、そこまで温度が低いと気になるわけではありません。
ますます進化を続けるクリアマイザーから目が離せません。



購入先: Kangertech直営ショップ
国内では「ぬるしぐ」さんでProTank 2を取扱い予定のようです。JPVのサプライヤーフォーラムでモニターレビューが開始されています。
<<コメントはJPVapers.comのこちらのスレッドまでお願いいたします>>
<<Mini ProTank>>
外径 14mm
長さ 73mm
重量 29.5g
材質 ステンレス/ブラス(ニッケルプレート)
タンク Pyrex 1.6ml
<<ProTank 2>>
外径 18mm
長さ 45mm(ドリップチップを除く)
重量 50g
材質 ステンレス/ブラス(ニッケルプレート)
タンク Pyrex 2.5ml
ProTankシリーズを並べてみると、オリジナルのProTankとProtank 2のサイズはほぼ同じ。MiniはEOVDとT3の中間に位置していますが、外径はEVODと同じ14mmです。
Kanger T3のリリースしたときの外径アップはタンク容量としては有利ですが、ドリップウェルにeGoスカートを持つバッテリーMODにはほとんどはまらないという結果。そして、サイズを考慮してEVODがリリース。これでほぼ完結のような気がしますが、外れるように見えて外れないEVODのドリップチップを変更できるバージョンがMini ProTankであって欲しかったというのが本音です。もしかするとそのうち出てくるかも知れませんね。


<<Mini ProTank>>
Mini ProTankから見ていきます。(なんでProTank MiniじゃなくてMini ProTankなんだろう…)



Modderさんからぐるぐる巻きのパッケージばかりを受け取っていると、KangerTechのちゃんとしたパッケージが新鮮です。本体のほかに2本のアトマイザーヘッドが同梱されています。
構造に目新しい部分はなく、オリジナルのProTankと同様にドリップチップというかマウスピースは取り外しができません。カトマイザーをベースにはめて下から締めるだけです。リキッド補充の際にはタンクを逆さまにしてできるので、タンクにリキッドが入ったままアトマイザー交換ができます。



バッテリー接続はeGo専用になっていて、あまりやらないでしょうけども510接続のバッテリーに乗せるには、510-eGoアダプターが必要になります。
付属のアトマイザーは2.2ΩでEgoバッテリーに乗せてもそのまま問題なく吸えます。できれば1.7~1.8Ωあたりが欲しいところではありますが、それはリビルダブルでやればよいかなと。
クリアマイザーなのでMiniもProTank 2もバッテリーコネクターからの吸気になりますが、Miniの場合はEgoスカートで密閉してしまうため、スカートに1mmほどのエアホールが開けられています。

<<ProTank 2>>
さて、次はProTank 2です。


オリジナルのProTankも優れたクリアマイザーですが、ユーザーからの不満には以下のようなものがありました。
・ドリップチップを好みのものが使えない
・タンク上部が外れないので掃除がしにくい
・壊れやすい
他にもログマークがイヤ、ボトムコイルがイヤなど、本末転倒な意見は放っておくとして、代表的な3つのうち2つが解消され、さらにタンクが取り外せるようになったので壊れたときに交換できるという利点があります(スペアが販売されていませんが)。
ステンレスによる重量と分厚いとはいっても、ガラスなのでコンクリートなどに落とせば直接的なダメージが出るのは仕方ないことですが、パーツが細かく分解できるようになったのは色々といじれるようになって楽しいというのが一番。そしてクリーニングが隅々までできるのは一番評価が高いと思います。


オリジナルのProTankとの差はほとんどなく、上下を分割できるようになったためセンターポールを支えるためにアトマイザーのベースの一部が変更になった程度です。キャップには510ドリップチップが付属しますが、これを自分の好みのものに差し替えることが出来ます。(付属のドリップチップはゆるゆるで使い物になりませんでした。オーリングを変えればもう少し固定できると思います。)



バッテリー接続は510規格でほとんどのバッテリーMODに乗せることができますが、ProVariなどのようにバッテリー側に吸気のためのスリットが入っていなくても、ProTank 2の裏側にスリットがありますので、ここから吸気させることが出来ます。
オリジナルの頃の金属の塊的なイメージから、ドリップチップを外せるようになった分で重量が少し軽くなるのかなと思ったのですが、実際にはパーツが増えたためかオリジナルよりも10g近く増えています。ずっしり感があり、Genesisアトマイザーを持ったときとほぼ同じような感覚です。あがいてものeGoの上には乗せられませんが、ProVariやメカニカルの上に乗せると、全体の重量はありますがそれなりにバランスがよいとは思います。ドリップチップさえ差し替えてKangerロゴを見せなければ、どこの高級アトマイザーだろうと思うくらいです。
アトマイザーヘッドの比較

見るからに左の3つは同じに見えますが、それぞれスレッドも含めて同じでした。そしてEVODだけセンターポールが短いのですが、ProTankのヘッドをEVODにはめることも可能でしたので、この4種類はアトマイザーベースさえ持っていれば互換性があります。
センターポールの短さが気になるようであれば、その部分だけ取り外して他に付け替えることも可能です。
例えば、Mini ProTankには2.2Ωのものしか販売していませんが、EVOD、ProTank 1/2/Mini用には1.5Ω、1.8Ω、2.5Ωも販売していますので、これらを自由に付け替えることができます。またタンクの中身を出さなくても逆さまにすればアトマイザーを変えることができるので、バッテリーに合せて抵抗値を変更したいときなどには便利ですね。
■リビルダブル大作戦
以前の記事で「コットンウィックのすすめ」というのを書かせていただきましたが、アトマイザーヘッドのリビルダブルにもコットンを使ってみようかと思います。

ボトムコイルの場合、どんな巻き方をするにしても上の分解写真のようにウィックにコイルを巻き付けることと、そしてリキッドが進入しすぎないようにウィックを重ねておくことが必要になります。リビルダブルにしなくてもボトムコイルはリキッドのVG比率によって上に乗っているウィックの本数を変えます。VG100%なら1本、VG50%なら2本が基本ですが、多すぎるとリキッド供給が間に合わず、スカスカにするとジュルジュル言い出して場合によりバッテリー側へ漏れてきます。ここが一番難しいので、試行錯誤してご自身でお使いになるリキッドに合せてベストな具合を見つけてください。



Mini ProTankには無理を承知で28ゲージでセットアップ。コネクタまでワイヤーを伸ばすのに長くなるため、それでも抵抗値は1.2Ωでした。コットンの両端をキット整えてコイルは完成。ファイバーのようにそのまま上に乗せるのも癪だったのでコイルの下に小さく丸めたコットンを両側から入れてみました。これでどうだろうか。


結果としてはあまり芳しくありませんでした。コイル下のコットンがリキッドを吸って膨らみ、その下のエアフローを塞いでしまうのです。一度アトマイザーを外して丸めたコットンを抜き取りかなり小さくしたひとつだけを入れて試します。
どうやらこれなら大丈夫かなという程度になりうまく吸えています。実はこのセットアップをしたのが2週間ほど前になるのですが、そのまま放置していたにも関わらず吸ってみると大してジュルジュルしていません。きっと色々なことがちょうどよかったのだと思います。
次にProTank 2です。こちらもコットンでのセットアップを行いますが、ワイヤーは30ゲージを使用。そしてMiniで失敗した丸めたコットンは1つだけにします。また今度はウィックの端を短くせず、少し長めに残して外周の溝にはめるようにしました。



なんだ結構綺麗にできたじゃんとか思っていたのですが大きな誤算。やっぱりエアドローがきついです。アトマイザーを外して詰め込みをいっそのこと外してみます。
一応これで吸えるようになったのですが、今度はやや供給過剰な気がします。ただ煙量はかなり出ているので、本当に難しい微妙な調整なのだなと思います。しばらく吸ってみたものの、どうも気にくわないので最初から巻き直すことにしました。
そして今度はステンレスロープが使えないのかなぁと。1mmのロープもあるし、うひひ俺天才。

何コレ?知ってました?ステンレスロープって。1cm程度で切ると7x7だろうが7x19だろうが、1mmでも3mmでも、短いとバラバラになっちゃうんです。決してまとまることがない。アトマイザーの構造上長いロープは入らないし、曲げるにはSSロープは強度ありすぎで無理です。うむ、あっさり断念。
さて気を取り直して巻き直しますが、せっかくなのでGenesisっぽくステンレスメッシュの中にファイバーではなくコットンを通そうと思います。




コイルの下に丸めたコットンを入れるのはどうも微妙だったので、今回はファイバーと同様に小さく切ったコットンを上に被せています。気持ち程度なのでなくてもいいくらいかも。どうも外周に回し込んだウィックが結構聞いているようで、これでリキッドをせき止められているのではないかと思います。

吸い心地は悪くありません。ただしステンレスメッシュのためコイルの加減をみようとドライバーンしたことで、ややコットンの焦げが生じたようで、その味がフレーバーに一緒に乗っかってます。
コットンでボトムコイルのヘッドをリビルダブルをするのは向いていないんじゃないかと思いつつ、コイルの上に乗せたコットンを外してみると、ようやくその嫌な味が消えました。ここまで読んでなかった人はゴメンナサイ。つまりコイルの上には何も乗せない方が無難です。。。
ふぅ、これでやっと美味しく吸えるようになりました。
■まとめ
Kanger ProTank 2、MiniはProTankのバリエーションとして面白い存在です。リビルダブルをせずともストックのアトマイザーヘッドで充分美味しくすうことができるので、あえてコットンやステンレスに挑戦する必要もなく、かえってまずくしてしまうこともあります。
逆にいじくってなんぼという考えの方であれば、ボトムコイルというだけでそもそもチャレンジングな構造ですので、ベストなセッティングがみつかればとても美味しく吸えると思います。ボトムコイルの一番の問題はやはり漏れだと思います。付属品ではまず漏れることはないですが、リビルダブルを行うときにはこれに留意して工夫してみてください。
Kangerは元々カトマイザーでボトムコイルの水平さんとしてあまりにも有名ですが、BogeやSmoktechのデュアルコイルのユーザーからは、煙温度が低いと敬遠されがちでした。
クリアマイザーとなってもT2まではトップコイルだったのですが、T3からはボトムコイルとして返ってきたわけです。確かにトップコイルに比べれば温度は低いのは否めませんが、それでもカトマイザーのように途中で邪魔をするウィックが存在せず、コイルから細い金属の筒を伝って煙が届くので、そこまで温度が低いと気になるわけではありません。
ますます進化を続けるクリアマイザーから目が離せません。



購入先: Kangertech直営ショップ
国内では「ぬるしぐ」さんでProTank 2を取扱い予定のようです。JPVのサプライヤーフォーラムでモニターレビューが開始されています。
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