Kontrabida Kustoms Signumレビュー

Kontrabida KustomsはフィリピンのカスタムMODグループ。前回マニラで行われたVapeConで始めて知り合い、徐々に交流を深めつつあります。写真を見ればわかると思いますが、カッパー製品です。錆びていく美しさを楽しむ製品でもあるので、タイトルにはあえて届いたまま磨いていない写真を使いました。
■基本仕様など
直径 22mm
高さ 18350 62mm / 18500 77.5mm / 18650 93.5mm
重さ 18350 81g / 18500 95g / 18650 107g
材質 ピュアカッパーチューブ / ブラス
接続ピン カッパー
スレッド 20x1

『Signum』の最大のセールスポイントはそのシンプルさにあります。カッパー製であることの利点はその高い電気伝導性にあるわけですが、部品数を最小限に絞ることでその利点を最大に高めようというのが狙いです。私はこの作戦にバッチリ落とされました。今、家で一番使っているMODかも知れません。
トップキャップから見ていきます。トップとボトムの材質はブラス製。接続はもちろん510で上面にはエアフロー用のスロットが切られています。カッパー製のポジティブピンは使いやすいフローティング&テレスコ形式。アトマイザーを乗せるときはピンを上に押し上げた状態でトップとアトマイザーとの隙間がなくなるまでねじ込み、その状態でテレスコピンを調節してバッテリーの長さに対させるという順序です。



フローティングピンは結構強めにはまっていますので、押し込むのがやや硬いですが、ここは柔らかいと困る場所なのでこれでOK。充分に硬いです。
チューブは3サイズのバッテリーに対応して3本が付属します。ピュアカッパーのブラスはポリッシュにも見えますが触ってみるとマシンフィニッシュのラインが微妙に分かる程度です。そのため持ったときに滑りにくく、返って傷もつきにくいのかも知れません。また、それぞれのチューブにはCNCで深く刻印された「SIGNUM」ロゴが入ります。

エクステンションという考えのMODも多いわけですが、Signumの目指すシンプルさでは、単にチューブ全体を取り替えることで電圧低下を抑えるという考えです。チューブ自体の壁も薄すぎることはなく、とてもしっかりとしています。各スレッドの品質は高級MODの域であり、決してがちゃがちゃするようなことはありません。チューブの

そしてスイッチ。ここは好き嫌いが出るところだと思います。まずロック機構がありません。その時点でナシな方がいてもおかしくはないですが、私は気にならなかったです。なぜならほとんど家で使っているからというのもあり、さらにスイッチが結構重たくできています。ただしストロークが1mm程度と短いので、そこまで簡単に通電はしないけども、使用時に指が痛くなるということもないギリギリ。これをベストな重さというのかも知れないです。



スイッチ構造はいわゆるリセス方式。Vanillaと同様にスイッチを凹ませる形で押し込むので、デスクの上に置いたときの安定性がよいです。この方式はいわゆる「クロー持ち」をしないと通電できないため、好き嫌いはあって当然です。
ボタンにはシリアル番号と一緒になぜか「All-seeing eye」。ちょっとミステリアスですね。でもこのくらい深く刻印されている方がボタンを押したときの指の引っ掛かりがあって助かります。
どうしてもスイッチが気に入らない場合は、スレッドが20x1ですので、Vanillaなり他の201スレッドのスイッチを接続することも可能ではあります。下の写真はSignumの18350チューブにVanillaのスイッチ、トップキャップにGP Papsを接続しています。ただし20x1は互換性を保証するものではありませんので、スレッドの長さによっては途中までで入りきらない場合などもあるのでご注意ください。あくまでもオマケ機能ですね。

■まとめ
『Signum』は私にとってダークホース的な存在でした。カッパーMODは他にも存在するわけですが、どこでもすぐに売り切れてしまう最も大きな理由は、電圧定価の低さにあります。もちろんそれは分かっているのですが、それにしても需要が高すぎる気がします。反面、ブラス、カッパーを嫌う層も少なからずいます。手に金属臭が移るなどネガティブな理由を挙げることはできるのですが、それでも以前に比べてブラスは当たり前、そしてカッパーも今となっては増えている材質ではないでしょうか。
とはいえ、私が持っているカッパーのMODはまだ数えるほどしかなく、その中でもSignumの存在はチューブ3本の付属と201スレッド。そして電圧低下の低さという点からとても手軽に使えるのです。またカッパーは傷ついたり酸化してナンボと思うと、傷を気にせずがんがん使えるところもプラスです。
電圧低下をきっちり測る気はないですが、アトマを乗せても-0.2Vレベルの非常に優れた結果を示しています。スイッチのパーツが少ないこと、チューブが単一であることによるシンプルさゆえに実現できた結果だと思われます。久々にいいMODに出会ったなという感想です。

購入先: Promist Vapor 22000円(税別)
2014年6月20日一杯まで事前予約販売中です:
http://promistvapor.com/index.php?dispatch=products.view&product_id=266
<<コメントはJPVapers.comのこちらのスレッドまでお願いいたします>>
直径 22mm
高さ 18350 62mm / 18500 77.5mm / 18650 93.5mm
重さ 18350 81g / 18500 95g / 18650 107g
材質 ピュアカッパーチューブ / ブラス
接続ピン カッパー
スレッド 20x1

『Signum』の最大のセールスポイントはそのシンプルさにあります。カッパー製であることの利点はその高い電気伝導性にあるわけですが、部品数を最小限に絞ることでその利点を最大に高めようというのが狙いです。私はこの作戦にバッチリ落とされました。今、家で一番使っているMODかも知れません。
トップキャップから見ていきます。トップとボトムの材質はブラス製。接続はもちろん510で上面にはエアフロー用のスロットが切られています。カッパー製のポジティブピンは使いやすいフローティング&テレスコ形式。アトマイザーを乗せるときはピンを上に押し上げた状態でトップとアトマイザーとの隙間がなくなるまでねじ込み、その状態でテレスコピンを調節してバッテリーの長さに対させるという順序です。



フローティングピンは結構強めにはまっていますので、押し込むのがやや硬いですが、ここは柔らかいと困る場所なのでこれでOK。充分に硬いです。
チューブは3サイズのバッテリーに対応して3本が付属します。ピュアカッパーのブラスはポリッシュにも見えますが触ってみるとマシンフィニッシュのラインが微妙に分かる程度です。そのため持ったときに滑りにくく、返って傷もつきにくいのかも知れません。また、それぞれのチューブにはCNCで深く刻印された「SIGNUM」ロゴが入ります。

エクステンションという考えのMODも多いわけですが、Signumの目指すシンプルさでは、単にチューブ全体を取り替えることで電圧低下を抑えるという考えです。チューブ自体の壁も薄すぎることはなく、とてもしっかりとしています。各スレッドの品質は高級MODの域であり、決してがちゃがちゃするようなことはありません。チューブの

そしてスイッチ。ここは好き嫌いが出るところだと思います。まずロック機構がありません。その時点でナシな方がいてもおかしくはないですが、私は気にならなかったです。なぜならほとんど家で使っているからというのもあり、さらにスイッチが結構重たくできています。ただしストロークが1mm程度と短いので、そこまで簡単に通電はしないけども、使用時に指が痛くなるということもないギリギリ。これをベストな重さというのかも知れないです。



スイッチ構造はいわゆるリセス方式。Vanillaと同様にスイッチを凹ませる形で押し込むので、デスクの上に置いたときの安定性がよいです。この方式はいわゆる「クロー持ち」をしないと通電できないため、好き嫌いはあって当然です。
ボタンにはシリアル番号と一緒になぜか「All-seeing eye」。ちょっとミステリアスですね。でもこのくらい深く刻印されている方がボタンを押したときの指の引っ掛かりがあって助かります。
どうしてもスイッチが気に入らない場合は、スレッドが20x1ですので、Vanillaなり他の201スレッドのスイッチを接続することも可能ではあります。下の写真はSignumの18350チューブにVanillaのスイッチ、トップキャップにGP Papsを接続しています。ただし20x1は互換性を保証するものではありませんので、スレッドの長さによっては途中までで入りきらない場合などもあるのでご注意ください。あくまでもオマケ機能ですね。

■まとめ
『Signum』は私にとってダークホース的な存在でした。カッパーMODは他にも存在するわけですが、どこでもすぐに売り切れてしまう最も大きな理由は、電圧定価の低さにあります。もちろんそれは分かっているのですが、それにしても需要が高すぎる気がします。反面、ブラス、カッパーを嫌う層も少なからずいます。手に金属臭が移るなどネガティブな理由を挙げることはできるのですが、それでも以前に比べてブラスは当たり前、そしてカッパーも今となっては増えている材質ではないでしょうか。
とはいえ、私が持っているカッパーのMODはまだ数えるほどしかなく、その中でもSignumの存在はチューブ3本の付属と201スレッド。そして電圧低下の低さという点からとても手軽に使えるのです。またカッパーは傷ついたり酸化してナンボと思うと、傷を気にせずがんがん使えるところもプラスです。
電圧低下をきっちり測る気はないですが、アトマを乗せても-0.2Vレベルの非常に優れた結果を示しています。スイッチのパーツが少ないこと、チューブが単一であることによるシンプルさゆえに実現できた結果だと思われます。久々にいいMODに出会ったなという感想です。

購入先: Promist Vapor 22000円(税別)
2014年6月20日一杯まで事前予約販売中です:
http://promistvapor.com/index.php?dispatch=products.view&product_id=266
<<コメントはJPVapers.comのこちらのスレッドまでお願いいたします>>