Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Yellowkiss Atto Mod

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皆様、ゴールデンウィークは楽しくお過ごしになれましたでしょうか?相変わらず休みとかに縁遠い私ですが、レビューはすっかりサボっておりました。すみません。久々のアップです。今日の記事はBaGuaやArrowなどで有名なYellowKiss氏の最新作、『Atto』MODをじっくり触らせていただきます。3月はほぼ丸ごとカリフォルニアにいたのですが、日本に到着する頃にイイモノ送るよ~とYelowKissさんからのメッセージ。帰国後届いていたものがこちらです。

なんとまた美しいMOD!パッと見にはやはりColibriを彷彿させる短さですが、相変わらずのYellowKiss加工精度の高さと美しさにうっとりな第一印象です。

■基本仕様など

直径 22mm
高さ 49mm
重さ 49.5g
材質 ステンレス(sus304)
対応バッテリー 18350(18500/18650版も製造中、ただしそれぞれ別製品)
非制御チップ搭載
対応抵抗値 0.3Ω以上(0.1Ωでも動作は可能ですが未検査)
サイドメカニカルスイッチ/MOSFET

まさにColibriに近いものがあります。私の手元にはColibriのカッパー版しかありませんが、こちらと比較しながら見て行きたいと思います。(と思っていたら、Nexmokeのまっさーさんからステンレス版をお借りできました。)

まず、本体の高さはColibriに比べると5mmほど長くなります。この差はボトムカバーの設計にあるように感じるのですが、バッテリーの微妙なサイズ調整について、Colibriが本体チューブのスレッドで行うのに対して、Atto Modではボトムに仕込まれたプレートを回して調整します。より短いMODを目指す方向性と、美しさを持つ機能性という別の設計思考があるように思います。

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そのため、Atto Modの方はバッテリー交換をチューブを分割して行いますが、そのスレッド痕はほとんど緩めるまで見えません。写真ではスレッドを外す前と後で比較しています。光の加減などもありますので100%見えないとは言いませんが、トップクラスのMODだけが持つ高品質な噛み合わせであることは間違いありません。

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バッテリーの交換はこのボトムパーツを外し、18350バッテリーをポジティブを下にして差し込みます。Colibriでもバッテリーの方向性を間違えると、チップが不具合を起こすことがありましたが、Atto Modでは、ボディにバッテリーの方向性を示す表示がロゴマークと一緒に刻まれていることにも好意が持てます。

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ボトムパーツを閉じたら、プレートを指で回して内部接点への調節を行います。調整が楽にできるのはいいですね。また、ボトムのプレートにはガス抜き穴がしっかりと設置されています。

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Colibriでは18500チューブのみ別売りで購入可能、あるいはセットで販売していますが、Atto Modはこれが許されていません。18350版のAtto、18500版のAttoという具合に、製品ごとに使用できるチューブサイズはひとつになります。購入する側としては痛いところではありますが、これはBaGua同様にマーケティングですから致し方ないところかと思います。18350版、18500版、18650版が用意されていますが、国内ではPromist Vaporが総代理店となって18350版と18500版の販売を行います。

なお、Colibriの18500チューブをAtto Modに使えないだろうかと思って試してみましたが、スレッドは合うものの、スレッドの長さの違いにより最後まで閉めることができない状態です。写真はやめておきますが、使用は可能です。美しさの観点からもちろんそんな使い方はダメかと思いますが、一応スレッドだけは合うということで。


■スイッチ

いよいよ核心部分。Atto Modのスイッチ内部はこうなっています。

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Colibriを持っていらっしゃる方は「おおうっ!」てなってると思いますが、ほぼ完全な互換性があります。

並べるとこうなります。

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PCBと呼ばれるこのチップは、電圧調整などの制御は行わずにほぼメカニカルと同様に満充電のIMR18350であれば4.2Vから徐々に電圧が落ちていきます。回路上ではMOSFETを使ったゲートスイッチ方式で動作します。となると、Colibriの最大の売りである3.7V定電圧の方がベターなのではと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、実はColibriも同様にMOSFETによるスイッチ機能のみで定電圧制御は行っていません。

Colibriの購入後、あまり使用する機会もなく置き去りにされていたのですが、実は私も何も疑わずColibriが定電圧だと思っていた1人です。が、今回あまりにもAtto ModのPCBとチップ構成が似ていること、YellowKissさんからも定電圧ではないはずだよという情報をもらっていたので、独自に色々調べました。レビューを書くにあたり、恐らく日本で最初にColibriを発見したMK VapeのKuniさん、国内販売を持っているNexmokeのまっさーさん、そしてModderさんへも聞いていただいた情報などから、やはりColibriのPCBは定電圧ではなく、Atto Modと同様に電圧に対する制御機能は持っていないことが判明しています。(Nexmokeさんの方ではこの件について、すでにブログでアナウンス済みです。)

事の発端は、製品リリース時に発表されたこの情報です。つまり、3.6V固定のときに各抵抗値における電流と電圧低下を表しているものですが、なぜか「固定」というキーワードが先行して定電圧と勘違いされたのではないかということです。(Kuniさんはこの時点で定電圧と認識しちゃった。てへぺろっとのこと)

R, Ohm ____ I, A ______ U power, 3,6 V

0.3 --------- 9.7 --------- 0,028
0.4 --------- 8.8 --------- 0,026
0.5 --------- 7 ----------- 0.02
0.6 --------- 5.8 --------- 0,017
0.8 --------- 4.4 --------- 0,012
0.9 --------- 4 ----------- 0,011
1 --------- 3.6 ----------- 0.01
1.1 --------- 3.3 --------- 0,009
1.2 --------- 3 ----------- 0.0085
1.3 --------- 2.8 --------- 0.0078
1.5 2.5 --------- --------- 0.0068
2 ----------- --------- 1.9 0.005



これに輪をかけたように謎に包まれた理由は、この2つのMODのプラスとマイナスが通常のMODとは逆に設置されているため(ボディがプラス)、通常のVape電圧計では測定ができないのです。そのため、実際に計測してみた人がいないまま現在に至るという経緯だったのかなと思います。そしてΩチェッカーに細工をして実際に計測してみた結果がこちらです。

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AW 18350を使用して、満充電の4.2V、やや下がった3.9V、規定値とされていた3.7Vを下回る3.6Vでそれぞれで計測。結果はご覧のように制御はしておらず、バッテリーの残電圧がそのまま出力されているという結果です。

Atto Modでも同様に測定を行い、Colibirがカッパーしかなかったので、まっさーさんにステンレス版も借りてきて測定。その結果がこれです。

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まぁそうなんでしょうけども、測定結果ではいずれも電圧低下がないということが分かりました。

じゃあさらに突っ込んで。Colibriの利点は3.7V用にコイルを巻いておけばバッテリーの残電圧が3.7Vを切るまでは美味しいという話だったわけですが、だとすると仮に満充電だったときは吸った時にさすがにその差を感じるんじゃないかと思うのです。推測される原因はMODあるいはPCBによる電圧低下がある程度大きいという疑いです。これについて、YellowKiss氏はColibriと同様の電圧低下を起こさないようにPCBを設計したと電話で熱く語ってくれました。

上にある電圧低下がほとんどないというリリース時の発表通りだとすれば、0.5Ωの抵抗値を使用したときの電圧低下は0.02Vのみということになりますが、これはアトマイザーの抵抗値を掛けた後の数値ではなく回路上のロスのみの値だと思います。

というわけで実際の電圧低下幅を調査すべく、今度はColibri、Attoそれぞれに抵抗掛けたときの電圧低下値を測定してみます。

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思った以上に抵抗が掛かると電圧がオチますね。これはメカニカルであれば当然なんですが、最近電子制御のボックスMODを使うことが多いってい人も結構いますよね。電子制御の場合にはProVariがそうであったように、抵抗値で落ちた電圧を戻してくれる機能があるんです。そのため、PCBによる電圧低下を吸ってみた時に3.7V固定という固定概念と共に勘違いしていた可能性が高いんじゃないでしょうか。というのが私の結論です。

そしてせっかく計測したので性能についてもう少し。測定は結構困った結果でした。計測のたびにやや数値がずれたり、抵抗値が低いのに電圧が低下する場面もあるなど、Atto Mod、Colibriともにバラつきが結構ありました。制御チップではないからということだと思うのですが、仕方ないのでチップを変えて測定、さらに測定回数を稼いで平均を取ってみました。もちろん、やればやるほど拮抗してきてしまうのは分かっていますが、それを加味しても言えるのは、この2枚のチップの性能差はほぼ誤差の範囲だろうということです。

また、AttoとColibriに搭載されているチップとして何か差があるとすれば…、と思って基板上にあるチップについても調査してみました。チップにはしっかりとIRのロゴが入っているので、型番を調べてみると製造月日が違うだけで同じ「IRF6201」。オン抵抗の低い、いわゆるパワーMOSFETでした。こうなるとCMOSをスイッチにする原理自体はパーツごと変わらないので、結果の差に差がでないのもうなずけるなと思います。

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YallowKissさんのお話では、Atto PCBの方が電圧が高く出る可能性があるとのことでしたが、計測の結果としてはほぼ互角、数値上はAtto Modが優っている部分が一部あるのですが、吸っている限りの感覚ではほぼ差はないというのが結論です。すでにColibriファンも多いことですし、逆に大きな差が出なくてよかったとも思いますし、Atto Modの性能が高いことが証明できてよかったとも言えます。

Coribriチップとの比較でひとつだけAtto Modに軍配が上がると思えるのが、アトマイザー側の接点です。Colibriがフラットな銅板をアーチ状にしているのに比べ、Atto Modでは切れ込みを入れたプレートの一部を持ち上げているため、510アトマイザーとの接触でセンターポストと同時にネガティブ部分に触れてしまうというショートが起きにくいという利点があります。もちろん、思いっきりネジ込んでいけば100%ショートがないとはいいませんが、Coribriでやや不安だったこの点が解消されているのは嬉しいところです。

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制御のない基板をメカニカルMODのAttoに仕込んだ場合、何がメリットなのでしょうか。盛大なショートを起こしたときには保護が掛かります。もちろん使い捨てのVape Safeのように一度切れればおしまいではあります。次に電圧については、バッテリーの出力そのものがアトマイザーへ伝わります。スイッチが電子的になっているだけでその出力はメカニカルだと思って間違いありません。さらに基板の形状上のスイッチを押すための仕組みをサイドに組み込むことができる面白さがあります。

メカニカルMODでは可動部分が多くなればなるほどパーツ点数がかさみ、その分電圧低下や思わぬ故障が起きる場合があります。Atto Modでは、それらを排除して基板上の小さなスイッチにまとめたことで、非常にコンパクトでパワフルなMODに仕上がっています。

サブオームで0.3Ωで試しても、1.5ΩのKayfunで試しても非常に快適に使用できます。ただ、18350バッテリーを使用する場合には、バッテリー性能に大きく依存します。現在18350で最も性能が高い最新のAW 18350であれば放電は12Aですので、3.7V運用で0.31Ω以上であれば使用できます。(AW 18490は0.21Ω以上)ご使用時にはバッテリーのスペックを確認してから無理のないようにお願いします。

なお、写真をみてもお気づきかと思いますが、Atto ModとCoribriのチップにはサイズだけでなく機能面でも互換性があります。そのため、CoribriのチップをAtto Modへ、あるいはAtto ModのチップをCoribriへ組み込むことも可能です。もちろん動作保証などはありませんが、両方のユーザーであれば試してみたいことのひとつかと思います。Atto Modのチップだけでも販売を行いますので気になる方はチェックです。

サイドスイッチにも差があります。Atto ModがMODのボディからやや飛び出したサイズのスイッチであるのに対して、Coribriはフラットになっています。これはポケットの中での誤動作を避けるためですが、もちろんだからといって安心していいわけではありません。Atto Modでは持ち運び時にはボトムのプレートを少し緩めて、もしスイッチが押下されても通電しないようにしておくことをオススメしています。

ボンネットの下のテクニカルな話が長くなってしまいましたが、Atto Modの魅力は何と言ってもその外観の美しさにあります。ストレートな外観と切れ目の見えないスレッド。Φ22mmのアトマイザーを乗せたときの美しさは格別なものがあります。普段使いとして、あるいはちょっとフォーマルなときにも使える高級感があります。

今回、同時発売が出来なかったのですが、写真はKayfun、Kayfun Lite、Russian 91%にNanoキットなしで使える『Micro Cap』と呼ばれる製品です。Bell Top Capとは異なり、短くした透明なチャンバーが付属しますので、ベースユニットだけあれば装着が可能です。驚くほどコンパクトに収まるという製品ですが、こちらについては別のレビューで。

Colibri、Attoタイプの方向性を持った市場がさらに盛り上がっていくといいですね。今後私が望むのは、Kickの先をいくようなPCBの開発、5回クリックでON/OFFできるロック機能などが出来上がってくると面白いなと思います。そして、高いアンペア数を覗いては機能面だけではVVなeGoバッテリーと変わらないことになっては困るので、さらにメカニカルの美しさを求めた製品がどんどん出てくると盛り上がるんじゃないでしょうか。

Atto Modは間違いなくYellowKissさんのヒット作になるんじゃないかと確信しています。在庫のあるうちにどうぞ~ (Nexmokeや他のショップでも販売が行われる予定です)

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販売元: Promist Vapor

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