Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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the Vape - PICO RTA

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the Vapeと書くと、なぜかまだ違和感があるんですが、日本でも馴染みの深いModder、YellowKissさんのブランドです。ここに来て『PICO』と呼ばれるRTAが登場しました。PICOのプロトタイプを日本へ送っていただいたのは実をいうと少し前のことだったのですが、なかなか難しいスタンスの製品ということもあり、ここまでレビューを引っ張ってしまいました。なぜPICOなのか、何が難しいと感じたのか、どういった製品なのか。早速みていきたいと思います。きっと最後には欲しくなりますよ(笑

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■基本仕様など

 直径 22mm
 高さ 30mm (510接続部を含まず)
 重さ 32.5g
 材質 ステンレス304 / チャンバーPEEK
 タンク PMMA
 タンク容量 約3ml
 510接続
 エアホール 2mm x3 (可変)
 トップリキッド補充穴 2mm

『PICO(ピコ)』は高さ30mmの非常にコンパクトなリビルダブルタンク(RTA)。YellowKiss氏が細部までこだわった設計が活かされている製品です。Aspire Atlantisに始まった巨大タンク郡とは一線を画し、小さなサイズながら十分なタンク容量とチャンバーサイズを実現しています。それでいて金属が薄っぺらになることのない加工品質はハイエンドの域に入る出来栄えです。

上から見ていきます。

■トップキャップ&タンク

トップキャップはタンクとのスレッドをドリップチップ周りに持ち、やや凹ませたタンクにピッタリとハマるように設計されています。これによりタンクの上面はフラットになり、そこに空気穴を含めて4つのチャージ穴が儲けられています。このチャージ穴にはシリンジが最も適していますが、試してみたところ15ml、30mlのペンタイプのボトルでもこぼすことなくリキッドのチャージが可能でした。

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タンク容量は十分ではありますが、リキッドが少なくなった時にMODにから外すことなく、その場でサッとペンボトルからチャージできるのはやはり便利。ちなみにトップキャップは出っ張りのある方をタンクに向けて締めるのですが、たまに気づくと逆さまにはめちゃっている時があります。凹凸が噛み合って漏れないようになっていますので、キャップを戻すときにご注意を。って、逆さまにしちゃうのは私だけかな…

ドリップチップの接続部は外径が11.5mm。このサイズよりも太いドリップチップを付けてもなんら問題はありませんが、その場合にはチャージのときにドリップチップを外してからトップキャップを外す必要があります。逆にそれ以下のサイズのドリップチップでは、装着したままトップキャップを外してリキッドのチャージが可能です。

タンク部はPMMA製。YellowKissさんのKayfun用MicroCapと同様の素材です。アクリルガラスとも呼ばれるアクリル樹脂は透明性が高くリキッドが入ると透明になりますので、磨くようなことはしないでください。また、メンソールを入れても割れないですか?という質問をよく受けますが、PMMAはメンソールでクラックすることはないと思われます。その昔、ポリカーボネート製のタンクが主流でしたが、BPAの危険性とクラック報告の多さから、今ではPMMAかPyrexタンクのほぼ二択になっていると思います。以前ではポリカーボネートをクラックするフレーバーリストなども重宝されていましたが、PMMAが主流になってからはそれらのリストもあまり見かけなくなりました。

ただ、メンソールでは問題ないとしても、一緒に入っているシナモン系のフレーバーなどで反応が出る可能性もあります。そのあたりは試行錯誤しつつになるしかないかと。ただ私は運がいいだけなのかも知れませんが、これまで何百種類というフレーバーを試してきましたが、一度もタンクがクラックしたことも溶けた経験もありません。


■チャンバー&デッキ

PICOの最大の特徴はチャンバーの組み換えによる自由度にあります。基本のチャンバーに加えて、オプションのマイクロチャンバー、そしてJoyetechのCLRをコイルを使用するためのCLRジェンダーの2種類が別売りで存在します。

オリジナルのチャンバーとマイクロチャンバーには、同一のアトマイザーデッキを使用します。構造はKayfunのそれに近いですが、口径は比較的大きくオリジナル側では無理をすればデュアルにできないこともないかなと。ただし、ウィックの配置からは、やはりシングルで使用するのが適切だと思われます。

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比較的シンプルなデッキですね。迷うことなくビルドできると思います。コイルとエアホールの位置関係は上の写真くらいがよいかなと思います。(チャンバーで接触ショートということもないので)

マイクロチャンバーを使用するときには、ウィックの方向が変わります。そのためオリジナルのデッキで組んだコイルをそのままでは使えないので、コイルの向きにご注意ください。

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2つ目のオプション「CLRジェンダー」とはなんぞやですが、JoyetechさんがeGripのアップグレードとeGo One用にCSコイルから進化させたCLコイルというものがあります。CLRはこのCLタイプのコイルにリビルダブル(リウィッカブル)の機能を持たせたたコイルユニット。と使わない人にはめっちゃややこしい話なんですが、つまり、JoyetechのRBAユニットをPICOで使えるようにするオプションパーツということになります。

使用するためにはCLRコイルのキャップをオプションパーツに組み替える必要がありますので、チタンやニッケルのCLコイルは使用できません。ジェンダーで使用できるのはCLRのみとなります。

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これはなかなか面白い発想で、余っているCLRを使えるという利点だけでなく、チタンでもニッケルでも好きなビルドを楽しめるわけです。そしてPEEKを使った外観よりも金属の方が見た目が好きという方でも、CLRを使うことですっきりとした見た目にになり、さらにユニットのサイズが小さくなる分、リキッドの保持容量も上がります。

■エアホール&ボトムパーツ

ボトムには取り外し可能なエアフローリングがあり、これを回すことで最大2mm x 3個のエアフローを実現します。PICOは、味を重視したやや懐かしいイメージでシングルコイルで異なる味わいを3種類楽しめるタンクなわけですが、少し昔のように1mmのエアホールでちびちびと吸うことも、エアホールを全開放してスカスカに吸うこともできるという進化を提供します。

PICOの場合、CE4などの懐かしいクリアマイザー、オリジナルKayfunなどのシングルRBA、その上を行く肺吸いまでをカバーする3つのチャンバーが用意されていますので。フレーバーチェイスという言葉があるのかどうか知りませんが、それぞれのチャンバーにうまくマッチしたエアホール調節ができるイメージです。

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■巻いてみよう!

■オリジナルチャンバー <<オールマイティ>>

オリジナルチャンバーが実現するのは、チャンバーサイズをリキッド容量とのトレードオフの中で可能な限り大きくして、味、煙量を最小から最大まで使いこなせるオールマイティな環境。ややサブオーム寄りの0.5Ω付近に向いているのかなと思いました。

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デッキはマイクロコイルと共通なので、チャンバーに下から差し込んで使用します。この例では24gのKanthalワイヤーで0.5Ωにしています。コイルをビルドしたらチャンバーに装着して抵抗値を確認します。ドライバーンでコイルを整形したらウィックを5mmほどはみ出させておきます。ウィックを湿らせてチムニー部分をはめてウィックが写真のように出ているようにしてください。タンク内でリキッドが少なくなったときにウィックが下から吸い上げるためのものです。はみ出させる分、ウィックを少なめにしたい気持ちになるかも知れませんが、ウィックホールのサイズが大きいことと、コイル内側には隙間を開けない方が幸せなので、ややキツ目にした方が幸せです。

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■マイクロチャンバー <<フレーバー重視>>

マイクロチャンバーでのセットアップはコイルの方向がオリジナルとは異なって、90度回してコイルを設置します。コイルを巻いた足をコイルに対して水平に伸ばしておきます。

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オリジナルチャンバーでは3mm芯で巻きましたが、超狭チャンバーのため今度は2.5mmで26gを使用。抵抗値も少し高めの0.8Ωくらいとしました。2mmでもいいのかも知れません。あとはオリジナルチャンバーと同様にチャンバーの裏からデッキを差し込んでドライバーン。ウィックを通して少しはみ出させたら湿らせてチムニーを閉じます。


■CLRジェンダー <<タンク容量UPとお手軽リビルド>>

お手軽の意味合いは、CLRコイルがコイルとウィックがはじめからセットアップされているので、実質リビルドの必要なくそのままeGo One感覚でミニタンクを楽しめます。抵抗値も0.5Ωと1.0Ωが用意されています。

そしてリビルド方法もそれほど難しくなく、クリアマイザーのコイルを巻き直したことがあれば同じ構造です。コイルを差し込んで一方の足をインスレーターの内部に、もう一方をインスレーターの外側へ入れれば簡単に組み込めます。もちろんシングルコイルでお願いします。

JoyetechのCLRのコイルは上部のキャップが回して外せるようになっています。PICOではこの部分が必要ありませんので、分解してインスレーターを含む3つのパーツのみ残します。(厳密にはオーリング入れて4パーツだけど)

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リビルダブルですが、このブログではチタンで巻いているものの、どうしても足が長くなるため24gでも抵抗値がやや高めになり0.3Ωを切るのがやや難しいです。0.25Ωを超えてDNA40を使用する場合にはTCモードから抜けてしまうこともあるかと思います。SX350J、DNA200では問題なく使用できます。24gで2.5mm、あるいは2mmで5巻前後でしょうか。

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コイルを用意したら、細いドライバーなどにコイルを通して位置を決めます。ボトム側でインスレーターを使ってワイヤーをポジティブとネガティブに分けますので、ネガティブ側のワイヤーの足を写真で赤く囲った凹みの位置で折り曲げます。インスレーターを入れて固定、もう一方の足はポジティブピンを差し込んで固定します。上のコイルがチャンバーの金属製の内壁に触れないように中央にくるよう確認したら、余分な足を切ってコイルの設置は完了です。

もう一手間あります。CLRジェンダーにはオーリングが2つ付属しますが、1つはチャンバーに乗せるキャップの裏側に入れておきます。このオーリングがないとタンクを締めた時にトップキャップ側で隙間ができてしまいますので、必ず忘れずにはめ込んでください。もう1つのオーリングはチムニーと同様に上に乗せます。

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ボトムのパーツにPEEKの絶縁体が存在することを確認してポジティブピンのパーツを差し込みます。次にCLRコイルを固定するためのプレートをはめてから、CLRコイルをねじ込みます。ウィックはオリジナルやマイクロチャンバーと同様に、少しはみ出させてください。タンクの中を吸いきるために必要になります。

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一度やってしまえば、それほど面倒くさくはないのですが、写真で説明しようとするとちょっと長くなりますね。本当はこういうのは動画レビューの方が早いんでしょうね…。

なお、リキッドの供給量はCLRの真ん中のパーツを回すことで調節が可能です。必要に合わせて調整してください。

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■まとめ

チャンバーがオプションを入れて3つあるために少し記事が長くなってしまいましたが、なんとかクリア ∠( ゚д゚)/
3つを吸い比べて思うのは、何の金属でコイルを巻くか、何ミリの芯で巻くか、太さは何にするか、チャンバーにどれを選ぶかというバリエーションがめっちゃくちゃあるなぁということ。しかも、18650デュアルのメカニカルでガッツリも、Atto Mod 18350でスタイリッシュにも、DNAやSXで温度管理で攻めたりと、そのバリエーションを考えるとなかなか自分に合うセットアップを見つけるのが大変かもということ。

でもね、裏を返せばそれぞれの人の好みに合わせたニッチなセットアップを見つけることができる幅の広さを持つRTAということになるんだと思います。1ヶ月ほど試させてもらった結果、私はマイクロチャンバーの温度管理かCLRの高抵抗で、チビチビとタバコ味を吸うのにハマってます。いつもよりはニコチンを高めにして、それでももうタバコ吸いができなくなっている私はエアフローを全開にして肺吸いなのです。お陰でリキッド消費量が減りました。それでもフレーバーの濃さと満足感はかなり高いんですよ。

高さは30mmと超コンパクトなRTA。そのサイズはUDのGoblin Miniとほぼ一緒です。Goblin Miniはレビューこそしていませんが非常に優れた製品で、日本では大人気のRTAです。中国製のリビルダブルとしては久々のヒットだったため、PICOの存在位置が難しかったというのはそのあたりになります。価格面でもGoblin Miniが優位です。じゃあなぜPICOなのか。

Subtank Miniの爆煙、Goblin Miniのデュアルの美味しさ、それがマッチしている方にとっては、PICOは魅力的には映らないと思います。Subtank Miniイイ! Gobin Mini最高!なんだけど、●●●の部分がもう少しこうだったらもっとイイのに…。という部分があるという方は、ぜひPICOを検討してみてください。その産められなかった隙間をPICOが持っている可能性が高いです。特に味を重視したい方にはオススメです。そして、PICOはチャンバーのバリエーションという性能面だけでなく、ハイエンドでスタイリッシュなことも魅力的。PEEK色が気になる方はCLRジェンダーをお試しください。あらまぁかっこいいw

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販売先 Promist Vapor the Vape - PICO RTA
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