Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
10


ES-Z RDTA Hybrids

2016-11-30__B290587-Edit.jpg 

また久々の更新になってしまいましたが、今回はレビューのリクエストをいただき、台湾のハイエンドMODメーカーとして名高い「ES MODS」から間もなくリリース予定のドリッパー/RDTA『ES-Z』をご紹介させていただきます。ModderのErieさんとも非常に仲良くさせていただき、色々とお話を聞くことが出来ました。

また、今回コーディネイトいただいたのは、台湾のレビューワー仲間Vapor SheepことAlan氏。Pico RTAのレビューなんかもしていただいていて、前回の仙台Day Offイベントで一緒に牛タン食べました(笑 Vapor SheepさんのYoutubeチャンネルはこちらです。

今回のレビューはプロトタイプ品のため、若干製品版と仕様が異なる部分があります。その違いについてはレビューの本文で説明させていただきます。

■基本仕様など


直径 22㎜ RDTA / ドリッパー(プロトタイプは実寸で22.3mm)
重さ 28.5g
材質 SS316L(デッキ)
   高品位セラミックトップキャップ(ジルコニア)
   PEEKインスレーター
その他
 4穴によるエアホール調節機能
 ブラックPEEKによる高い熱耐性
 PVD被膜加工によるゴールドネジ(写真のプロトタイプはステンレス製です)

2016-11-30__B290640-Edit.jpg2016-11-30__B290614-Edit.jpg2016-11-30__B290605-Edit.jpg

ES-Z』の最大の特徴は、シングルコイルのRDTA、そしてボーナス的な意味合いとしてデュアルコイルによるRBA機能に組み替えられることです。デッキの組み換えという意味では、中華系のマスプロ製品からハイエンドまで誰でもいくつか思いつきますが、RDTA・RBAが簡単に切り替えられる製品というのは、まったく新しい発想でしょう。セラミックのブラックキャップの美しさと組み合わさり、とてもユニークな製品に仕上がっています。

そして、ES MODSは、台湾初となるハイエンドなボックスMODの『Estoque』を1年前に送り出し、さらに台湾初となるアトマイザーがこの『ES-Z』になります。今後、台湾のModder製品に、どんどんはずみが掛かることを期待したいですね。

↓シングルRDTA時のデッキ
2016-11-30__B290617-Edit.jpg 

↓ドリッパー時のデュアルコイルデッキ
2016-11-30__B290619-Edit.jpg 

つまり、RDTAのデッキを形成するブラックPEEKを外すことにより、その下の2本ポールを使用してデュアルコイルのセットアップが可能になります。ちなみにボーナス的と表現したのは、PEEK材を外すことにより、エアホールの調整が効かなくなり、ワイドオープンになるためです。もちろん試したところでは何の問題もなく吸えていますし、すっきりと美味しい部類です。ただし、RDTAと比較したときのリキッドの保持量、エアホール調節不可を考慮すると、メインはシングルビルドでのRDTAとして活躍する場が私にとっては多いかなと思います。

そして『ES-Z』を見てピンと来のが、同じくシングルビルドのRDTAである「Nector」に近い構造だとイメージする部分。ただし、大きな違いは最大エアフローが恐らくNectorの倍以上あること。コイル下のエアフロー穴がNectorの2個と比較して4個になっていること、タンク容量、そしてドーム型のトップキャップにVaporプロダクション用の距離が十分に取られていることなどから、その味わいは大きく異なります。

compare-nector2.jpg 



■周辺パーツ


○ドリップチップ

2016-11-30__B290596-Edit.jpg2016-11-30__B290615-Edit.jpg

Ultem製のワイドボアドリップチップ(ただし製品版ではやや背が低くなっている気がします)、そして510ドリップチップ用のアダプターの2種類が存在します。

○ポジティブピン


通常はフラットなピンですが、『ES-Z』では丸みを帯びたピンが採用されています。よりショートを起こしにくいという安全面を優先しているためと思われます。ただし、外してまっすぐ立たせるためには何かしらスタンドなどが必要になります。

2016-11-30__B290656-Edit.jpg 


○トップキャップ


これはなかなか特筆すべき部分です。トップキャップはジルコニア製で、CHANELやRADOなどの腕時計でも採用されているスクラッチ耐性が非常に高いセラミックのジルコニア製。1800度の高温で固められ、地面に落としても、ドライバーで引っ掻いても傷一つ付きません。クローンがもし作られたとしても真似のできない部分になるかと思います。コーティングとは異なり、剥がれてしまうようなことがなく、その輝きには圧倒的な存在感があります。

2016-11-30__B290628-Edit.jpg 

キャップの厚みは1.2mm程度ですが、その存在感からか、さらに厚みを感じます。キャップは十分に高さがあり、コイル周りにも十分なスペースを持たせてしっかりと蒸気が生み出せるだけの余裕を持っています。シングルコイルのリビルダブルが王道のご時世ではありますが、チャンバーが狭ければエアフロー設計が甘くても確かに濃いVapeを味わうことが出来ます。ただし、狭いチャンバーから吸口までの距離はある程度かせがないと、蒸気が生み出される隙間がなくなってしまい、蒸気がその場で潰されて液体に戻ってドリップチップから出てきてしまったり、あるいは蒸気の温度が熱すぎるなどの弊害も出てしまいます。ES-Zのトップキャップはドーム状のキャップ内部までの距離と20mmに近いデッキスペースの確保によって、しっかりと蒸気が生み出され、さらにドリップチップへ到達するまでに、濃厚ながらシルキーなVapeを楽しむことができるようにキャップが設計されています。

それが正解かかどうかは吸う方の好みやリキッドの種類によるところですが、個人的にはデッキは狭いだけでなく、蒸気を生み出すためのスペースと距離の確保がなされていることに好感が持てます。


○スクリュー


プロトタイプのスクリューはステンレス製ですが、製品版ではゴールドコーティングされたものに差し替わります。

15203323_640376716122846_3979474080015066677_n.jpg 
※FacebookのEstoque Mods by ESグループより転載(Erieさんゴメン)

よくみると、ブラックPEEKを外したデッキ下のインスレーター部分が、Estoqueのシェイプになっているんですね。なんて見えないオシャレを…。

Erieさんと話していると、その完璧主義が垣間見れるんです。写真ではやや光で飛んでいるかも知れませんが、底にあるマシンマークがどうしても気に食わないとのこと。確かに削った時に出来てしまうこれらのマークがない製品も存在しますし、それを気にするかどうかはユーザーの問題なわけですが、使う側の私としては主にタンクのボトムにあたる部分にそこまでのこだわりは持っていません。フルポリッシュのアトマイザーでもボトムはポリッシュされていないことを気にされる方は気になるのかも知れませんが。Erieさんが現在プロトタイプ段階で気になっているのは、このマシンマークを除去すること。そして、4つのエアホールの製造に時間が掛かる設計になっていることのようで、ここにはまだ手が入る可能性があります。また、初めて手にしましたが、ブラックのPEEKを採用した結果、ジルコニアキャップと合わせるときに部屋が暗いと、キャップを締めるときやエアホール調節時に目視しづらいという点が気になっているとのことです。これから正式プロダクションに入るにあたり、これらの部分には、まだ手が加わって変更になる可能性はあります。

Modderさんが頑固なことは、私も様々なModderさんとのお付き合いを通じてよく承知していますが、それをまったく否定するつもりはありません。まして、適当にごまかしちゃうModderさんでは困りますよね。そのコンセプトとこだわりが製品のすべてだと思いますので尊重するのは当然ですが、ひとりのユーザーとしてはそのままでいいから手にしたいよ~っていうのが本音かも?そのちょうどいいバランスっていうのが見つけられるModderさんがいたら逆に気持ち悪くないですか?いいんです。Modderさんは手がつけられないくらい頑固で初めてModderなんだとつくづく思いますw

2016-11-30__B290672-Edit.jpg 


■ビルドしてみよう


まずはデュアルコイルから。24gでコア3mmの6巻にしました。RDTA用のデッキを外して使用するためエアフローが全開になるため、そのエアー量に合う煙量にしたいこと。デッキの大きさが高さを含めて大きくなるため、0.3Ω以下のビルドが合うのではないかと思います。

2016-11-30__B290619-Edit.jpg
2016-11-30__B290654-Edit.jpg2016-11-30__B290657-Edit.jpg2016-11-30__B290660-Edit.jpg

エアホールの位置はデッキの縁ギリギリになるため、コイルの高さもこれ以上は上に置かない方がいいです。ギリギリコイル下にエアーが入るパーフェクトな位置にくるんじゃないでしょうか。あまりコイルを持ち上げ過ぎないように置くことが必要です。

コイル用の穴には24gを2本通しても余裕がありますので、あらゆるビルドは可能じゃないかと思います。大きなクラプトンを中心に1つだけ入れるという方法もあるかも知れませんが、ややコイルの足が長くなってしまうこと。そしてエアホールからの距離が空きすぎて、恐らくは薄い蒸気になってしまう予測がします。素直にデュアルコイルで巻くことをオススメします。

そして次に本命のRDTAモード。デッキを付け外しするときいには、スクリューを一旦外してから行ってください。

2016-11-30__B290665-Edit2.jpg 

ブラックPEEKのデッキにはシングルコイルの2本のウィック入れるためのウィックホールが2つ、リキッドを補充するための穴が1つ、コイルを固定するためのポジティブとネガティブのポールが2本、そしてコイル下にはサイド方向から入り込んだエアーが抜けるためのエアホールが4つ並んでいます。

私の個人的なビルドの説明をErieさんに話してみたところ、まったく同じでワイヤーの線形、コアサイズまで一緒でした。なので、ビルドは人それぞれ勝手にやればよいとは思いますが、あえて推奨として説明しますね。

ビルド時にはコイルの向きに注目です。Nectorでもそうなのですが、2本ポールで巻き込みタイプのスクリューにコイルをはめるときは、その足の向きを巻き込みの逆から差し込むとよい結果が生みやすいです。上の写真のオレンジの矢印はネジを締める方向を表しています。より固定を安定させようとすると、このオレンジ矢印の方向に引っ張られるようにワイヤーの足を挟んで回してしまいがちですが、写真のようにその逆の方向からワイヤーを挟みます。こうすることで、ワイヤーがネジに巻き込まれて下手にテンションが掛かってしまって熱の入り方が均一にならなかったり、あるいは引っ張られ過ぎてコイルが変形したりが発生する原因になります。

そして、この向きに巻くということは、ワイヤーを巻く時に右利きであれば、ワイヤーをジグを水平に持って手前から奥へ右方向へ巻くのではなく、下から手前に上に巻いていくイメージになります。これも普段どちらの向きで巻いているかが人によって異なるのでアレですが、例えばCoil Master コイリングキット V2だと、正しい方向ではない逆向きに巻けるツールになっていますが、Coil Master コイリングキット V4では、これが解消されて、どちらの方向でも巻けるようになっています。

文字だとややこしいですよね、すみません(汗 下に図解で書いてみました。右下のように下から手前に巻いていくとよいという意味です。伝わるといいんだけど…

coil-direction.jpg 

これをスクリューの回る方向に逆らうように差し込んで固定します。26gカンタル、2.5mm芯で6巻、約1.0オームを付近を狙います。

2016-11-30__B290666-Edit.jpg2016-11-30__B290667-Edit.jpg2016-11-30__B290668-Edit.jpg2016-11-30__B290669-Edit.jpg

RDTAの場合、ウィックはガッツリと2本ともタンクの一番下まで差し込んでしまうと、タンク容量を減らしてしまい、またウィック量によって吸い上げる力が逆にウィックにもっていかれてしまうため、全く足を入れずに穴の上に乗せるだけか、あるいは片側だけを差し込んでおけば十分です。ES-Zのタンク容量を片側のウィックだけ差し込んで計測しながら補充してみたところ、コイル付近でウィックに吸われている分も含めて、1.2ml程度は入りました。

2016-11-30__B300731-Edit.jpg2016-11-30__B300735-Edit.jpg
2016-11-30__B290670-Edit.jpg

吸い心地は、予想通りかなりシルキーです。エアホールを全開にしてもエグミがなく、タバコ味でもすっきりと入ってきます。エアホールを各1つに変更してみると、こちらも快適。ただし煙温度はやや低めになります。温かい蒸気を好む場合は、チェーンをするか、あるいは24gやNarrow Claptonワイヤーをお使いになるとよいかと思います。


■まとめ


まず皆さんに覚えていただきたいのが、「ES MODS」という技術力に優れたModderブランドが台湾に存在するということです。ボックスModの「Estoque」については、可能ならば次回レビューをしたいと思っていますが、そのブランド品質はすでに世界から高い定評があり、間もなくリリースされる『ES-Z』は間違いなく代表作になるのではないかと思われます。今回のプロトタイプからの改良点と、加工品質についてもさらに上を実現させるとのことです。

Nectorという唯一無二に近かったシングルコイル専用でフレーバーチェイスなハイエンドRDTAは、日本市場においては今でももちろん現役で根強いファン層がいます。一方でNectorでも万人受けはできない部分は当然あって、不満だったコイル上部の狭さ、エアフロー量の限界という点が気になっていた方であれば、恐らく『ES-Z』はピッタリと好みに合うのではないかと思います。エアフローを絞ることで口吸い(mouth to lung)にも対応、さらにワイドボアでのデュアルコイルドリッパーの役割も担うとすれば、より幅広いユーザー層の獲得というポテンシャルがあります。

これだけの仕様を組み込んだ製品として当然お安くはありませんが、US$165でのリリースを予定しています。NectorとDDP Oneの中間あたりで日本国内でも販売される日が来るといいですね。そもそも「hard to get」な製品として、しばらくはリスト販売だけになりそうですが、今後の動向を見守っていきたいところです。

2016-11-30__B290642-Edit.jpg 2016-11-30__B290641-Edit.jpg2016-11-30_PB300730-Edit.jpg2016-11-30__B300712-Edit.jpg2016-11-30__B300703-Edit.jpg

Estoque Mods by ES グループ(Facebook
開発元: ES MODS
製品名:ES-Z RDTA Hybrids (予価US$165)



関連記事


スポンサードリンク

禁煙


About this Blog

Gabish

Author:Gabish

とりあえず試してみることにした!という方へ
電子タバコを
始めるための
基本的な情報
ここをクリック

About this Blog (English)



Sponsored Link