Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと

ジャンクではない電子タバコに関するブログ。メモ的なもの。うっかり禁煙しちゃいました。

 
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Scorpion BF MODキット

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結構前の話になりますが、メカニカルチューブのScorpionさんにお会いしたのは1年位前のこと、その後メカニカルチューブのレビューのオファーをいただいて、そちらもすでに手元にはあるのですが、「ちょっと待って!先にこっちお願い!」っていう製品が別に届きました。それが今回ご紹介する「Scorpion BF Mech Mod Kit(スコーピオンBFメックモッドキット」です。

Scorpion Modsといえば、爆煙指向のメカニカルチューブを製造していることで有名な台湾のメーカーですが、ES-Zと同様に、台湾製は侮れないなかなかの品質と味で攻めているのです。今回はそのScorpion ModsのメカニカルなボトムフィーダーのBox Mod、そしてセットのRDTAをご紹介します。

最近は3Dプインターやデルリン、あるいはキャスティングのメカニカルなスコンカーが増え、なんか時代はめぐるなぁという感じではありますが、実際のところは欧州のTPD規制がRDAには適用されないため、今後もスコンカー製品に回帰していく方向にあると思われます。

古いVaperさんにとってはBF(ボトムフィーダー)の方が馴染みがある名称だと思うんですが、いつからSquonk、Squonkerという言葉が使われだしたんでしょうね。と思ってECFで検索してみたところ、2011年ではまだBFが主流、2012年頃にReoが発売されて、このときにも一般的にはボトムフィーダーと呼ばれていたものの、Squonkerというワードは俗語のように出始めていたようです。このブログでも過去から常にボトムフィーダーというワードを使ってきているわけですが、ちょっと本文内では両方使っちゃうかも知れません。あしからず。

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■基本仕様など


[Scorpion BF Mech Mod]
  • 寸法 47 x 78 x 24mm
  • 重さ 83g
  • 材質 モノキャストナイロン(MC)成形、ブラスコンタクト、シリコンボトル
  • 対応バッテリー 18650シングル
  • スプリング式510ピン(24Kメッキスプリング)
  • ボトル容量 7ml(約5ml)

[Poison RDTA]
  • 直径 22mm
  • 高さ 24mm(付属のドリップチップを除く)
  • 材質 sus304
  • エアフロー調節リング
  • デッキ 2ポスト式デュアルコイル対応(無理やりシングルも)
  • ドリップチップ(専用サイズのものが付属)
  • タンク容量 公称4ml(約実測1ml)
  • タンク材質 PP

Scorpionと言えば強力なメカニカルチューブのイメージですが、ここに来てスコンカーがリリースされた理由について、今はスコンカー市場になりつつあると話してくれました。また、軽さやキャップの抜き差しが必要ないことなど、メカニカルとしての利点も多いとのこと。

悪い言い方をすれば、猫も杓子もスコンカーという事になってしまうわけですが、実際にはブランドを応援するユーザーからの要望が多ければ、つまり他製品も含めてそれらの意見を取り入れていくことで製品が多少なりとも似通ってくるのはVape業界に限ったことではないと思います。~と一緒じゃん、~のパクリじゃないの?という裏にはそういう事情もあることは汲んでおくべき背景です。

MODのサイズ感は小さめで内部もぎっちり感がありますが、キツすぎてバッテリーが抜けないなどを心配することがなく、また角のあるボトルにより容量も確保できるちょうどよい大きさです。ボトル容量は公称7mlですが、テストしてみたところ保持できるのは5ml程度でした。四角いボトルはボトルサイズとして最大限を確保でき、クルクルと回ってしまうこともなく、さらにシリコン製で柔らかく、かつ耐久性も高くなります。

それではMODから見ていきます。

Scorpion BF Mech Mod


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まず、MODの基本的な機能は以下のようになっています。

  • ボトムフィーダー(スコンカー)
  • シングル18650(フルメカニカル)
  • 直径24mmまでのアトマイザーに対応
  • メカニカルロック機能
  • ブラスコンタクト / スプリング式510
  • アクリルパネル(マグネット)
  • シリコンボトル

メカスコンカーはシンプルで丸洗いできることが特徴でもありますが、Scorpionもその例に漏れず、各パーツは分解でき、素材的に丸洗いも可能です。

そして、仕様からは特に目立つ特徴は見えてきませんが、実は510を含めて関連パーツは既製品の組み込みではなく、それぞれがカスタムで設計・製造されています。ここにはこだわりがあり、表からはまったく見えないPEEK材の中のスプリングにはゴールドメッキが使われているなど、性能面でも上を目指す設計指向。

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分解してみると、ひとつひとつの設計がしっかりと吟味されていることが分かります。

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分解、組み立てはレンチとプラスドライバーがあれば、指を使ってPEEK材やブラスのスレッドを傷めないようにすれば誰でも可能な範囲です。比較的多くのメカスコンカーでスイッチの接触などの調整が必要な場合がありますが、Scorpion BFでは箱から出してすぐそのまま使用しても無理がなく、もし調整が必要な場合は、それも容易にできます。

スイッチはファイアボタンを押し上げるとロック、下げればファイアすることができます。スイッチの素材はUltemで、その奥に銅版が透けて見えています。

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510のコネクタで銅板をしっかりと固定して、ポジティブ側の銅板をケースに固定。スイッチを差し込んで、スプリング式の510ピンをねじ込んでから、黒い絶縁のセパレーターと大きなブラスのコンタクトを固定すれば組み立て完了です。

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組み立てたら、ロックの稼働、510のスプリング稼働、ブラスコンタクトとスイッチの距離を確認して問題がないことを確認します。

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可能であれば、バッテリーを組み込んでから、マルチテスターなどを使って通電確認をしておくとよいかも知れません。なんだか取扱説明書みたくなってきましたが、つまりそういうことです。

見ていただきたかったのは各パーツがきっちりと作られている部分です。銅板は下手に曲がることもなく、PEEKの細かいスレッドなどを含めて、とても精度高く作られています。メカニカルのボックスは、メンテナンスをするたびにどうしても摩耗や変形を伴うことが多くて気を使うのですが、そういうことがないしっかりとした造りのMODに仕上がっています。

肝心の性能ですが、まず4.12Vのバッテリー(Sony VTC5A)をセットして、510接続部で計測した結果は当然かも知れませんが4.12Vそのままで、特に内部抵抗はありませんでした。もちろんこの部分で電圧に大きな差が出るようであれば問題です。

次に、抵抗負荷時の電圧を計測してみました。が、これは抵抗値によって当然電圧低下するわけなので、あまり意味はなしていない数字です。昔のProVariなどのチップでは、この落ちた電圧を昇華する機能などがあったのですが、メカニカルでは抵抗値分電圧が低下するのが当然です。あくまでも参考までにこのような感じです。

こんな回路むき出しの子です。

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抵抗値を通してこのこの表示では逆さまになっちゃいましたが、3.97Vが生成されています。約0.15Vの低下です。

話が少しズレますが、ご参考までにこのコードの先はUSBでPCへ接続ができるのでUSB-シリアルの読み込みが可能です。昔はワット計算がむちゃくちゃだった頃のチップの電圧(mean voltage)を計測するために使っていたものです。

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通電すると1秒に1回ごとにデータを取得しますが、抵抗値もふらつきますので、やはりデータもバラバラになりますね。実際にはウィックに染みたジュースが存在するので、もう少し安定するはずですが、空焚きしていることと、しばらくMODを使用して電圧が低下したバッテリーで計測したため、あまり気にしないでください(汗

話を戻しまして、メカニカルMODを使用するときに、何が一番気になるかなのですが、私の場合にはラグです。チップ搭載のMODでも当然チップ性能によって押してから通電するまでのラグが発生しますが、メカニカルでは通電した瞬間にバッテリーのピークに到達してほしいのです。実際のところは、メカニカルのチューブMODであっても、微妙なラグを感じることがあったりする中で、メカのボックスMODでは特にこれが起きやすいものがあります。

主にはコンタクトの素材や接触面の大きさ、使用による汚れなどが原因になるのかと思いますが、Scorpion BFについては、そのラグをほぼ感じることがありませんでした。もちろん、乗せるアトマイザーのコイルの材質や金属量によっても影響が大きいのであれですが、シングルの1Ωを乗せている状態では非常に小刻みよく元気にVapeを生成してくれます。これはScorpion BFの高感度がグンっと伸びるポイントでした。


Poison RDTA


次にアトマイザーを見ていきます。販売時にはこのアトマイザーとのセット、そしてBF MOD単体でも販売しています。Scorpion BF用に特別に設計したRDTAです。

仕様はだいぶ上に書いてしまったので、再度こちらにも

[Poison RDTA]
  • 直径 22mm
  • 高さ 24mm(付属のドリップチップを除く)
  • 材質 sus304
  • エアフロー調節リング
  • デッキ 2ポスト式デュアルコイル対応
  • ドリップチップ(専用サイズのものが付属)
  • タンク容量 公称4ml(約実測1ml)
  • タンク材質 PP

そもそもスコンカーなのだからなぜRDTAなのかというところですが、RDTAはRTAとは別物で、デッキはそのままRDAです。RDAのジュースウェルがそのまま深くなったのがRDTAと考えれば、スコンカーで使用してもなんの問題もないわけです。そして、RDTAのタンク部分が半透明なため、キャップを外すことなくジュースの補充タイミングが分かりやすいという利点があります。

それでは見ていきます。

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直径は22mmと標準ですが、高さの24mmはRDTAとしては結構コンパクトです。タンク容量は公称4mlと、どう見ても入りそうにありませんが、実測では約1mlを保持可能でした。

キャップは2重になっていて、エアフロー調整が可能になっていますが、片側だけを開けることができないため、基本はデュアルコイル専用となりそうです。(のちほど無理やりシングルも試します)

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デッキはウィックホールがデュアル分大きく開けられ、ワイヤーの固定は2ポストで行う構造です。デッキの中心にはマイナスネジが1本立っていますが、これは指で外すことができるようになっていて、非スコンカー時にこのネジを外してジュースを上から補充するためのチャージ穴が隠されています。

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このネジは、実はBFピンと同じサイズになっていて、BFピンを外して交換することで、スコンカーではない通常のMODでも使用できるようになっています。あまりないシチュエーションかと思いますが、出先でBFから非BFへの変更も可能ということですね。なお、スペアバッグにはもう1本このマイナスネジが入っていますので、上下ともに穴のないマイナスネジに交換することも可能です。

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RDTAのタンクはPP(ポリプロピレン)素材です。割れやすいガラスやアクリルに比べて柔軟で割れにくく、加工がしやすいこと、一部のジュースによりヒビが入ることなどがないように腐食性も高い素材です。

ここまで、MOD、アトマイザーともにポジティブな部分しか出てきていませんが、個人的に唯一のネガティブ面が出てきました。ドリップチップは専用のものが付属しますが、510でも810でもなく、独自のサイズになります。そのため、手持ちの好みのドリップチップは使用できません。もちろん、Scorpionのことですからサイズ的にPoisonにパーフェクトな吸い心地を提供するため、このサイズを選んだものだと思いますが、510ドリップチップ用のアダプターは欲しかったです。ビルドは人それぞれ異なるのと同様に、ドリップチップの好みも異なりますので。

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デッキの2ポストはイモネジで止めるタイプである程度太いワイヤーでも無理なく入りそうです。


■セットアップ


ひとまず、デュアルコイルでセットアップするとこのようになりました。

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1Ωを少し下回るくらいを狙って27gのNI80ワイヤーを2本使用、0.7Ωとしました。BF部分はタンク内にジュースが湧き上がるため、デッキがベチャベチャになることはありませんが、タンク内に入るウィックの量を多くしてしまうと、タンク内で膨張したり、下手にBFピン近くを塞いでしまって、ボトルを押したときにジュースが上にあふれる場合があります。はい、最初はやっちゃいました。そのため、ウィックは穴に少しだけ入る程度にすると調子よくスコンクできます。

吸い心地は、通電性能のよいScorpion BFとの組み合わせで、0.7Ωでも相当煙量が多くなりますが、6.5mmのワイドボアドリップチップとの相性的にはバッチリで美味しいです。デッキはやや絞り込まれていますので、味はしっかりと出ています。

それでも個人的には多少エアのドローを絞り込んでシングルコイルでも試したいところ…。やってみましょう。

デッキには中心にジュースホール用の穴を閉じるためのマイナスネジがハマっていますので、まずはこれを外します。これで中心にシングルコイルでセットアップは可能ですが、ややコイルの足の取り回しに無理が出ます。

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ウィックホールは2つ必要なくなりますので、ここを開けておくとやや大きすぎて漏れるかなと。そのためゴムのプラグを切ってサイズを合わせて穴を2箇所埋めました。それが上の写真です。

エアホールを両側ともに半分以下に削り、コイルは内径2.5mmで抵抗値は1.0Ω。比較的好みの設定にできました。プラグをわざわざ用意しなくてもコットンを丸めて詰めておけばいいような気もしますが…。

こちらの吸い心地は私の好みにピッタリと合いました。そして非常に美味しいです。キャップ温度も許容範囲内だと思われますが、デュアルではやや高温となり、専用ドリップチップのお陰で熱すぎることなく吸うことができます。なんでしょうね、年齢的に肺活量をあまり使えなくなってきたっていう証拠なんでしょうか(笑


■まとめ


メカチューブとして有名なScorpion Modsからスコンカーが出る。という噂だけで脳内で結構ヨダレが出はじめていたわけですが、その一方で価格が抑えられていることで多少の不安もありつつ到着を待っていた状態です。ようやく手元に入っていじり始めたときの印象は、その品質の良さにびっくりでした。なかなか満足感が高いです。

正直なところ、シングルコイル好きとしてはデュアルコイルのPoisonにはそこまで期待していなかったのですが、RDAにBFピンを付けただけという設計ではなく、しっかりとスコンカー用にも考えて設計されているところが素敵です。元々デュアルコイルな方であればそのままいけますし、私のようなシングル好きには無理やりセットアップしても特に運用上、味的にも何も文句ありませんでした。

結局のところ、このタイプのメカスコンカーの設計では、スイッチを除いてそれほどの差があるわけではありませんが、Scorpion Modsのそれは、しっかりと設計、しっかりと造り込みをしたんだなということが実感として伝わってきます。ムービングパーツもカチャカチャいうこともなく、アクリルパネルもModを握っていてグラつくこともありません。堅牢かつコンパクト。製品としての出来はなかなか満足のいくものでした。

スコンカーは試したいけど上、あるいは下しか見つからないなど面倒な部分もありますが、もしお持ちでなければ1セット入手しても後悔の少ない製品だと思われます。

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製 造: Scorpion Mods(台湾)
販売元: Promist Vapor(http://promistvapor.com/
    EcoizomNexmokeVaporconeM5+でも販売予定です。




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