Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Renovatio Mod's EL3V8TORレビュー

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EL3V8TOR(エレベーター)』はKickで有名なEvolve社のDNA20Dチップを搭載したステンレス製のテレスコピックバッテリーMODです。個人的なMODとしてDNA20をチューブに組み込んだ成功例もちらほらありますが、Modder製品としてはCyborgと並んでほぼ同時期に発売されていますが、EL3V8TORはショップ販売ではなく、Vaporwallによるリスト販売が行われています。

■基本仕様など

外径 23mm
長さ 88mm~11.7mm
重さ 109.8g
可変電力 7~20W
アンペア上限 6A
材質 ステンレス

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DNA12、DNA20の発売以降、組み込みの容易さからボックスタイプのMODが自作も含めてよく見られるようになりましたが、金属チューブタイプというのはまだ珍しいです。一見するとProVariのような製品にも見えますが、電子制御を伴うバッテリーとしては機能的に確かに似ています。

このブログでDNA20を扱うのは初めてなので、その部分についても今回解説をしておきたいと思いますが、まずは本体機能を見ていきます。


<<テレスコピック機能>>

「EL3V8TOR」というELEVATORを名称も実はこのテレスコピック機能から来ています。何がエレベーターなのかというと、3つのバッテリーサイズに対応するためチューブのスレッドが段階的に3カ所に分かれて切られていて、通常のテレスコピックがサイズ変更やバッテリー交換のたびに延々とチューブを回さなければならないに対して、EL3V8TORはスレッド同士の隙間が設けられているので、その間をスキップできるわけです。この機能をエレベーター機能と呼んで製品名にもなっています。

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文字だと何を言ってるのかわからないと思いますが、写真をみてもらえば一発で理解できると思います。つまり、18350モードにしたチューブを外すには、350用スレッドを外し、チューブを引っ張って500用スレッドに乗せてさらに外し、最後に650用スレッドに乗せてから外します。結果的にスレッドが延々と続く方が返って楽だと思うかも知れませんが、実質それよりは時間短縮になります。あとは好みの問題かと思います。

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<<スイッチ>>

スイッチは1つボタンですが、ラバーの下にはジョイスティックが仕込まれています。指で押す限りはジョイスティックは反応することはなく至って快適に通電させられます。ラバーに爪を立てることで左右に動かして電力設定の変更などが可能です。ジョイスティックの上下には何の機能も振られていません。

ジョイスティックの使い心地はそれほどよくなく、それほどいじるところではないのが幸いですが、あまり爪で強く押すとラバーが外れてしまうので注意が必要です。

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本来2個のボタンで各種の設定を行うことができるDNA20を1個のボタンにしたことで、ステルスモードなどいくつかの機能に制約が出ます。ただしこれはそれほど大きな問題ではなく、もっと大きな問題がスイッチの位置です。

スイッチの位置が基板の取り回しの関係か期待よりも下にあります。スイッチ位置の悪かったMini Lavatubeを思い出しますが、手に持った時のスイッチ位置があまりにも下に来ています。18650モードではマシなのですがもう少し上にあって欲しかったです。これも好みの問題だとは思いますが、私にとっては使うのを断念するくらい重要なポイントです。18650ならほぼ問題なし、18490だとギリアウト、18350だと下過ぎて人差し指で押すのは無理です。


<<トップキャップ>>

トップキャップはリングの両側がフラットになっているものが標準ですが、できればチューブに合わせてフラットに加工されていないものが欲しかったのです。追加で支払えばもう1個入れて上げるということだったのでそうしたのですが、なぜかフラットになったものは送られてきませんでした。問い合わせ中ですが今のところ謎。もし、そのまま注文していれば写真のものは異なり、リングの一部がフラットになっているかと思います。

トップキャップには複数の機能があります。リングにはエアホールがあって回すことでエアドローの調節が可能になっていて、バッテリーコネクタから吸気するタイプのアトマイザーではこれを使います。リング自体は取り外すことができますので、外せばトップの面積が狭くなり、アトマイザーにスリットの入ったものであればそこからの吸気が可能になります。残念ながらeGoスカートにサイズが合わせてあるわけではないので、eGoコネクタの場合にはアダプタが必要になります。

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ポジティブピンは可動式との触れ込みですが、上から押し込むことに対するわずかな距離が沈むというつくりのようです。いくつかのアトマイザーを乗せてみましたが、ほとんど通電するもののアトマイザー側のポジティブ電極が短かいものに対してはやや相性が悪く、逆に電極が飛び出しているものの場合にはポストが沈み込んでうまくフラットな接続になってくれます。

スプリングではないですが、ピンセットでいじってみるとかなりグラグラしていて、ぶっ壊れる前のカトマイザーのピンのような感触。引っ張ったら最後と思うと引っ張りたくなる衝動を抑えつつこのままにしておきます。分解できないので設計がわからないですが、ここまでグラグラしているとリキッドがピンのしたら進入してDNAが死亡するのは時間の問題のような気もします。このあたりのメンテナンスができるようになっていると満点を上げられるのですが…。

試したアトマイザーの中では、一部のGenesisで通電しませんでした。また物によってはリングを取り外すと通電するものもあったので、デフォルトのピンの位置がもう数ミリ上でもよかったのではないかと思います。乗せてみて通電しないとわかったときの落胆は結構なものがありますので、せっかくよいMODでも品質を疑いたくなってしまいます。個体差だと信じたいですが、かなりデリケートだと思っておいた方がよいです。


<<DNA20D>>

Evoleはその昔、Darwinという可変電圧(VV)ではなく可変電力(VW)を業界で初めて広めたメーカーです。折りたたみ式という特徴を持つバッテリーMODでしたが、カトマイザーやダイレクトドリップのアトマイザーの使用を前提としていた時代ですので、タンクを付けると折りたためないために今となっては姿を消しています。

※VWに関する基本的な情報はKickのレビューをご参照ください。

その代わりとして出てきたのがメカニカルバッテリーMODにVW機能を付加できる「Kick」、Modderや自作MODに組み込むことを前提としては「DNA12」チップ、そしてチップだけだったDNA12の後継で上限を20Wに押し上げて液晶盤を搭載したのが「DNA20D」です。

アンペア上限は7Aと高く、1.0Ω以下のコイルが主流となったサブオーム世代のコイルに対応しています。GenesisやデュアルコイルのRBAなどでは、サブオームを使うユーザーがほとんどのためにProVariなどの電子制御系のバッテリーMODは全滅でした。私自信もProVariを使いたいがために最近まで2.0ΩでGenesisをセットアップし続けていましたが、もう時代の流れに完全に乗ってしまいメカニカルバッテリーオンリーの生活になっています。

「DNA20D」はそんな時代にぴったりマッチしたチップです。メカニカルMODで使用するIMRバッテリーは上限アンペアが6A、8Aがマジョリティですが、当然残電圧が減ってくればそこまでの出せなくなりますが、DNAを搭載していれば設定通りの電圧/電力を93%の変換効率で維持してくれます。

またメカニカルMODには存在しない保護機能を提供しますので、安心してメカニカルMODをサブオームで利用することが出来る優れたチップなのです。

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DNA20D基本機能(データシート):

 ・可変電力(VW) 7~20W
 ・出力電圧(VV) 4~8.3V
 ・アンペア上限 6A
 ・コイル抵抗値 1.0~3.3Ω
 ・最低動作電圧 3.2V
 ・OLED消費電力 25mA
 ・非動作時消費電力 1mA

仕様上でもっとも注目に値するのはアンペア上限の6Aです。多くの電子制御のMODが2A、ProVari V2でも3.5Aですので、1.2~1.3Ωを下回るコイルは使用できないのが通常です。DNA20Dの上限が6Aということは、理論上は0.55Ωまで使用することが出来ますが、電圧は3.3Vより上げることは出来ないため実質は0.9や1.0Ωまでが実用的だと思います。Evolveでも1.0Ω以下の使用は推奨しています。

DNA20Dでアンペア上限を超えたときの動作は、カットオフするのではなくOLED上のΩ値が点滅してバッテリーのそのままの状態をアナログに出力します。使えないことはないのですが、使用していて点滅したときにはワット数を調整して電子制御内にするか、コイルを変更する必要があります。

最低動作の3.2VはKickと同じですので、実際にメーターで計測すると3.6~3.8V残っている状態でもカットオフされるところは改善されていません。なるべく大きめのバッテリーを使用した方が長持ちします(当たり前ですね)

■DNA20Dの設定・使用方法

ここでは、EL3V8TORだけでなく、DNA20Dに関する情報を掲載します。EL3V8TORはジョイスティックのため2つのボタンを同時押しができないため、以下の説明のステルスモードなど一部の機能を利用することが出来ません。ステルスはまだしも、ディスプレイ表示の反転だけは欲しかったところではあります。

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保護機能としては、短絡や温度感知など一通りの安全機能が入っているのですが、唯一バッテリーの方向を間違えたときの保護がありません。これはDNA20D側の問題なのでMODに罪はないのですが、もしバッテリーの向きを間違って入れてしますと、その時点でDNA20Dが破壊されてしまいます。これだけは注意して使う必要があります。EL3V8TORの場合はバッテリーのプラスを上にして挿入するのが正しい方向です。


■試飲とまとめ

DNA20Dが優秀なことから、ついそこだけを見た評価をしてしまいそうになりますが、ボトムフィーダーがほとんどだったDNAにメカニカルMODでは標準的な金属チューブとして使えることの利点は非常に大きいと言えます。特に人気の高いGenesisやRBAはいずれも20mm以上のサイズですので、ボックスMODで使用することができないわけですが、23mmの金属チューブであれば何でも乗せられますし、スタイルも損ないません。

金属加工の精度は中の下くらいでしょうか。傷はほぼ見あたりませんが、ツールマークがそのまま見える部分、そしてスイッチ部の加工は見えないところですが、結構きたないです。使用上で特に不満が出る品質ではありませんので、あくまでも合格ラインの上にあるものを強いて指摘すればという意味合いです。

トップキャップにスリットを無くしてエアフローを設計したことは面白いのですが、センターピンだけは困った感じです。グラグラのポストをクリーニングするのも怖いですし、分解するのも避けたいです。この部分はとても人にお勧めできる出来ではないです。

これが解決できたとしても、ボタンの位置だけはどうしても許せません。18650以外で使えないのであればそもそもテレスコピックの意味もないですから。恐らくそう考えるのは私だけなのかも知れませんが、Lavatubeを狙っていた当時と同様に、DNA搭載のチューブを購入するときにはボタンの位置を確認してから買いたいと思います。

とはいえ、リストに並ばないと買えない金属チューブ製のテレスコピックで、中身は定評のDNA20D。面白いMODには間違いなく、パフォーマンスはシンプルにメカニカルMODを超えるわけです。その意味からは買って他にない満足感を得るということはできます。そういうのが好きな方なら買っても後悔することはないと思います。私も常用はしないと思いますが、まぁ面白いかなーと思っています。

↓ボタン位置のバランス、変でしょ?
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購入先: Vaporwall EL3V8TOR 185 €

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