Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Nomad RDA

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遂にベールを脱いだ「Nomad」 リビルダブルアトマイザー。Ramble購入者だけでなく多くの方に望まれていた純日本製ドリッパーがいよいよ登場です。爆煙ドリッパーとしての地位を確立したフィリピンドリッパー、バランスを重視した欧米ドリッパーに対し、日本製ドリッパーがどのような位置づけとなるのか。その第一歩を記したドリッパーとなることは間違いありません。

■基本仕様など

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 直径 最大22mm
 高さ 28.1mm
 重さ 44.5g
 材質 ステンレス sus304
 電極 ブラス(シルバー/ロジウムコーティング)
 仕上げ ブラシ加工/ポリッシュ加工
 エアホール 可変/最大3mm x1
 センターポール排気穴2mm x2
 シングル/デュアルコイル対応

基本仕様のみで読み取ると、いわゆる22mmドリッパーと見えるかもしれませんが、Nomadにはいくつかの特徴が仕込まれています。まず、最大の特徴はそのエアフロー設計にあります。詳しくレビューしていきましょう。

いつも通り、上から行きます。キャップ上部には軽量化と熱の削減を狙ったフィンがありますが、細かくて落とすとすぐに曲がってしまうようなものではなく、大胆な切り込みになっています。その分クリーニングも楽にります。横からのシェイプをみると一目瞭然ですが、キャップ内部には段差がつけられていて最小で15mm以下まで絞り込まれています。軽量といってもキャップだけでも27g程度あり、重量全体の60%以上をこのキャップが持つほどの重量感があります。

また、ボトムフローのためトップキャップにはエアホールは存在しません。

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■アトマイザーデッキ

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センターポールに排気穴がついた特殊な構造です。Origen Dripperのコイル位置を一ヶ所に寄せたようにも見えるデッキですが、エアフロー設計がまったく異なり、写真の下部にあるエアホールから取り込まれた空気は、センターポールを通って排気穴から出てきます。

これはどのドリッパーでも同じですが、コイルとエアホールの位置が遠ければ遠いほど無駄な空気が混ざり、その結果空気量に対する煙量が減り、さらに喉越しが重たくなります。キャップにエアホールのあるドリッパーでエアホールの一度ずらしてみるとこの差が分かると思います。Nomadではこのエアホールの配置をコイルの目の前することができるため、効率よく空気が蒸気化を助けることができるという設計です。

ドリッパーでもうひとつ味が薄くなる原因は、エアホールを無理なサイズに拡張している場合です。いくらエアホールを拡張して空気を取り込んだとしても、それに見合うコイルのパワーがなければ、結果無駄な空気を吸い込んでしまいます。クアドコイル用のドリッパーをデュアルでセットアップ、これで最大限エアホールを開放してしまうとそのような結果になります。

これらのバランスを保って、ようやく美味しいドリッパーとなるわけです。Nomadがその全てにおいてパーフェクトだとは思いませんが、少なくともこれらをミリ単位に検討した結果、現在のデッキデザインに落ち着いているのです。下の写真はプロトタイプ段階のキャップと最終製品の比較です。

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なお、センターポールのエアホールは出荷時に一方がネジで閉じられています。これはシングルコイル時に使う物ですので、デュアルコイル時には外してください。また、シングル使用でもコイルの位置の好みがあると思いますので、使用しない側をふさぐようにします。

デッキの下部には大きくエアホールコントロールリング(AFC)があり、最大で2.8mmの取り込みが可能です。ここから取り込まれた空気は中心に到達して、センターポールを伝ってデッキ内部へ伝わります。つまり、AFC部分のエアホールを大きくし過ぎても、センターポールの吸気口の大きさが変るわけではありませんので、外部に見えるエアホールとしては十分な大きさということになります。

※写真では分解していますが、PEEKインスレーターのスレッドは漏れを防ぐため非常に強く固定されています。一度外してしまうと、再度はめるときにエアホールを位置合わせするために相当のちからが必要になります。無用に取り外さない方が無難です。

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なお、AFCは外れないようにオーリングで上から押さえられていますが、スレッドがあるわけではないので、スレッドのあるキャップをねじ込むことで好みのエアホールを位置で固定するようになっています。キャップをしたままでドリップする場合には問題ありませんが、毎回キャップを外してからドリップする場合には、AFC位置を毎回決める必要があるため、やや面倒かも知れません。またAFCリングの下は1mm程度しかありませんので、バッテリーMODから外すときに、あまりきつく締めていると外しにくいかも知れません。

このあたりは慣れとは思いますが、キャップを閉じたらあまり開けずに運用するMOD側のキャップとの接続はきつく締め付けすぎず、もし必要ならNomadのセンターピンの長さを調整する方が吉です。

最後にデッキのボトム面ですが、510接続のセンターピンはネジで可動式となっています。電極はセンターピンやRambleの電極と同様にブラスにシルバー/ロジウムメッキがほどこされています。カッパーピン、ブラスピンが多いなか、ロジウムは聞き慣れないコーティングかも知れませんが、シルバーを掛けることで通電性を最大限に高め、硬いプラチナの一種であるロジウムをコーティングすることでシルバーコーティングの摩耗を防いでいます。


■おまけ

デッキのスレッドはKayfunと互換性があります。あまり意味はないのですが、Nano Kitなどのパーツが接続できるので、接続できるならつけてみちゃうとこんなことも可能です。いや見た目以外の利点はほぼないですけどね。

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■セットアップ

美味しいドリッパーのバランスというご説明をしましたが、コイルももちろん重要です。デュアルコイルで狭いチャンバー、そして吸気口から距離が違いため、いつもは28gですが発熱量を高めるため今回は26gのKanthal A-1ワイヤーを使用しました。

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9巻き程度のディアルで0.5Ωですが、センタポールの形状があるのでポジティブ側の接続が斜めになってしまうため、コイルの延長戦をネジ止めする前にプライヤーなどで曲げておくと、無理にコイルを引っ張ってマイクロコイルが崩壊することがないのでオススメです。また、左右対称にするため、コイルの巻き方向をそれぞれ別にしています。

セットアップの難易度としては高いとは言いませんが、一般的な3本ポールに差せばよい横コイルに比べれば、やや器用さが必要になります。

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試飲とまとめ

ひとつ書き忘れましたが、Nomadのもうひとつの特徴は漏れないということです。デッキにはかなり深くリキッドを溜められるウェルが切られていますが、ここにたっぷりとリキッドを入れても、キャップにはエアホールがなくスレッドとオーリングで密閉されているため、唯一のリキッドの逃げ口は、センタポールのエアホールとドリップチップになります。どんなドリッパーでも逆さまにすれば漏れてきますが、Nomadの場合には寝かせておいてもセンタポールにはリキッドが届かないため漏れることがまずありません。このあたりの取り回しは非常に楽で、寝かせて置くクセがついてしまいそうなほど。そのくらいの自由度を与えてくれます。

まず肝心の味ですが、上で説明しましたように味を決定するのは、エアホールとコイルの位置関係、エアドロー量、チャンバーの大きさと形状、コイルのパワー、これらのバランスが保たれてようやく美味しい結果が生まれます。Nomadはこれらの要素が複雑に紙合わさった結果、非常に美味しいバランスを醸し出してくれます。

ただし、これには条件があります。いくらよいバランスでも、人には好みがあるからです。普段から爆煙ドリッパーでバンバン吸っている方と、eGoのクリアマイザーを吸っている方では、期待する味や量に差があるわけですから、Nomadに期待する味もまったく異なると考えられます。肺吸気(ラングヒット)と口吸気(マウスヒット)でも味わいも全然異なります。

Nomadが立っているスタンスはそれらの中心です。コイルとエアホールの近さから、マウスヒットでも喉越しに柔らかいシルキーな蒸気を発生し、エアドローがこれ以上大きくすると薄くなってしまう限界ギリギリまで拡張され、フレーバーの再現性をなるべく落とすことなく煙量を保っています。

極端に爆煙を好む方、味の再現性のみを追いかける方、そしてシルキーさを最大限高めたい方、その全てを実現することは難しく、例えば爆煙のフィリピンドリッパーでマウスヒットで味の再現性を求めるというのは無理があります。

Nomadにクラウドチェイスするような爆煙を求めるのは難しいです。しかし、それぞれの特徴を極端に引っ張ることなく、オールマイティなバランスを持っているのが、日本第一号のNomadドリッパーなのです。すでに好みが分かっている人は別として、国内需要が高まるなか、最初に手を出すドリッパーとして、まずは様々な特徴を中心で捉えた製品を手にするという意味でパーフェクトな仕上がりなのです。第一号に課せられた使命があるからこそ、Rambleと同様にTaro氏の優しさが感じられる素晴らしい製品です。

なお、初期出荷についてはRambleポリッシュファンのため、ポリッシュ版Nomadを限定数同時発売する予定です。2回目以降の出荷ではブラシ仕上げのみとなります。

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購入先: Promist Vapor価格: 12,500円(税込み価格13,500円)
その他販売店については公式サイトよりご参照ください 

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Nomad/Ramble公式Webサイトはこちら: www.promist.jp
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