iHybrid F3CTAレビュー

『iHybrid F3CTA(アイハイブリッド・フェクタ)』はiHybridシリーズ(iHybrid、iHybrid Pureなど)でお馴染みのFaceless氏による新たなハイブリッド製品。iHybridで培った機能を搭載しつつ、さらに新機能を搭載。F3CTAの一番の特徴は、ハイブリッドながらメカニカルを組み替えることで、3つの機能を提供する初めてのMODです。
その1: GenesisハイブリッドMOD
その2: 510接続のバッテリーMOD
その3: 22mm MOD用のGenesisアトマイザー
その3の機能はスレッドが合うバッテリーMODに限定されます。例としてGP PAPSやGUS MODなどがマッチします。つまりCaravelaと同じスレッドであれば流用できます。これはボーナスと思うべき部分なので、基本はハイブリッドのGenesisとして、そして510バッテリーMODとして使用できるという特徴です。
話は少しそれますが、「F3CTA」とは「Tri-Fecta」を意味し、競馬では三連単、つまり1~3着までの着順を当てる賭け方を意味しますが、英語のスラングとしては、パーティーでさんざん酔っぱらったのち、トイレに駆け込んで吐きつつも、さらに大きい方と小さい方をすべて放出している状態を指したり、ちょっとここでは書けないようなことなどを指したりもします。日本語的にはは「一石三鳥」っていう感じかな。

■基本仕様など
直径 22mm
長さ ハイブリッド/バッテリーMOD
重さ 162g
材質 ステンレス
タンク 4ml/クォーツガラス
まず外観で目につくのは、3連のホールを持つタンクシールド。一目でiHybirdと分かります。そしてバッテリーチューブにつけられた曲線加工はiHybrid初のデザインです。時としてiHybridはステンレスバージョンも提供してきてきたわけですが、今回のF3CTAではステンレス製のみ。その加工仕上げはパーフェクトとは言えない出来ですがUS製のマシンフィニッシュとしては許容範囲内だと思います。
それでは各パーツを見ていきます。
<<バッテリーMODモード>>
まずはバッテリーMODとしての機能を見ていきます。
F3CTAには510トップキャップが付属しています。ピンはブラス製ネジ式のフローティングピン。アトマイザーをフラットに接続することが可能です。このブラスピンは長さの違う2種類が付属していますので、モードや使用したいチューブの状況に合わせて交換も可能です。



スイッチは他のiHybridシリーズと共通の二重スプリング方式によるボトムスイッチ。これにより、バッテリー長に関係なくフィットさせることができます。ロック機構はなくボトムスイッチ周りを窪ませることで、デスクに置いたときにスイッチが入ることを防いでいます。シンプルな構造で定評もあるスイッチなのですが、ややボトムスイッチが押しにくいという弱点があります。慣れの問題だとは思いますが、iHybridすべてに共通する機能ですので、この部分は納得済みで購入すべき部分です。


バッテリーが入っていない状態ではボトムスイッチが凹んだ状態。チューブに装着してバッテリーを入れると、スイッチが上から押されてボタンが押せる状態になります。ロック機能はないため、持ち運び時にはスイッチが入ってしまわないように気をつける必要があります。


F3CTAそのままではチューブは固定のため対応バッテリーサイズは18490/18500のみとなります。
試しにいくつかのアトマイザーを乗せてみましたが、何の問題もなく動作しています。


<<Gensisアトマイザー>>
アトマイザーはiHybird Pureと共通のGenesisデッキ。デュアルコイルと勘違いされることがあるようですが、エアホールが1.3mmのシングルですので、基本はシングルウィック専用。ワイヤーの巻く方向、右利きと左利きのどちらでもセットアップしやすいようにネガティブ電極のネジ位置を2つ用意しているものです。U-Wickも一応可能ですが、その場合にはリキッドチャージ穴がなくなりますので、ウィックの隙間からシリンジを差し込むことになります。

ウィックホールは2.8mmで2.5mmのSSロープ&メッシュに最適です。
#500メッシュに28ゲージKanthal A-1の4巻きでセットアップしてみます。




iHybridの特徴のひとつがリキッド残量のわかるシールドの存在ですが、これは衝撃に弱いガラスタンクを守る意味合いと同時に、アトマイザーデッキの直径を16.5mm程度まで細く絞る結果になります。その小ささの中で2.8mmのウィックホールを維持できていることが驚愕です。ギリギリのサイズですね。


トップキャップも当然細くなりますが、22mmのZenのトップキャップと比べるとご覧の通りです。近いのは20mmのCobraですが、F3CTAの方が高さがより低くなっていること、キャップの内側でさらに上部を絞っています。これによりチャンバー内部の容積は非常に小さなものとなり、F3CTAの濃厚な吸い心地が実現されているというわけです。




F3CTAアトマイザーは付属のチューブにハイブリッド接続してそのまま使用すること以外にも、Caravelaスレッドを持つバッテリーMODとの接続も可能です。これにより18490モードだけでなく、18350、18650、あるいはGUS Telescopicと組み合わせたテレスコにもできます。
また、チューブだけを他のMODから借りてくれば、スイッチをロック付きのものに変更するなども可能ですので、そのバリエーションはかなりの組み合わせが考えられます。


■まとめ
iHybridのオリジナル版のときには、オールアルミとその大きな図体が私の好みには合わなかったのですが、Pureに続きトランスフォーマー的なガジェット感満載のF3CTAにはやられました。オールステンレスというところも好みですが、Pureで唯一不満だったボトムスイッチをGP PAPSに変更することもできて大満足。
また全体的な加工のクオリティは許容範囲と書きましたが、メインチューブの仕上げは結構粗く、さらに個体差かも知れませんが片側のスレッドが、スイッチでもアトマイザーでもはめたときにやや隙間が空いているのが気になりました。これもGPチューブに変えて一件落着。
最も優れているのはアトマイザー部分。2.8mmウィックホールにはかなり小さめのチャンバーになるため、その味はかなり濃厚です。1.3mmのシングルエアホールのと相性は完璧で、これまで私の試したGenesisの中でも、かなり上位にランキングされるアトマイザーです。
他のMODとのパーツのインターチェンジ可能なため、その機能を使って自分のマッチしたMODに仕上げられるわけでですが、F3CTA単体でみたときの評価という点においては、ややチューブの加工品質、スイッチの使いにくさという点だけは残ります。そういう意味では複数のMODをお持ちになっているマニアな方へ向けてはオススメできます。価格面でも$99のPureに比べて$250あたりとやや値が貼るところも、初めてのハイブリッドとしてオススメしにくいところであります。
そして…、私の行き着いたセットアップがこちらです。

購入先: Elevated Vaping iHybrid F3CTA $255.00
<<コメントはJPVapers.comのこちらのスレッドまでお願いいたします>>

■基本仕様など
直径 22mm
長さ ハイブリッド/バッテリーMOD
重さ 162g
材質 ステンレス
タンク 4ml/クォーツガラス
まず外観で目につくのは、3連のホールを持つタンクシールド。一目でiHybirdと分かります。そしてバッテリーチューブにつけられた曲線加工はiHybrid初のデザインです。時としてiHybridはステンレスバージョンも提供してきてきたわけですが、今回のF3CTAではステンレス製のみ。その加工仕上げはパーフェクトとは言えない出来ですがUS製のマシンフィニッシュとしては許容範囲内だと思います。
それでは各パーツを見ていきます。
<<バッテリーMODモード>>
まずはバッテリーMODとしての機能を見ていきます。
F3CTAには510トップキャップが付属しています。ピンはブラス製ネジ式のフローティングピン。アトマイザーをフラットに接続することが可能です。このブラスピンは長さの違う2種類が付属していますので、モードや使用したいチューブの状況に合わせて交換も可能です。



スイッチは他のiHybridシリーズと共通の二重スプリング方式によるボトムスイッチ。これにより、バッテリー長に関係なくフィットさせることができます。ロック機構はなくボトムスイッチ周りを窪ませることで、デスクに置いたときにスイッチが入ることを防いでいます。シンプルな構造で定評もあるスイッチなのですが、ややボトムスイッチが押しにくいという弱点があります。慣れの問題だとは思いますが、iHybridすべてに共通する機能ですので、この部分は納得済みで購入すべき部分です。


バッテリーが入っていない状態ではボトムスイッチが凹んだ状態。チューブに装着してバッテリーを入れると、スイッチが上から押されてボタンが押せる状態になります。ロック機能はないため、持ち運び時にはスイッチが入ってしまわないように気をつける必要があります。


F3CTAそのままではチューブは固定のため対応バッテリーサイズは18490/18500のみとなります。
試しにいくつかのアトマイザーを乗せてみましたが、何の問題もなく動作しています。


<<Gensisアトマイザー>>
アトマイザーはiHybird Pureと共通のGenesisデッキ。デュアルコイルと勘違いされることがあるようですが、エアホールが1.3mmのシングルですので、基本はシングルウィック専用。ワイヤーの巻く方向、右利きと左利きのどちらでもセットアップしやすいようにネガティブ電極のネジ位置を2つ用意しているものです。U-Wickも一応可能ですが、その場合にはリキッドチャージ穴がなくなりますので、ウィックの隙間からシリンジを差し込むことになります。

ウィックホールは2.8mmで2.5mmのSSロープ&メッシュに最適です。
#500メッシュに28ゲージKanthal A-1の4巻きでセットアップしてみます。




iHybridの特徴のひとつがリキッド残量のわかるシールドの存在ですが、これは衝撃に弱いガラスタンクを守る意味合いと同時に、アトマイザーデッキの直径を16.5mm程度まで細く絞る結果になります。その小ささの中で2.8mmのウィックホールを維持できていることが驚愕です。ギリギリのサイズですね。


トップキャップも当然細くなりますが、22mmのZenのトップキャップと比べるとご覧の通りです。近いのは20mmのCobraですが、F3CTAの方が高さがより低くなっていること、キャップの内側でさらに上部を絞っています。これによりチャンバー内部の容積は非常に小さなものとなり、F3CTAの濃厚な吸い心地が実現されているというわけです。




F3CTAアトマイザーは付属のチューブにハイブリッド接続してそのまま使用すること以外にも、Caravelaスレッドを持つバッテリーMODとの接続も可能です。これにより18490モードだけでなく、18350、18650、あるいはGUS Telescopicと組み合わせたテレスコにもできます。
また、チューブだけを他のMODから借りてくれば、スイッチをロック付きのものに変更するなども可能ですので、そのバリエーションはかなりの組み合わせが考えられます。


■まとめ
iHybridのオリジナル版のときには、オールアルミとその大きな図体が私の好みには合わなかったのですが、Pureに続きトランスフォーマー的なガジェット感満載のF3CTAにはやられました。オールステンレスというところも好みですが、Pureで唯一不満だったボトムスイッチをGP PAPSに変更することもできて大満足。
また全体的な加工のクオリティは許容範囲と書きましたが、メインチューブの仕上げは結構粗く、さらに個体差かも知れませんが片側のスレッドが、スイッチでもアトマイザーでもはめたときにやや隙間が空いているのが気になりました。これもGPチューブに変えて一件落着。
最も優れているのはアトマイザー部分。2.8mmウィックホールにはかなり小さめのチャンバーになるため、その味はかなり濃厚です。1.3mmのシングルエアホールのと相性は完璧で、これまで私の試したGenesisの中でも、かなり上位にランキングされるアトマイザーです。
他のMODとのパーツのインターチェンジ可能なため、その機能を使って自分のマッチしたMODに仕上げられるわけでですが、F3CTA単体でみたときの評価という点においては、ややチューブの加工品質、スイッチの使いにくさという点だけは残ります。そういう意味では複数のMODをお持ちになっているマニアな方へ向けてはオススメできます。価格面でも$99のPureに比べて$250あたりとやや値が貼るところも、初めてのハイブリッドとしてオススメしにくいところであります。
そして…、私の行き着いたセットアップがこちらです。

購入先: Elevated Vaping iHybrid F3CTA $255.00
<<コメントはJPVapers.comのこちらのスレッドまでお願いいたします>>