Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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UD IGO-Tリビルダブルアトマイザーレビュー

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本日のお題はNexmokeで発売されているUDブランドのチタン製『IGO-T(アイゴ・ティー)』リビルダブルアトマイザー。ブログ更新が止まる前にNexmokeさんから届いていたにも関わらずレビューが書けていなかった製品です。

禿げにいつか殺される!と思いつつ、ここのまで引っ張っちゃいました。
でもその分長期的に使うことができたので、レビューはとってもしやすい気がします。ので許して!

■基本仕様など

直径 20mm
重さ 25.5g
重さ 16g
エアホール 0.91mm x2
材質 チタン/ポリッシュ仕上げ(電極、ネジはステンレス)

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Youde社と言えば、UDブランドのGenesis AGAシリーズ、やはりチタン製のAGT、そして一台二役なAGIなど、精力的に面白いコンセプトの製品を送り続ける中国の電子タバコメーカー。

中国製品といえば主にeGoなどに代表される14mmタイプのあくなきコピー製品の大領生産、そして欧米メカニカル製品のクローンというイメージがどうしても拭えませんが、UDブランドはその中でもやや方向の異なる製品を出してきています。MOD好き方なら試してもいいかなと思えるものが結構あり、今回のIGO-Tもチタン製でUD初の20mmドリッパーです。

他の多くのドリッパーが20mmのなか、さらにチタン製で16gとなれば試したくなるのは当然です。さらに同時に発売されているドリップチップは、同様にチタン製で6.5gと軽量。IGO-Tと併せた重量は22.5gしかありません。特にこれまでのUGブランドがどれも22mmで重量もかなりあったわけで特に軽く感じます。AGTなんて56gですのでその3分の1とまでは言いませんが相当軽いのは事実です。ちなみにチタンのBa Gua T22に乗せてみた総重量はバッテリー込みで108gでした。

前置きがだいぶ長くなりましたが、IGO-Tの基本機能はデュアルコイル専用のリビルダブルドリッパーです。シングルでも使用は可能ですが、エアホールが固定で2つ存在するため、シングルでの使用には向きません。そのため私はデュアル用のキャップと、加工してシングル用にした2つのキャップを使い分けています。


<<コネクター>>

バッテリー接続は当然のように510規格。ポジティブピンは調整のきかない固定式です。これまでIGO-Tを3つ購入していますが、いずれもフラットで特に個体差のようなものは感じません。使用上不便はないと思いますが、もし分解してみた方がいらしたら、ぜひ写真を見せてください。

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<<トップキャップ>>

IGO-Tのトップキャップには前述のように2つのエアホールが存在します。デュアルコイルで爆煙を狙うドリッパーでは、エアホールを2mm程度まで広げることが多いのですが、その観点からの使い方は想定されていないところですが、もう少し価格が上がってもエアホールの大きさを調節できる機能、エアホールを2つから1つに変更できる機能などがあると万人受けしたかも知れません。

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ただし、このまま吊るしのエアホールで使っても、デュアルコイルでドローがきつすぎる訳ではありません。あくまでもドローを軽くして爆煙を狙うという方法だけができないという意味です。

キャップの上部は段々になっていて上にいくほど細くなっているデザインですが、単に直角でもなく、エッジも丸められたデザインは私は結構好みです。またキャップの裏側は同様にドリップチップに向かって絞られています。全体的なチャンバーのサイズは小さめになるため、その分濃厚な吸い心地が期待できます。

少し脱線しますが、Physicsのサンドボックスを使ってトップキャップ内のエアドローがどのように流れるのかをシミュレーションしてみると、こんな形になるよという例。

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あくまでも遊びの領域ですが、JavaをONにしたブラウザで↓にアクセス

http://dan-ball.jp/en/javagame/dust/

フィールドに以下のファイルの内容をテキスト1行でペーストして「Start」を押します。

http://werty.jp/physics/physics.txt

シングルのエアホールになっているので、デュアルにしたい場合は「ERASE」を押して、マウスで反対側の壁の一部を消してみてください。「Gas」を置いてみると流れがよくわかるかと思います。

仮にこの通りに流れるとすればの話ですが、エアホールよりも下にある空間、チャンバーの天井の角などには、ほぼドローが届いてないことになります。つまり、余計な空気がそこに存在して薄まるくらいなら、いっそのことそれらのエリアを排除することとで味がよくなるという考え方。これがチャンバーを狭くする効果なのだと思われます。

また、デュアルエアホールにした状態で、一方のエアホールのそばにGasを置いてみるとわかりますが、反対側から流れてくるドローは、ほぼそのままドリップチップへ向かってしまうため、シングルコイルの場合にエアホールが2つ存在すると味が薄くなってしまうことを意味します。

シミュレーションと言えるほど高度なものではなく、実際にはウィックやコイル、他のポストなども存在するので、ドローの流れがこの通りになるとは思いませんが、これまで試した様々なトップキャップやアトマイザーを吸ってみた感想としては、この結果にすごく頷けるんですよね。


<<アトマイザーデッキ>>

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ネガティブ2本、ポジティブ1本でデッキも広いことからデュアルコイルのセットアップ難易度は低めです。ドリップウェルも1.5mm程度あり、結構ドリップしても大丈夫に見えます。コイルの固定は電極に開けられた穴に通して上からネジで止める方式。28ゲージをポジティブ電極に2本通すことにまったく苦労はありませんでした。またフィリピン製には六角レンチを必要とするネジを使っているものも多いですが、中国製に多いプラスネジなので、どこにでもあるドライバー1本でセットアップが可能です。

マイクロコイルをセットアップするための1.5mmのビットが最近デスク周りから姿を消してしまったので、たまたま手元にあった精密ドライバーが直径1.55mm。これを使って火で炙った28ゲージのKanthalワイヤーを8~12巻き程度にします。

炙るのは、ステンレスメッシュと同様に、油やほこりなどの汚れを落とす目的、そしてコイルを巻いたときに形がつきやすくなるためです。SSメッシュと異なって酸化の難しいKanthalワイヤーですから、バーナーの青い火ではなく、100円ライターなどのオレンジの火で問題ありません。

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巻き終わったらコイルを抜いて、プライヤーなどでコイルを両側から挟み、バーナーで焼きます。赤くなるまで熱したら火を離して冷ましてください。もしバーナーを持っていなければ、事前にしっかりとライターで焼いておけば工程自体を飛ばしても構いません。コイルを巻くときにできる限り隙間がないようにしてください。

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1本目をセットアップ、中央にあるポジティブ電極はまだネジを止めない状態、端のネガティブ電極側もまだ位置の調整があるので軽めに仮止めします。対局に同じように2本目のコイルをセットアップします。このときに注意すべきポイントは2点。キャップのエアホールになるべく近づけられるように電極に近すぎない位置にすること。そして、エアホールの高さに合うように高さを調整することです。キャップの表からみてエアホールの奥に2つのコイルがぴったりと来ていれば正解です。(イヤ、実際に覗いて見えるわけじゃないですが…)

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コイルの位置を調節するときは、巻くときに使ったドライバーなどを差し込んで移動すればコイルの形が崩れることがないと思います。一度ここで抵抗値を計っておきます。専用のチェッカーがなければ、マルチメーターを使ってコネクターのスレッドとポジティブピンで計測します。

使用するバッテリーによりますが、もしProVariなどの可変電圧を使うのであれば1.2Ω以上、メカニカルMODの場合には以下の表を参考にしてください。(電子タバコ界のプリンス、moonriver氏に教えていただきました!)

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この表には各バッテリーごとに安全に扱うことができる下限の抵抗値が示されています。

例えばAW赤のLiMnバッテリーの場合は以下の通りです。

 ・AW 18650 - 0.5Ω(古い1600mAh版は0.2Ω)
 ・AW 18490 - 0.3Ω
 ・AW 18350 - 0.8Ω
 ・AW 18450 - 1.2Ω

これらを参考に、安全な抵抗値に設定されていることを必ず確認してから使うようにしましょうね。

コイルの場所と抵抗値がある程度納得ついたら、バーナーで炙った人も、スキップした人もここでコイル同士の接続を再度確認しておきます。バッテリーを数秒間通電させ、赤くなったら話してピンセットなどで挟んでしばらく待ちます。これを繰り返すことで熱によって隙間がなくなってくれるはずです。

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これでコイル自体は作業完了です。

コイルの設定が想定通りになったならばここから2つの方法が存在します。

ひとつは細くしたコットンをコイルに通すもの。もうひとつはコイルに通さず、コイルの下にベッドのようにコットンを敷く方法です。いずれも有効な方法ですが、コットン臭が気になる場合にはコトンクラウドと呼ばれるコイルの下に敷く方法がありますが、いずれもさほどコットン臭に差はないように思いました。このあたりは好みで。

いずれの方法にしても、コットンを入れすぎないことに注意してください。コットンが多いとリキッドを入れてからコイルに到達するまでにドロップ数も時間もかかるようになり、結果ドライな味になります。今回は中に通す方法でセットアップしています。

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※コットン臭については、オー-がニックの方がより臭いかきついという方や、市販のどんなケミカルが含まれているかわからないコットンを使いたくないという方など様々です。まずは色々試して納得のいくものをみつけてみてください。買っても安いですしね。私は安いコットンボールをほぐして使うのが今のところお気に入りです。


<<マイクロコイルの考察>>

コイル同士は接触させないというのが、コイルセットアップでは大前提なわけですが、これはコイルの一部だけが触れてしまうことでホットスポットが発生し、抵抗値の一番低いところを通ろうとする電流の性質でショートが起きていたためです。

マイクロコイルは巻いてあるワイヤーの全てが互いに接触していますので、一点だけ抵抗値が低くなるのではなく、全体の抵抗値が下がります。そのためホットスポットのように抵抗値の低いポイントに電流が集中することもなく、コイル全体を電流が回ります。

抵抗値は、ワイヤーの本来の抵抗値と距離で決まりますので、その間のコイルがどのように巻かれていても抵抗値が変わることはありません。ただし、これはワイヤー同士が接触していない場合です。マイクロコイルでは上記のようにコイルを巻いている部分はすべて接触しているため、一部の電流はショートカット、一部はコイル順路通りに流れ、結果として接触させないよりも抵抗値が低くなります。

マイクロコイルの利点は、同じワイヤー量で低い抵抗値を実現、さらにワイヤー同士がお互いの熱の影響を受けて発熱、低い電圧で発熱量が高くなることで、リキッド蒸気化の効率が高まることです。リボンワイヤーの理論にも似ていますが、大切なことは電圧の高さではなく温度の高さだということですね。もうひとつ、その熱の高さもあって通常のビルドよりもマイクロコイルの方が、通電してから高温に達するまでのラグが短いという利点もあります。

以上がマイクロコイルに関する私の理解です。


■まとめ

今回のレビューは脱線が多くてスミマセン。本題に戻しますと、IGO-Tはデュアルコイル専用に2つのエアホールがありますが、人によってはもう少しドローを軽くしたい場合もあるかと思います。そういうときは迷わずにピンバイスと小さなドリルで拡大してしまってOKかと思います。

私の場合はあまり大きなエアホールで煙だけを増やすよりは、フレーバーの再現性の方が重要なので吊しのままです。ただし、キャラメル系のリキッドなどシングルコイルで使いたいことも半々で発生しますので、キャップを別に用意して、一方のエアホールを塞いでいます。簡単なプラモデル用のエポキシを使って穴を埋めていますので、もし気に入らなければ後で再度ドリルで突けば外せます。

残った方のエアホールは1.3mmに拡大しています。チタン製なのでピンバイスですとかなり時間が掛ります。無理にルーターなどで削ろうとしても、ドリル側がやられてしまったり、熱を持ちすぎることになるので、それほど厚い壁ではないですから手で回せる範囲かと思います。

IGO-Tの使い勝手はある程度サイズがあるのに軽いためか非常に快適です。2段式のオーリングはキャップとの相性が非常によく、キツ過ぎることもなく、緩くて外れてしまうようなこともない、ちょうど良い案配です。評判の高いドリッパーでも、この部分がキツ過ぎて苦労することも結構ありますので、その意味でIGO-Tはクリアかと思います。

大切な吸い心地ですが、フィリピン製の様々なドリッパーとの比較はしにくいです。そもそもエアホールの大きさが違ったり、進んでいる方向が違う製品ではあるので、フィリピン製のものの中には、近い吸い心地のものもあるかもね。という感じ。吸ったときに一番他と違うなと思うのは壁の薄さです。ピストンの多い外国車には重たく重厚なボディが合いますが、同じエンジンに軽いチタン製のボディを乗せたような感じがします。かといってエアホールが小さいので排気量は小さいまま、少しもったいかなという感じもします。

いっそエアホールをボアアップして排気量を上げちゃっても言い訳ですが、ある程度そのときにはボディの温度が上がることは引き替えになると思います。シングルコイルでもよかったんじゃないかな?そうでなければもう少し壁を厚くすればオールマイティなドリッパーになったと思います。

フレーバーの乗りに不満はありません。性能もよくデュアルコイルを試してみたい初心者向けのドリッパーとして価格的にも非常によい製品だと思います。

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購入先: Nexmoke
チタニウム リビダブルアトマイザー IGO-T 2,980円
チタニウムドリップチップ 価格:880円

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