Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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SVC Kiyomasa MOD + iai RDAレビュー

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国産製品のレビューを行うのは久しぶり。気合の入る逸品の登場です。写真からも、その厳ついインパクトは十分伝わってくると思いますが、その外見とは裏腹に非常に繊細な設計を持った逸品なのです。

先日リリースされたメカニカルMODの『Kiyomasa』、そしてドリッパーの『iai』は、指で数えるほどしかいらっしゃらない日本人Modder彫まささんの作品です。気になっていらっしゃる方も多いと思いますので、早速ブレイクダウンしていきたいと思います。

彫まささんと初めてお会いしたのは実は今年の4月。引きあわせていただいたVape Powerさんに、これまで食べたこともないような美味しい焼き肉をご馳走していただいた記憶が…。今さらですが… ご馳走様でした!そのときに彫まささんから直接レビューをご依頼いただき、お店の方が焼いてくれる美味しい肉をつつきながらも、早く帰宅してイジり倒したい!という気持ちで頭がいっぱい…w

彫まささんは私と同様に長身、大柄。お会いする前にイメージしていたのは、目が合った瞬間に0.02秒の速さで殺されるのではないかオーラを身にまとっているハズだと思っていたものの、実際の印象は非常に温和で落ち着いたペースが心地よい方でした。イメージをひっくり返されつつお話を進めていくと、段々となぜKiyomasaに至ったのかも見えてきました。

今回のレビューではリビルダブルアトマイザーの『iai』の完成を待ち、こちらも一緒にレビューしていきたいと思います。

■基本仕様など

Kiyomasa MOD
 直径 22mm
 高さ 87~92mm
 重さ 114g
 材質 C1100 カッパー、304ステンレス
 ディープエングレーブ
 シルバープレートコンタクトピン(テレスコピック)
 マグネットスイッチ
 Derlinインスレーター

iai RDA
 直径 22mm
 高さ 13.3mm(接続部含まず)
 ワイヤーホール 2.5mm
 エアホール 2 x 8mm サイクロプス(シングルまたはデュアルコイル対応)
 付属 AFCリング2個、ドリップチップ 2個、スペアオーリング2本

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Kiyomasa』Modは、カッパー好きにはたまらない純度99%以上のC1100を用いた18650バッテリー専用のフルメカニカルMODです。その容姿でまず目を引くのがボディを縦に埋め尽くす「南妙法蓮華経」の刻印。同様に漢字が思いっきり入ったMODと言えば数年前リリースのRJ ModのTurtle Shipが懐かしいですが、私も日本人だからでしょうか、やはりこの墨字のスタイルが超かっこいいです。この理由は彫まささんの大好きな伝説の加藤清正の旗をイメージしているとのこと。

Kiyomasaを上から見ていきます。

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ステンレス製のトップキャップには、蓮でしょうか花型に彫られたエアースリットが入っていますが、昔のように510接続部のエアホールからの取り込みはほとんど存在しない現在ですので、主にバッテリーから熱放出を目的としているようです。その昔はカトマイザーを使ったタンクとして510接続部から取り込んでいたことが理由でMOD側にもその対応の必要があったわけですが、現在ほとんどのタンクは独自のエアホールを持ち、さらにボトム側での取り込みの場合でもタンク側にスリットを持つことがほとんどです。ましてやドリッパーに至っては独自エアホールが命でもありますので、MOD側からエアーを取り込む必要はないわけです。

機能面からは模様も何もないシンプルなミニマリスト的な設計にもできるわけですが、ここにっも彫まささんの考えぬいたデザインが生きているのだなぁと思うと、何かほっこりするのです。

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ポジティブピンはバッテリー側に大きな接触面を持ったシルバープレーティングのカッパーピン。フローティング方式でアトマイザーをフラットに装着可能です。アトマイザーを乗せるときには、まずピンを下から押し上げておき、アトマイザーをトップキャップにフラットになるまでねじ込みます。おのずとボトム側が押し出されてアトマイザーのポジティブと最適な接続が行われます。

チューブとのスレッドは信じられないほどスムーズで、お世辞でもなんでもなく、私の知っている日本製MODの中で間違いなくトップの加工品質で作られています。金属としては柔らかいカッパー製のため、落としたりスレッドをクロスさせるなどを起こさないように扱いには細心の注意が必要ですが、あまりに気持ちがいいため何度も何度も回したくなるトップキャップなのです。

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チューブ部分の刻印はブラックのアルマイト加工をしたバージョン、そして磨きがいのある素の彫りのみの2バージョンがあります。人気はどうやらブラックの方ですが、個人的には素の方で刻印部分が酸化していくのを見るのが楽しいです。刻印はレーザーで焼いたものではなく、くっきりと彫り込まれています。一昔前のメカニカルMOD、あるいは現在でも廉価なアトマイザーにはレーザー刻印が多用されますが、ハイエンドのエリアにあるMODにはどうしても焼け焦げの残るものではなく、Kiyomasaのようなくっきりとした刻印がその印象を何十倍にも高めてくれます。間違いなく最高級のカッパーMODを手にした余韻に浸ることができるかと思います。

スレッドは20x1ではなく独自サイズ。Nemesisも入りそうで入りませんでした。ボトム部分には梵語が刻印されたロックリングがあり、スイッチをロックさせる構造です。

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スイッチの構造は簡単に言ってしまうとNemesisに近い設計です。トップキャップと同様に接触面の大きなファイアリングピンが、マグネットの反発を利用して上下します。ニップル付きからフラットまで微妙に長さの異なる18650バッテリーに合わせてスイッチを回し込んで調節します。

トップキャップ側はフローティングで調整済みですので、後はちょうどよい固定感があるところまでスイッチをねじ込めばバッテリーがガタつくこともなく、しっかりと固定できます。チューブの内部ではバッテリーの固定は絶縁体のDerlin製インスレーターと接触しているため、誤動作によりピンが接触してしまうことは割けられます。唯一ファイアリングピンが緩んでしまっているとこれが発生しますが、ピンとインスレーターには約1.2mmの余裕があること、そしてピン自体にはローレットが切られていますので、しっかりと固定しておけば簡単に緩むことはないでしょう。

なお、Kiyomasaのマグネットスイッチは、デスクに置いた時にはしっかしとアトマイザーを含めた重量を支え、勝手に通電することはありませんでした。

ロックリングはチューブ側にありますが、18650の中でもやや長いAW製のニップル付きバッテリーでもロックまで1回転弱。フラットなSony VTC5で半回転でロック/解除が行えました。もちろんそのスレッド品質は最高に気持ちがいい滑りです。

スイッチは最初に少しだけ格闘しました。Kiyomasaの納品時にはスイッチが根本まで回し込んであります。そのためこれを解除するために回そうとしたのですが、スイッチプレートが2mmと非常に薄いため、ロックリングが供回りを起こしてどうしても外れてくれません。これが起きたときには慌てずにロックリングを時計回りにチューブのトップキャップ側に向かって固定、その状態からロックリングを触らずに2mm厚のスイッチプレートのみを反時計回りに緩めるれば簡単に外せます。

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■iai RDA

Kiyomasaというそれだけで存在感の濃いMODに合わせるRDAを設計するというのは非常に難しいことだと思いますが、『iai』RDAはそれをことも簡単に実現してしまっています。そのボディは驚くほど薄くコンパクトながらトップ部分のシェイプが美しく、また専用ドリップチップとの相性は抜群です。

AFCはKiymasaにマッチさせたカッパー、そして何にでも合わせやすいステンレスの2種類が付属しています。

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付属のドリップチップはiai専用の規格で、アトマイザーへの接続はシールドに先にねじ込み、ネジ式のリングを使うことで、AFC/ドリップチップの両方を固定する方式になります。

2本のドリップチップのうち1本はワイドボアでそのまま使用するタイプ。もう1本はさらに短くそのまま使用できないこともないですが、デュアルコイルともなれば相当熱が高くなりますので、基本はその上に通常の510ドリップチップを取り付けて使用するためのものが付属します。

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デッキは使いやすそうなイモネジ方式の3本ポール。ワイヤーホールは十分に幅広く24gあたりが使いやすそうです。デュアルコイル前提ではありますが、エアホールにはシングルにも対応していますので、チャンバーの狭さからシングルで組むのも全然ありだと思います。

ドリップチップとAFCがリングで固定なので、毎回ドリップ時に面倒かなと思ったのは5秒だけ。考えればオーリングで止まったキャップ全体をそのまま引っこ抜けばいいわけですね…。あせったw

ボトムにはもちろんシルバーコーティングのポジティブピンです。

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■ビルドしてみるよ

やっぱり24gですかね。デュアルで0.3Ωあたりを狙っていきます。6巻のデュアルでぴったんこでした。ウィックを通してグイッと中に入れると完成です。その吸い心地は「強い!」の一言。長めのドリップチップを使ってはいたものの、それでもチェーンすると結構熱いです。カッパーMODはやはり強いですね…。

シールドがすっぽりと外れるためビルドの難易度は低めです。これはシングルで組んでみようかな…。

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そんなわけで、シングルでも組んでみたいと思います。チャンバーの狭さからどうしても温度は高めになりますので、こうなったらチタンワイヤーで組んでみるのはどうかと思いついちゃった。実はPromist Vaporでチタンのグレード1ワイヤーの販売がスタートしているのですが、24gと26gについてはラベルが完成しておらず手元にあるにも関わらずまだ売れない状態なんです…。もうちょっとお待ちくださいね。

チタンワイヤーでシングルコイルを組むとなると24gあたりが巻き数も少なくてやりやすそうです。チタンワイヤーの巻き方や温度管理(TC)については、次回のレビューでそろそろまとめようかなと思っていますのでご期待というか…、それまでお待ちくださいね。

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チタンの24gを5巻で0.18~0.20Ω。DNA200にチタン係数をセットして480°Fに。iaiのエアホールは片側を塞いでシングルコイルルモードにします。これで完成。キャップ温度を気にしてやや抑えめの温度にしましたが、吸ってみるともう少し上げてもいい感じでした。また、キャップが熱いと感じることもなくなったので、温度管理であれば煙量的にもチタンのデュアルコイルの方がよいかなと思います。

■まとめ

これまで様々なModderさんとその製品を手にしてきて思うのは、Modderさんの性格がばっちり作品に表れるということです。彫まささんとはお付き合いがそれほど長いわけではないので、こんなことを書くと違うぜ!って怒られちゃうかも知れませんが、Kiyomasa、iaiに共通しているのはスタンダードかつ王道を歩みつつも、彫まささんにとっての斬新さを取り入れ、試行錯誤があった結果としてきっちりと全てをまとめ上げてる。ということなんじゃないかと思います。

別の言い方をすると、トップキャップはStingray、スイッチとロック機構はNemesis方式のいいとこを取り入れ、カッパーというマニアックで通電性の高い素材をメインにすることで味わいを出し、ディープなエングレーブは彫師としてのまささんそのものが彫り込まれているように思います。

製品としての価値はModderを知らずとも作り手の思いが伝わればいいとは思うのですが、商材としてのスペックからだけでは恐らくそれは読み取れないかも知れません。特にメカニカルも含めてBox Mod全盛期の今、Kiyomasa+iaiの素晴らしさに気づいてもらえる可能性はもしかしたら低いのかも知れません。

それでも、もし彼の熱い思いに気づいた方がいれば、きっとディープでマニアな方です。Kiyomasaのずば抜けた品質の高さと圧倒的なカッパーのパワーにきっと向いています。iaiの汎用性とビルドのしやすさにもぜひ触れていただければと思います。このレビューを通して少しでも彫まささんのVapeへの思い入れを感じていただけたら幸いです。

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入手先: promistvapor.com
開発元: Vapor Skull
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