Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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ProVari 3 レビュー

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Provape社より、いよいよ『ProVari 3』が登場の予定です。外的なデザイン変更のみに留まったProVari V2..5を抜かせば、2年半振りとなるメジャーなバージョンアップ。より低抵抗で爆煙指向という流れに乗ったVape市場において、どのようなスタンスをProVariが見せるのか。可変電圧(VV)の金字塔がどのような進化を見せたのかをレビューしていきたいと思います。(β版をベースにしています。今後仕様が変更になる可能性もあります。)

■基本仕様など

 直径 23mm
 長さ 18350/88mm 118500/105mm 18650/125.5mm
 重量 18350/108g 18500/123g 18650/137.5g
 材質 ステンレス sus310
 可変電圧(VV): 2.9~6.0V (0.1V刻み)
 可変電力(VW): 3~20W (0.2W刻み)
 Ampリミット: 5A (最低動作0.7Ω)

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ProVari 3 (P3)』は仕様上でもすぐに分かるように、ProVari V2/2.5のようにMiniとノーマル版に分けず、1本の筐体で3種類のバッテリーサイズに対応。購入時に案外迷うところではあったので、これは嬉しいですね。外見はその他トップキャップがフラットに変更になったことを除き、V2.5のデザインを踏襲しています。もちろん「P3」ロゴは新鮮ですが。カラーは当初についてはルバーのみ発売になるとのことです。なお、今後もProVari V2.5は並行して販売が行われます。

それでは上から見ていきますが、結構長くなっちゃったので、面倒な方は一番したのまとめだけ読んでください。

外観で最も特徴的な変更点がフラットになったトップキャップですが、単にフラットにしただけではない機能が隠されています。

トップキャップは510コネクションからのエアフローを必要とするスリットの入ったフラットキャップ、510接続のためのセンターパーツをそれぞれ独立して取り外すことができます。付属のマニュアルによれば、ProVari 3は510よりも強度の高いネイティブの「P3スレッド」を新たに装備、アダプターとして510接続を可能としています。つまり、将来的にP3スレッドに対応した製品が出てくれば、ネイティブの接続が可能になるというものです。その方向性が正しいのかどうかは今後市場が決めていくことだと思われます。

また、一番上のフラットキャップ自体も取り外せるため、将来的にスラントキャップやスリットのないフラットトップとの交換も可能になるとされています。

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ProVariの510接続はピンが固定ながら優秀で、アトマイザーを乗せて通電しないことは希でした。逆にピンの位置は若干上にあることになりますので、場合によりアトマイザーやタンクを乗せたときに隙間ができてしまうことがありました。

ブラス製のセンターピンはこれまで同様に固定のようにも見えますが、実はこれテレスコです。つまりアトマイザー側でピンの上下調整が利かない場合でも、ProVari側で吸収してフラット接続が可能になります。ProVariのメカニカル機能で最も望まれていた部分ではないでしょうか。フラットとテレスコピンだけでわくわくしてきます。

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極端にポジティブが飛び出したOrchidでも、しっかりフラットに接続できました。

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次はスイッチとディスプレイ。ボタンの押し心地はこれまで通りの押し心地で、基板上のタクトスイッチを直接透明なプラスチックボタンで押下するタイプです。ボタンの裏側にはディスプレイがあり、サイズは若干上下が細くなってはいますが、ほぼオリジナルの通りです。V2.5まではこのディスプレイの左右にプラスチックカバーを固定するための小さなネジが2本見えていましたが、P3ではそれもなくなりスッキリとしました。なお、LEDボタンは7種類のカラーを切り替え可能です。(赤、緑、青、水色、黄色、ピンク、白、ランダム)



チューブについては特筆すべきことは18径3サイズへの対応以外にはありませんが、チューブの奥にV2.5までと大きく異なる機能があります。それはこれまで推奨バッテリーがAW製のみ、ニップル付しか使用することができませんでした。現在、18650のシェアとしてはSony、Panasonic、Efestなどのフラットトップのバッテリーが締める部分も多くなり、またAWもフラットトップのリリースを予定していることから、ついにProVari 3ではニップルレスのバッテリーが使用できるようになりました。

ボトムキャップはV1~V2.5までと互換性がありますので、カスタムキャップエクステンションキャップを利用することも可能です。

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■可変機能(VV/VW)

ProVariオーナーの誰もが待ち望んだのがチップのメジャーバージョンアップです。V1のAmpリミットが2.5Aから3.5Aに引き上げられた当時、まだ主流は1.5Ω程度だったと思います。もちろん3ΩでHVという方も多くいらっしゃった自体かとは思いますが、現在ではクリアマイザーでも1.5~1.8Ω、Kangerに至っては1.0Ωのヘッドをリリースする時代ですので、リミットをガッツリあげて欲しいというのが大半の意見だったのではないかと思います。

ProVari 3の可変仕様は次の通りです。

 ・可変電圧(VV): 2.9~6.0V (0.1V刻み)
 ・可変電力(VW): 3~20W (0.2W刻み)
 ・Ampリミット: 5A (最低動作0.7Ω)

仕様だけを見れば素のバッテリーでも対応できている10A、20A、30Aにも届かず、ワット数も0.7Ωで17.5WとメカニカルMODに比べれば見劣りする部分があるかと思います。間違いなくクアドコイルを乗せて0.2Ωで爆煙を楽しむものではありません。それらを求める場合には、メカニカルMODやスタックバッテリーのステップダウン式のMODを選択するという使い分けになります。

ProVari 3で変更になったのはアンプリミットだけでなく、メニューシステムが根本的に変更となりました。メニュー構造と特徴を記載します。なお、本体にはキーの形をしたUSBメモリが付属していて、詳細なマニュアルが英語、ドイツ語、ギリシャ語で提供されています。

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メニュー操作は1ボタンのみで行い、OLEDに表示されるスクロールメニューを見ながら各種の設定を行います。V2.5まではクリック回数で各種の設定を行いましたが、P3のメニューの多さからスクロールに変更したものと思われます。慣れるまではやや操作に戸惑いますが、一度覚えてしまえばとても簡単です。

通常時は以下が表示されます。

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ProVariの可変回路は伝統的にフラットDCですが(PWMを使った上で整流)、ZmaxやVamoに始まった剥き出しのPWM(パルス幅変調)のVV/VWというのは、実は現在ほぼ存在しません。Kick、DNA、SX(350以降)はすべてProVariと同様のフラットDC出力です。

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ただし、最近流行の(というか4~5年前のVVに戻った形ではありますが)Tiチップのようにスタックバッテリーの7.4Vをレギュレーターで調整するものを別として、DNA、SXなどはBuck回路を持ちません。つまりブーストのみで可変を行い、バッテリーの持つ電圧を下回ることができないという特徴を持っています。

DNAの使用時に抵抗値が点滅していることはないでしょうか?点滅は抵抗値が設定されているワット数では低すぎてそこまで下げられないため、バッテリー直の電圧を出力していますというお知らせ機能。つまり、サブオームを使ったときに低いワット値、あるいは電圧を出すことができないという大きな仕様上の穴があります。これはDNA20でもDNA30でも同様です。ある意味、サブオームにするならば強制的に25Wなどで吸わないとDNAを使っている意味がなくなり、ワット数を下げるとメカニカルMODと同じになってしまうということです。(それがいけないというこではないんですが)

前置きが長くなりましたが、ProVari 3の場合はきっちりとPWMを使って電圧を上下制御してくれます。またAccuSet技術は抵抗値により下がった電圧を上乗せして設定値を出力する機能を持っていますが、P3の昨日説明にはなくなっていて、むむむと思いつつ計測をしてみると、設定4.0V→抵抗値1.3Ω→計測値3.96VときちんとAccSetが効いていました。
 
ProVari 3となって追加された新機能に、『HotShot Boost』と呼ばれる機能があります。これはスイッチを押した序盤に一瞬電圧を高くするというもので、ある程度低い電圧設定であっても瞬時にコイルの発熱を得ることで吸い始めから美味しい吸い心地を提供しようというものです。機能のオフのほかに5段階のブーストを選択できるようになっています。実際吸ってみた感じでは明らかに通電した瞬間にコイルから来る蒸気化の音が違いますので機能していることが分かりました。

では、実際には何が起きているのでしょうか。

3.0V、4.0V、5.5V設定としたときの計測結果です。グラフにする意味は全然なかったのですが、つまりどの設定においても電圧が一瞬5.4V近くに上がります。そして5段階の意味合いはその通電時間が最大で1秒、レベルが下がる毎に時間が短くなるというものでした。設定した電圧の20%増などを予想していたので肩すかし。また5.5Vで設定した場合でもブースト時には5.4Vとなりブーストの逆に下がるという結果でした。

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面白い仕組みだとは思いますが、共有の悪いウィック状態では逆効果になることも考えられますが、そのために設定をいじれるというのが楽しいところですね。ベストなセッティングを見つけようみたいな。

その他、メニューシステムの新規のとしては

 ・輝度調節
 ・5つまでのプロファイルメモリ登録と呼び出し
 ・電圧値ではないバッテリー残量メーター
 ・スクロール速度調節
 ・エラーコードの廃止による実エラーと対応策表示
 ・ボタンカラー切り替え
 ・シリアル番号表示

『ProVari 3』に用意されている保護機能は以下の通りです。

 ・短絡保護
 ・16秒カットオフ
 ・バッテリー正逆保護
 ・Ampリミット
 ・高温保護


■まとめ

やっぱり可変ものはレビューが長くなっちゃいますね。字が多くてすみません。

サブオーム対応への進化を期待していた方には、最低動作0.7Ωと少し不満が残ったとは思います。逆にクリアマイザーやシングルコイルでリビルダブルを楽しんでいる方には大歓迎の機能アップじゃないでしょうか。特に回路以外で不満と思われた部分は全て解決してしまったように思います。P3スレッドが実際に浸透するのかは不明ですが、1台でバッテリー3サイズ対応、フラットキャップとテレスコピン、フラットバッテリーへの対応、そしてボタンLEDカラーの変更まで充分な出来映えです。

ProVariの強さは車に轢かれても大丈夫そうな堅牢さ(いや、やったことないですけどね)、長期間使用でも壊れることのないパーツの耐久性、AccuSetのパワーでしたが、P3でももちろん同様に何の心配もなさそうです。加えてHotShot Boostによる発熱速度、バッテリー%の常時表示によるわかりやすさ、0.7Ωまでではありますがサブオームへの対応。まだ価格は出ていませんが、発売になれば結局は1本持っておきたいMODになるのは間違いないと言えます。

X6に始まりeGoからメカニカルとサブオームへ直行した方も結構いらっると思いますが、このチャンスにメカニカルでは味わえない、本物の可変環境をひとつ手にいれてはいかがでしょうか。自分の周りでProVariを紹介して購入した方は結構いますが、口を揃えて良い物だと呼ばれます。そういうMOD、最近少ないですよね。P3もきっとそんな1台になると思います。

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購入先: 国内正規ディーラー: VaporCorn ※発売日はまだ発表されていません。

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