Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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国産Chimeraアトマイザー

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Chimera(キメラ)』アトマイザーは、純国産設計&製造のGenesisアトマイザー。以前から噂や話は聞こえていましたが、主にFacebookを中心に英語での情報提供が行われていました。そのため、国内での情報がまだ乏しい状況ではありますが、ついに国内販売も開始され、Rambleに続き国産のアトマイザーが世界へ向けて正式にデビューいたしました。

発売前にModderのFrost Vapor氏にお会いして、色々なご苦労や製品への思い入れもお聞きしてきました。本来は発売時にレビューをアップしたかったのですが、うまく時間が取れずにこの時期になってしまい申し訳ありません。

はい。でもレビューはしっかりと厳しい目で見ていきますよ!

■基本仕様など

直径 22mm
高さ 36mm(510接続部を除く)
重さ 62g
材質 ステンレス(sus303)
タンク 2.1ml Pyrexガラス
ウィックホール 2.9mm x3
エアホール 1.2mm / 1.3mm

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外観的な特徴はその直線的な造りと手に持ったときの高品質感ですが、写真で見るよりもコンパクトさを感じます。Frost氏によれば、Genesisアトマイザーとして世界最小を狙ったとのことで、直径22mmと、ほとんどのバッテリーMODにスリークにマッチしつつも、高さはわずかに36mm。ドリッパーに近い感覚で、例えばAtmomixani 3Dよりも、その高さは低いのです。

さすが日本製ブラボー!なところですが、反面タンクサイズは犠牲となりミニサイズと同等の2.1mlに留まります。これは設計上のチョイスですが、セットアップの方法によりリキッド消費量は大きく異なります。Frost氏は半日~1日満タンで持つとのお話でしたが、私は朝起きて出勤する前にタンクが空になります。世界最小とのトレードオフは大きく、人によってはディールブレイカーになりかねない部分でもあります。

それでも、シンプルで小さなボディながら、その内部構造は外見だけでは分からない、Genesis好きとしてはたまらない数々の設計が盛り込まれています。そのあたりをじっくりと見ていきたいと思います。


■トップキャップ

「Chimera」のトップキャップは全体重量の全体の6割弱を占める重厚さです。ドロー制御のためのリングによる複数パーツだからではなく、キャップ自体の厚みが要因です。エアホールを内側から見ていただければわかりますが、キャップの厚みは最も薄いところで3.5mm程度、エアホール部分で4.5mmに達します。さらにドリップチップ方向へ絞り込まれているため、チャンバーサイズとしてもかなり狭い構造です。

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もちろん、壁が厚いことも、チャンバーが狭いこともポジティブ要因として考えるべきで、コイルから発生する蒸気は濃厚で高い温度が期待できます。

エアホール構造はやや特殊です。これはアトマイザーデッキと一緒に説明しないと意味が通じないと思うので、詳しい部分は後ほど説明します。キャップの一番下にはネジを切ったストッパーがあり、これがエアフロー用リングを固定しています。またリング自体は2本のオーリングで支えられていて、ストッパーを外せば取り外しや交換が可能です。

ドロコンリングはオプションでカラーバリエーションのある材質が揃えられていて、別売で購入が可能になっています。ドリッパーなどでも見掛ける構造ですね。全部集めたくなるのが怖いところですが、Nemesisのカラーチューブに合わせるとすると、どうせ欲しくなっちゃうんですよね。

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本体に付属するのは、購入時に選んだボディに合わせたポリッシュかブラシがひとつのみになります。よく見ると、リングの片側だけに斜めに削ったテーパー部分があります。本来の使用方法はテーパーが上になるようにキャップに装着します。これは、1.2mmシングルと1.3mmシングル、あるいは1.3mm x2の3モードを切り替えるために向きを正しくする必要があるという設計です。これについては、他の使い方も出来ることが分かったので、アトマイザー部で別途説明します。

通常は以下の下図のようにリングを回して使い分けます。

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もうひとつChimeraの良いところ。キャップがスレッドのため、ドリップチップを抜こうとしたときにキャップごと抜けてしまうことがないです。細かいところですが便利です。

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■アトマイザー部

ではデッキを見てみましょう。

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Chimeraではイモネジを付け替えて、シングルコイル、デュアルコイル、あるいはU-ウィックの利用が可能です。Genesisだけでなくアトマイザーを使用していれば、エアホールの調整はウィックやコイルとは独立して行えるという概念ですが、Chimeraの場合にはシングルコイルで1.2mmと1.3mmを切り替えたい場合、コイルを設置するウィックホールの位置を変更するという特殊な設計です。

これは、キャップがスレッド付きでエアホールの位置が固定であるためですが、通常で考えれば2mmほどの穴を開けておき、せっかく付属しているリングを回すことで好きな大きさや個数に変更できればよいと考えます。Frost氏はこの考えに異を唱えます。

これは私も嫌いだと言っていた部分ですよとFrost氏に指摘されたのですが、キャップ上のエアホールとリングのホールの大きさが異なるとき、吸い込むときに風切り音がするのを避けたかったための設計になっています。つまり、1.3mmのエアホールの上に1.2mmのエアホールを被せるのではなく、エアホールを1.2mmで専用に設置するという考え方。

これは目から鱗でもあるのですが、完全に自分が使用するエアホールの好みが固定になっていれば問題がないとは思います。ただし、リキッドやコイルのセットアップによっては少し変えたいと思うときには変更がかなり面倒になってしまうという弱点もあり、ここは使用される方の好みになるのかも知れません。

エアフローリングに上下の方向性がある説明をしましたが、これがその理由です。もし、多少の風切り音がしても構わないので、ウィックの位置を変更せずに過ごしたいのであれば、以下の方法で可能になります。

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1.3mmのシングル、1.3mmのデュアルを使用するときにはリングを正しい方向のまま。もし1.2mmのシングルを試したくなったときだけ、リングを逆さま(テーパーを下向き)にすれば、1.3mmの上に1.2mmのリング穴を被せられますので、これでウィックホールの位置を変えずとも擬似的に1.2mmとなります。ただし、キャップとリングの間には2本のオーリングがあり、わずかにリングが浮いている状態になりますので、1.2mmではなく1.25mm程度の効果しかないとのことです。従って、もし1.2mmできっちりと吸いたい場合にはウィックホールを変更することになります。


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次に電極の仕様ですが、ご覧のようにサイズが異なるスペーサーが2本、そしてポジティブ電極の固定は3つのナットから出来ています。ここで素晴らしいと思ったのは、ポジティブのナットは3段目のものがそれ以下には回らずに固定できることです。ナット式のポジティブピンに多いのが、ナット自体がセンターポールを固定する役目を持っているため、ある意味どこまでも締め付けることができてしまい、ワイヤーの固定がゆるい状態のままになりがちなことです。

その意味からはChimeraのナットはプライヤーなどでがっちりと止めることができます。Genesisセットアップでうまくいったはずなのに煙が少ないというときは、大抵ワイヤーの固定が緩くなっていますので、その点において非常に使いやすいと思います。

その反面、まずいところもあります。センターポールの固定にナットを使用していないため、510接続部のピンの高さが調節できません。電極をプレスフィットさせていますので、もしバッテリー側に高さ調整がない場合には最悪隙間が空いてしまうことになります。

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一長一短ではありますが、個人的にはクルクルと回ってしまうセンターポールが多いので、このきっちり感は好きです。必要であればバッテリー側で合わせればいいかなと思います。510のセンターピンはシルバーコーティングされたブラス製です。


■タンク

タンクの材質はPyrexガラスですが、その厚みは2mmとかなり厚く、多少の衝撃には耐えられそうに思います。ただし、Pyrexは厚くてもパキッといってしまうことがありますので、扱いはそれなりに注意しましょう。容量は2.1mmと最低限になっています。

これはいいねと思えるのがデッキとタンクの構造で、味を変えたくなったときにセットアップをそのままにタンクだけを引き抜くことが出来る構造になっています。もちろんタンクが空になっている必要がありますが、キャップを装着してやや緩めながらタンクを押し上げていくと、まずは下のオーリングから解放されます。あとはゆっくりと回しながら引き抜きます。クリーニング後に装着するときも、ゆっくりと回しながらやれば特に苦労することなく完了します。

Frost氏による動画がアップされていますので、こちらを参考にしてください。




■セットアップと試飲

最初にシングルコイルで試してみたいと思います。当然のようにSSロープを使用しますが、ウィックホールが2.9mmのため、SSロープの2mmか2.5mmかを悩むところ。ひとまず両方試すしかないと思ってワイヤーを用意しました。

そしてここで事件。Chimeraのタンクサイズが小さいがためにウィックの長さは20mm程度です。このサイズで7x7のSSロープを使用すると、2.5mmの方はよじっていることに長さが足りずに焼いている途中でバラバラになってしまいました。よって、2mmの使用に決定です。Frost氏からも2mmで使ってねと言われていたんですよね…。

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2.9mmに対して2mmのロープですので、上に巻くメッシュは多少厚めになります。ここはもしかしてインスレーターなどでもう少しだけウィックホールが狭くても機能するのかなと思いました。

マイクロコイルにはしない予定なので、スペーサーは2mmにして適度にコイルの隙間を空けました。そういえば、このタンクのエッジ、綺麗じゃないですか?ひとつづつ、Frost氏自信で耐水ペーパーで磨いてバリを取っているとのことでした。このあたりが根性による品質の高さですね!

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Kanthal A-1 28g(0.32mm)を4巻きして0.76Ωという結果でした。
Modをフラッシュしてホットスポットを取り除いて完了です。

うまうまですね。味は色々な考えられた設計と日本製の精度の高さもあって、文句なしに美味しいです。

そして1.3mmのシングルウィックですが、ややドローがきつい感があります。これは吸い方に依存すると思うのですが、デュアルコイルのドリッパー、あるいはIthakaなどで爆煙を楽しむことが多い場合、吸い方が口の中に吸引してから肺に入れるのではなく、直接呼吸として吸い込む方法の人だと恐らくイラっとします。私も肺で直接吸い込む派なので、もう少し大きなエアホールが欲しいというのが正直なところです。

それではと思って、1.3mmのエアホールを2つ解放して吸ってみたのですが、この場合は85%程度の満足度で吸い込むことが出来ました。ただし、ウィック前以外にもエアホールが空いているため、明らかに煙が薄くなっているのを感じます。


次に吸い込み量と味の両方を満足させるため、デュアルコイルに挑戦です。

まずは何も考えずにいつも通りにセットアップします。

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うん、これはきてます。スペーサーを2カ所とも外してウィックを使い切るように設置。抵抗値は5巻きに増やして抵抗値は0.6Ω。何の文句もありません。味の濃さ、煙量、温度のどれをとってもトップクラスの吸い心地です。そして、エアフローはやはり85%。。。シングルに比べればかなりの改善ではありますが、もう一声欲しいと思う気持ちを持ちながらの吸うことになりました。いやでも、本当に味が何しろ美味しいですよ!

Frost氏とメールでやりとしりしつつ、スペーサーのサイズが異なるものが1個づつしか付属しない点について説明をもらいました。デュアルコイルでセットアップするとき、3個のナットの一番上の隙間に2本のワイヤーを通すのではなく、段差を持ってそれぞれにワイヤーを挟んで欲しいと。スペーサーの高さが異なるのはそのためのとのことでした。

ははーん、なるほど。デュアルを互い違いにする発想はなかった!

デュアルは左右対称にというイメージ。そしてマイクロじゃないからそんな隙間ないんじゃ。とも思いましたが。試さずに言えることでもないので再度挑戦。

写真でわかりにくいと思いますが、ワイヤーをナットの1段目と2段目の隙間に挟み、コイルはいつもよりは感覚を細めに、その分抵抗値も下がるのでさらに巻き数を増やしてどうにかセットアップ。抵抗値は変らず0.6Ω付近でした。

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吸ってみた感じ。正直さきほどのデュアルコイルとの差は私にはほぼ分かりませんでした。つまり、これでもいいよねという結論です。相変わらず美味しさはぴかいちで、エアドローがもう一声であることに変わりなしです。これが日本製と思うとさらに美味しく感じるっている利点もありますよ!


■まとめ

お会いしたFrost氏はなんでしょう、RambleのTaroさんと同様にイケメン。なんだろう私は絶対Modderになれないんじゃないかと思うくらい共通したものを感じてしまいました(笑

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やはりGenesisが大好きという点ですぐに意気投合。設計のこだわり点についても同意できるところ、そうでない部分についてもその頑固さがとってもイイ感じです。Modderさんには商売として売れるものを作る方、そして自分が欲しいものだけを作るというタイプが存在すると思うのですが、Frost氏、Taro氏ともに後者な気がしますw

私の役割は日本のModder製品を国内はもちろんのこと、海外へ向けてもその光る機能と品質を届けて1人でも幸せなVaporを作ることだと信じているのですが、その点でお二人ともきちんと話を聞いて頂けます。頑固ながらちゃんとユーザーの気持ちを理解してもらえていると思うのです。そして世界をターゲットとしたとき、その趣味趣向は国内だけのバリエーションに止まらず、使い方や楽しみ方も異なるという難しさがあると思うんですよね。

その観点でChimeraのエアフローのチョイスはやや狭すぎるように感じます。1.2mmと1.3mmの大きさの差を体感出来る人もいれば、できない人もいるのではと感じます。1mm~2mm程度の幅を持って対応できれば、Chimeraファンが増えるのは間違いないと思います。

タンクの大きさですが、確かに2.1mlというのはデュアルコイルとしては容量不足です。でも、これは単に大きくすればいいかといえばそうではなく、Chimeraの特徴でもあると思うのです。

少し観点を変えて見てみると、2.1mlでシングルコイル前提、そしてエアホールだけでなくデッキもキャップも狭いのです。これはつまり、22mmという体裁を持ってはいますが、つまり16mmくらいの「ミニGenesis」と考えてみてはどうでしょう。

ミニとして22mmのボディを持ちMODにピッタリ。味の濃さやセットアップの自由度はフルサイズに匹敵する製品。そう考えると、Chimeraがやり遂げたのは実はすごいことなんじゃないでしょうか。ここまで美味しいGenesisはそうそうないです。さら安心のに日本製品質。22mmで世界最小であるというリミッターを外したとき、Frost氏からどんな製品が出てくるのか、今からでも予約したい気持ちで一杯です。

日本語でも商品ページ購入が可能になったようです。このレビュートップの写真の箱は現在新しくなっていて、ブラシ版が届いたときにはこの箱になってしました。今後はこちらの箱になることのことです。

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とりあえず、ポリッシュとブラシの両方買っても損はないです。
そしてリングはどうせ後で欲しくなるので買っておきましょう(笑

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購入先: http://chimera.base.ec/ Chimera Atomizer 20,520円(税込)
日本語製品ページ: http://chimera.base.ec/about

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