Puff Diddy Tank System

Puff Diddy Tank System
買ったまま試していなかったタンクを試してみました。
このタンクについてくるのはデュアルコイルのLRアトマイザー。サイズは6mlと3mlの2種類。特に3mlの方はLRということもありeGoバッテリーなどとつなげてお出かけ用にするにはいいのかも知れないという製品。ただしLRであるが故にもちろんバッテリー消費が高くなるので、650mAhだと1日持たせるのはむずかしいと思う。900~1000mAhは欲しいかも。

※実測で1.8Ω
アトマイザーには微妙に見えないかも知れないけど穴が開けられている。ここからリキッドが浸み込む構造だけども、さすがにちょっとちっさくないかな。大きくないならせめて複数空いているべきかも。ちなみにこの穴は、タンク部分をスライドして上下させることで穴をふさぐことができるようになっている。ので、リキッドの浸み具合で数ミリ程度スライドさせて調整が可能。


早速、リキッド注入。ドリップチップを外してプラスチックのガスケットを強めに押し上げる。個体差によるものだと思うけども比較的すんなり外れてくれた。アトマイザーを少しバッテリー方向へスライドさせる感じで隙間をつくり、リキッドをそのまま注入。タンクはガスケットを外す手間があるけども、シリンジなどを使わずそのまま注入できるのが楽。(これもアトマイザーに開けられた穴が小さいからという問題)
注入が完了したら元通りにして待ちます。このデュアルコイルは1つが下部、もう1つが結構上の方についていることと、さらに綿を巻いたような構造のウィックのため10~15分くらいは時間が掛かる。待てない場合にはシリンジを使って直接リキッドをアトマイザーの中まで浸透させればOK。

15分ほど経過したので吸ってみる。無理無理というくらい浸みてなかった。結局シリンジでたっぷり浸み込ませることにして、ようやく普通に吸うことができた。
LRな分、どうしても気をつかって電圧低めで試すことになるけども、eGoバッテリーでは恐らく今までで一番リキッドの味を薄く感じる。煙量も極端に少ない。それならとLavatubeで少しずつ上げて試してみようか。
3.7V…味が薄すぎて吸っている感じがしない
4.0V…差を感じない
4.5V…段々煙量が増えてきた、ただし味は薄い
4.8V…抵抗値が低すぎるのでLavatubeがカットオフ⇒3.0Vへ
というわけで、Lavatubeでは満足を得られる結果が出ず。うーん、別のバッテリーで試そうかとも思ったけどあまり期待が持てないのでナシで。ただタンクの味が薄いのは共通したことで、リキッドの量が多くなる分、コイルの熱が上がらずに起きる現象なのだと思ってる。
抵抗値が低いというLR特性はeGoなど3.7V前後の電圧を想定しているわけで、そのわりには電圧を上げないとデュアルコイルの醍醐味、煙の温度が上がってこない。煙の量が少ない、リキッドの味が全然しないという三重苦を味わう結果となった。じゃあ電圧を上げればいいかというとLRであることが裏目に出て、5Vを超えるような電圧で使用することができず、できてもきっと焦げくささが出てくるはず。
3mlと6mlの姿を映して終わりにしておこう。


※両方とも別のコネクタを付けています。
■まとめ
Pros
価格が安い
漏れる心配はない
リキッド補充が楽
造りはしっかりしていてガタガタしない
Cons
LRデュアルコイルのアトマイザーがダメ
穴が小さすぎる
満足感がほぼセロ
これは厳密にはタンクの責任ではなくアトマイザーであって、実は中を取りかえれば済む話だったりもする。タンク自体は漏れることなどはなく、補充や取り回しも楽。ドリップチップも付いてきて10ポンド以下(セール価格)というのは決して悪い話ばかりではないのだけども。
始めて購入するタンクならば敬遠した方がいいかも知れない。
Ecig Wizard