Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Sunbox E7ボトムフィーダー

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今回は珍しくボトムフィーダーのレビューです。『SunBox E7』はイタリアのModder del-solにによる作品で、イタリアでは以前から親しまれているボトムフィーダーシリーズの最新作とのことです。販売はdel-solのWebサイトでのみが行っているため、他のイタリア系ショップへの問い合わせていましたが入手ができませんでした。今回ようやく在庫が補充されたため購入に至ったというわけです。

どうしても欲しかったE7、ようやく手に入れましたのでレビューさせていただきます。またマイクロコイルについても解説などを入れていますので、やや全体が長くなってしまいました。面倒くさい場合は読み飛ばして結論だけ読んでいただければ早いかもです。

今回は仕様説明に入る前に、少しボトムフィーダーに関することを先に書いておきたいと思います。

ボトムフィーダーはその名の通りボトムからリキッドを供給するMODですが、元々はダイレクトドリップ用の306/510アトマイザー、あるいはカトマイザーを仕込んで、それまでトップフィードで直ドリするしかなかった環境を大きく変えた製品でした。数多くのMODが製品として、あるいは自作で生まれたわけですが、初心者向けだったカトマイザーも直ドリが段々と数を減らし、今ではVivi NovaやProTankなどのヘッドが交換できるタンク系の製品、あるいはGenesisやRBAなどへのアップグレードというのが主流となった今、ボトムフィーダーの元気は以前よりは衰えているように見えます。

ここに来て何故ボトムフィーダーなのかというと、DNA20Dを搭載した製品が多く販売されるようになったため。そしてRBAにもボトムフィーダー専用のものがいくつか存在し、以前とは用途の異なる使い方ができるようになってきたためです。残念ながら私の好むGenesis用のボトムフィーダーという製品は存在しませんが、流行のマイクロコイルなどRBAの選択肢として、ひとつくらいは具合のよいボトムフィーダーを持っていたいと思ったためです。

ただし、元々がアトマイザーのためにあるボトムフィーダーですので、間違った選択をすると使うことが出来ないので注意が必要です。まず、カトマイザーサイズしか入らないボックスMODも存在します。例えば、V-MOD 2.0V-MOD XLは、そもそもRBAなど入りません。510アトマイザーサイズを前提にしているので、9.2mmの筒がぎりぎり入る9.3mmしか入らないのです。510エクステンションを5個くらい積み上げればなんとかなりそうですが、そういうことではないですよね。

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逆にドリップウェルがないボトムフィーダーも存在します。これは元々のボトムフィーダーが細い筒を直接アトマイザーの接続部に差し込むようにできていたためで、カトマイザーや510エクステンションなどで、バッテリー接続部のコネクタに穴が開いていますよね?あそこに細い金属製のニードルを差し込むのが最初の頃のボトムフィーダーだったのです。その設計であればどのRBAでも接続が可能なわけです。

ところが、Reo Grandの登場以来ボトムフィーダー市場はドリップウェルが標準になってしまったのです。Reo Grandは金属製のニードルを差し込む設計を辞め、リキッドが溢れてもいいのでそれを受け止めるキャッチカップ、またの名をドリップウェルを儲けることで、どうせ漏れてしまう接続部に溝を付けたわけです。販売されているほとんどのボトムフィーダーがこの優れた設計のタイプとなったため、まさか直径14mmやそれを超えるRBAを搭載することが前提となっていないというのが現状です。

Reo Miniも今となっては自分たちでもRBAを販売していて、意識してドリップウェルのサイズを大きくしています。当時のReo Mini、Reo 18490はそのままでは14mmサイズのRBAを差し込むことができない13.097mm、現在は14.684mmに拡張されています。(Reo Grandは元々14.684mmです)

その他多くのボトムフィーダーではReoのようにドリップウェルを削りだしているのではなく、既製品のドリップウェルを流用しているため、サイズ的に全滅に近いと言える状態です。さらいにRBAも14mmに収まりきらずに14.3mmだったり、14.5mmだったりという製品もあり、Reoですらフィットできず、なかなか相性のよいボトムフィーダーを見つけるというのは困難なのです。

ボトムフィーダーを購入するときには上に何を乗せるのかを決めておき、そのサイズに合ったドリップウェルなのかどうかを確認してから買わないとまずいということを覚えておいてください。(その情報が乏しいのが問題なんですけどね…)

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Sunbox E7は、新しいボトムフィーダーが欲しいと思いなんとなく探す日々が続いていた頃、DNA20D搭載は決めていたので、それなら自作しちゃおうかなと思ってパーツを揃えていた矢先に見つけてしまった製品です。

1年以上前から追いかけているProvari用のカーボンファイバーチューブを探している関係で、del-solのページは定期的にチェックしているのですが、そこで見掛けてしまった時点で一目惚れ。Youtubeなどでもほとんど情報がなかったのですが、いつかこれを入手しようともくろんでいました。

ボトムフィーダーはいくつか持っているのですが、新たに購入する条件として以下のように考えました。

 ・18650サイズのバッテリーが搭載できる
 ・ボトルサイズが6ml以上
 ・DNA20D搭載
 ・ヘビーデューティーに使いたいので金属製
 ・ドリップウェルが大きいもの

ReoはとてもよいボックスMODですが、Reo 18490を使っていてバッテリーの持ちが悪いこと、そしてリキッドの容量が少ないことが不満だったので、18650を組み込めることは最低条件にしました。もしDNA20D搭載が見つからなければKickで我慢してReo Grandを購入しようかとも思っていたくらいです。Kick 2が出てしまったので、今となってはGrandも超欲しいのですが…。

かなり前置きが長くなってしまいましたが、E7のレビューに移りたいと思います。


■基本仕様など

寸法 97 x 24 x 54mm(スイッチ含まず)
重さ 138g
材質 アルミニウム
可変電圧 7~20W(DNA20D搭載)

※DNA20Dを搭載についてはEL3V8TORのレビューを参考にしてください。

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まさかとは思ったのですが、DNA20Dを搭載している最新のボトムフィーダーのE7ですが、やはり前提はカトマイザーサイズの筒を入れるタイプでした。イタリア自体はそもそもMODの発展が激しく、もっと先へ進んでいるものだと思っていましたが、ボトムフィーダーは未だに古い世代がそのまま主流になようです。

一目惚れした関係上、そんなことでひるむわけにもいかないのでそのままポチっと購入してしまいました。正直にうとJPVでGeroGeroBooscaさんに思いっきり背中を押されたからというのも大きいのですが、購入しようか悩んで2ヶ月近くも経っていたので、なんか気が楽になって行っちゃったような感じです。まぁ正解だったんですけどね。

サイズはご覧のようにやや大型になります。

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それでもDNA20Dを搭載していることと18650の搭載が可能とした上で実現できる最低限のサイズだとは思います。ポケットにはそのまま入れられます。海外出張時にも持って行きましたが、1日ポケットに入れていてさほどの違和感はなかったです。

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ドアはスライド式ではありませんが3つのアースマグネットで固定する方式です。お世辞にも裏側の処理が綺麗とは言えませんが、見えないところにも気を配る日本人魂としては、ちょっと残念ではありますね。まぁそれでもヘビーデューティー感は充分です。

ボトルサイズは10mlと大きく、よくある10mlボトルをそのまま使えます。

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バッテリーは18650を1本だけ使いますが、ボトムのスプリングが強力に固いのが気になりました。本当にこれで有事の際にシュリンクするのだろうかと心配になるくらいの固さなので、これは交換するかも知れません。

比較的雑に作られているようにも見えますが、配線まわりは非常に綺麗で、DNA20D部分がどうなっているのだろうと開いてみたところ、思ったよりも綺麗で安心しました。

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側面にはプラスチック製のスイッチがあり、DNA20D基板上のスイッチを直接押す形になっています。軽いタッチですがクリック感があって非常に好みです。Reoの場合は完全にメカニカルスイッチのため、電池が減ってくると無意識にスイッチを強く押してしまうクセがあったのですが、DNA搭載のため軽いタッチで吸える自分がいます。ここはポイント高いですね。

そしてスイッチの下にはOLED表示があって各種の設定や状態を容易に視認することができるようになっています。

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ドリップウェルについては後ほど説明しますが、接続は510で裏側の金属の突起したパイプにチューブを差し込むことでボトルからのリキッドをウェルに送り込む仕組みになっています。チューブは簡単に外れますので、ボトルごと清掃が簡単にできます。本体にはボトルが2本付属していますので、別々のフレーバーを入れておいて差し替えるようなことも可能です。

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■ドリップウェル

さて問題のドリップウェルです。del-solシリーズはそもそもACSというエアフローコントローラーを採用していて、SunBoxの他のEシリーズだけでなく、ProVari用のMODやACSだけでも販売しているご自慢のシステムようです。仕組みは簡単で2つのパーツを締めたり緩めたりすることでエアドローを調節できて、ダイレクトドリップの510アトマイザーやカトマイザーに装着できるシールドのようなものです。

はい、やっぱり306/510前提なわけです。E7も例に漏れずこのACSが付属して、丁寧にもう1個オマケで付けてくれたのですが、RBA用途で探しているボトムフィーダーなので私はまったく興味がわかない状態ですが、もちろんダイレクトドリップ前提で購入されるならば何の問題もなく動作します。

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つまりこういう形になります。306で吸ってみましたが、これはこれでDNAも付いてて美味しいなぁと。ただ購入した動機が違うのよねというだけです。

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ACS自体にはスレッドがあり固定できるようになっているため、E7のドリップウェルにもスレッドがあります。

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このスレッドのサイズはReo Grandよりもやや小さい14mmジャスト。そのため外径14mmのアトマイザーをそのままはめることができません。幸い手元にボトムフィーダー用のHornetがあったので、これがいけました。トップフィーダーのHornetはステンレス製で14mmなのですが、ボトムフィーダー用のキャップは微妙に下が細くなっています。このため14mm以下でなんとかフィットすることができたような感じです。

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しばらくはこれで運用することにして、海外出張もこれで過ごしました。


--- 3週間経過 ---

使ってみて思ったのですが、Hornetでチェーンすると結構ボディの温度が高くなります。ステンレスでも試したい。できればERAやその他のRBAも試したいという欲求が。

ACSが欲しいなと思うことは恐らく今後もないだろうという決断。スレッドごと削ってドリップウェルを14.5mmに拡張することにしました。こう見えて304ステンレスなので結構固いのですがルーターで時間を掛けて削りました。

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きれいサッパリ、これで難なく他のRBAも使えるようになりました。


■セットアップ

マイクロコイルをご存じでしょうか?JPVでBigjoさん、Takajinさんなどが話題にしているリビルダブル方式ですが、特にコットンユーザーには最適のセットアップです。

マイクロコイルは、「コットンウィックのすすめ」という記事で結構前にご紹介しているのですが、JPVで進んでいるスレッドでは、これをさらに進化させてコイル同士を熱で密着させてしまうというもの。これにより、熱量が高くなるというリボンワイヤーと同じような原理、さらにマイクロコイルが美味しいというわけではないのですが、コイル位置を出来る限りキャップのエアホールに近づけることで爆煙が期待できるというものです。

コットンウィックに適していることから早速試してみたところ、なかなかよい結果でした。E7についても同様のマイクロコイルでERAをセットアップしたいと思います。

Hornetではやや温度が上がりすぎだったのでERAで試そうと思います。ただERAはエアホールが対角に2つありますのでエアホールにせっかく近づけるコイルの意味が薄れるため、一方をエポキシで塞ぎ、もう一方を1.2mmに拡張しました。

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28ゲージを使って1.25mmのニードルに隙間なくコイルを巻きます。1巻きで0.1Ωくらいになるので12回巻いて1.2オームを狙います。どうしても隙間はできてしまうので巻き終わった跡に両側から詰めるようにします。隙間が空いても後で調整するのであまり気にしなくて大丈夫です。

シリンジニードルのままアトマイザーにセットします。このとき、なるべくキャップギリギリに、そしてエアホールの高さにちょうどコイルがくるような位置にセットアップします。Genesisではコイルと電極の隙間を空けるとホットスポットが出やすくなりますが、RBAではコットンが通電するわけではないので距離を開けても問題ありません。

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セットアップできたらニードルを抜いて抵抗値の確認とドライバーンをしておきます。ここで重要なのがピンセットの存在。通電して真っ赤になるまで熱したら、ボタンを離してコイルを両側からピンセットで挟みこみます。これを何度か繰り返すとコイル同士が熱で溶接されて金属の筒のような状態になります。

何度か繰り返してコイルにクセをつけたら温度を冷ましてからコットンを差し込みます。リキッドをフィーダーで供給してたっぷりになったら通電して状況を確認します。

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これでマイクロコイルのセットアップが完了です。キャップをして実際に吸える状態になりました。

と、これで終わりの予定だったのですが、どうもリキッドの供給がよくありません。どうやらコットンが太すぎたのかコイルの直径が細すぎたのか、リキッドが回りきっていない気がします。セットアップをやり直すにあたり今度は2.5mmのドリルビットに巻きつけてみます。1mmアップはさすがにやりすぎたかなとも思いましたが、9巻でやめておきます。それでも抵抗値は1.7Ωという結果でした。

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コイルをピンセットで挟むときに少し斜めに角度がついてしまいましたが、先ほどよりは全然美味しく吸えます。コットンウィックはどうしてもリキッドを吸って膨らんでしまうので、そうなると逆に供給が悪くなることがあります。コイルに対するコットン量が多すぎないように気をつけることも必要ですね。

何はともあれば完成です。非常の美味しくすうことができました。


■まとめ

SunBox E7は306/510ダイレクトドリップ用のアトマイザーを好む方向けの高級なボトムフィーダーです。堅牢でヘビーユーズにも耐えうるボディ、DNA20Dを搭載して抵抗値に関係なく適切な電力をリニアに発生する回路、そしてエアドロー制御のACSが付属しています。10mlボトルと18650バッテリーの組み合わせにより、丸一日でもE7さえ持っていれば過ごすことができると思います。

リキッドの補充やバッテリーの縁を意識せず、また漏れることもありませんので、バックアップとしても非常に頼れる存在です。私もいつもバッグに入れて持ち歩いています。

ほとんどネガティブなところはないのですが、スプリングの堅さは尋常ではなく、バッテリー交換時にドライバーを使わないと指では外せないほどです。またこれReoに慣れてしまった好みの問題ではありますが、ボタンの位置が親指で押せるように上部にあると私は狂喜乱舞したかも知れません。

ネガティブではないのですが、ボトムフィーダーの例に漏れずRBAを使う場合にはドリップウェルのサイズに悩まされる可能性があります。ルーターなどの工具があれば簡単に14mm+αのアトマイザーに対応できますので、少し冒険したいと思った場合には自己責任で削ってみてください。

これまで眠っていていた様々なボトムフィーダー用のRBAを復活させ、マイクロコイルで吸えるというE7環境にはしばらくはまりそうです。もちろん味という意味ではGenesisに勝るものはないと感じているので、あくまでもバックアップではありますが、海外出張時には欠かせないアイテムとなりました。満足感は高いですよ。

追記: JPVでまっさーさんがステンレスメッシュを使ったマイクロコイルも試されているようなので私もやってみました。先に斜めに切ったメッシュをカーブさせて焼き、大体太さをを合わせたマイクロコイルを作成。メッシュをわずかにテーパーさせておくことでコイルに差し込みやすくなります。

セットアップしたらそのままドライバーン。Genesisのときの同様にフラッシュさせてホットスポットを取り除きます。リキッドを供給してみてメッシュが機能していることを確認します。コイルを巻く時に使ったニードルは1.7mm、抵抗値は12巻きで1.5Ωでした。いやこれいいですね。まったくドライな感じもなくコットンよりもウェットな吸い心地になります。

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購入先: Fumatori Digitali SunBox E7 255€

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