Kanger水平カトマイザー

Kanger horizontal coil Cartomizer
いわゆる普通のカトマイザーです。が、今の流行りの中心にある製品です。定番のひとつになっている理由は2.0Ω前後というLRとRegularの中間に位置し、一応LRに分類されています。そして水平カトマイザー、あるいはボトムアトマイザーと呼ばれるタイプで本体の底の部分にコイルが横たわっているものです。Boge 2.0という別の定番とよく比較される製品(Bogeはボトムじゃないけども)です。ユーザーも多くて安心して購入できるもの。オススメです。

計測してみると2.2Ωでした。

カトマイザーの中身はポリフィルが詰まっています。ポリフィルって何よ?だと思いますが、つまりポリエステルのシートを丸めたもの。ようはクッションなどに詰まっている白いアレです。パッドになっているような製品があればそれで代用可能。
ポリフィルなど綿式のものは美味しい、漏れない、お手軽などの強みが多いのだけど弱点もいくつかある。中身が目で見えないためリキッドの補充時期がいまひとつピンとこない点、そして味がまろやかに美味しいという表現もあるけども、補充の方法によっては極端に味が薄くなってしまうことだ。
通常は上部のフタを外してそのままリキッドを入れるのだけど、この方式だと下部にリキッドが浸透するまでに時間がかかり、さらに上から綿がヒタヒタに見えても実は下の方でまだ半渇きのような状態も生んでしまう。このまま吸うと味による満足度がいまひとつ得られない。
で、一般的(?)にこの手のカトマイザーの補充には俗にいう「コンドーム方式」が使われます。ようはバッテリー側からリキッドを吸い上げる方式で、カトマイザーのカバーによく使われているゴムカバーを使う。ただ、Kangerについてくるカバーは中心に出っ張りがあるのと、ややサイズが大きいので向いてないです。動画では808カトマイザーのものを使っています。
この方法で補充した場合、まず間違いなく上からリキッドを入れる方式よりは濃く美味しくなります。ボトム方式のカトマイザーでは必須と思います。上下から両方ってのもありかもですけどね。30-40滴で満タンと思っておくと吉です。
さて、ではテイスティング。
やっぱり綿式まろやかですね。CE2やクリアマイザーなどにある、使い始めて当初に感じるプラスチックっぽい味はポリエステルの場合にはあまり感じません。ゼロかと言われるとリキッドが残り少なくなったり、連続で吸い続けることでコイルまわりが少し乾いた状態のときには、ややその手の味を感じます。(なんかテイスティングと思って何度も何度も吸ってたらクラクラしてきた…)
白いゴムがついたままだと、それはそれで美味しいのだけど、5秒とか吸引時間が長い人は熱くて吸っていられないかも。通常はドリップチップを付けて楽しみます。温度が高くてやっぱり美味しいです!

Lavatubeでも試してみました。4.2Vあたりで上限、それ以上はちょっとやりすぎな感じがしました。4.2Vでの煙量と温度はリアルタバコよりもリアルな気がします。天国?
これ、買ってみました。eGoバッテリーでカトマイザーをつけたときに細くてコンパクトなのもいいけど、eGoシリーズにも見えるスタイルができますよというもの。これはこれでありなのかな?見慣れないとなんか太ってるように感じるけどもw
■まとめ
煙 量:◎◎◎◎●
煙 温:◎◎◎◎◎
喉ごし:◎◎◎◎●
ドロー:◎◎◎●●
味 :◎◎◎●●
※試したことないなら是非買うべし。
よいところ
- 温度はさすがに高い
- 煙量は大満足
- 2Ω前後がとても心地よい
- eGoバッテリーで充分美味しい
- 味がまろやか(よくもわるくも)
- 価格が安い
ダメっぽいところ
- リキッド残量がわかりにくい
- リキッド補充に気をつかう必要がある
- 漏れないけど補充時によく手が汚れる(へたくそだから?)
■購入先:
Kanger水平カトマイザー 電子タバコ本店 5本入599円
2012年7月6日追記:
エコイズム 5本 490円