シングルコイル/デュアルコイル

※写真はCartomator。シングルとデュアルがあります。
DCT、Dual Coil Tankが流行ってから、シングルコイルよりはデュアルコイルがいいよねという人も出てきているなか、あげくにはトリプルコイルまであります。シングルコイルと比べて何が優れてるのか、あるいは何がだめなのか、少し書いてみたいと思います。実は私もよくわからないで使っていた1人だったので。
コイル抵抗値は、装着するバッテリーをベースに設定されていますが、それぞれ以下のようになっています。
1.5~2.0Ω ⇒ 3.7V~4.2VのeGoバッテリーやTube MOD
2.5Ω~3.0Ω ⇒ 3V~6V付近の可変電圧
3.5Ω以上 ⇒ 可変電圧か6V以上のMOD
これに対して、DCTでは以下のように考えられています。
1.5Ω ⇒ 3.7V~4.2VのeGoバッテリーやTube MOD
2.5Ω ⇒ 2.5Ω~3.0Ω ⇒ 3V~6V付近の可変電圧
で、実際にこれでDCTを吸ってみると、案外期待はずれなことがあります。つまり思ったよりも煙がでなかったり、バッテリーの役不足を感じたりすることもあります。
詳しく見ていきましょう。
■理論値
シングルコイルの場合、電圧・抵抗・電流の関係は以下のようになります。
I = E / R
3.0Ωのシングルコイルの場合、4.2V / 3.0Ω =1.4Aとなり、1.4Aの発生が必要になります。
3.0Ω ⇒ 1.4A
2.0Ω ⇒ 2.1A
1.5Ω ⇒ 2.8A
ProVariがV2でアンペアを3.5Aまで引き上げましたが、これまでは2.5A上限だったため1.5Ωのカトマイザーではエラーで使用できませんでした。現在でもLavatubeは2.5Aでシャットオフしますので、電圧が自動的に下がってしまいます。
これに対してデュアルコイルは少し複雑なことになっています。1.5Ωのデュアルコイルの場合、並列に2本のコイルが並んでいて、それぞれのコイルの抵抗値は3.0Ωです。並列にそれぞれに同じ電圧が掛かりますが、それぞれ別の抵抗が存在するので1.4Aづつ、合計で2.8Aが必要になります。
I1 = V0 / R1 ⇒ 1.4A = 4.2V / 3.0
I2 = V0 / R2 ⇒ 1.4A = 4.2V / 3.0
1.4A × 2 = 2.8A
シングルで考えるならば、4.2Vで3.0Ωのカトマイザーを使ったのでは物足りなさを感じるわけですが、コイルが2本付いていることで1本では生ぬるいものの2倍の煙を発生させることになります。反面、倍のコイルが働いているわけですから、リキッドの減りは早いということになります。
エンジンに例えると、単発のピストンエンジンを高域で回して出力を得るのと、デュアルピストンで低域で回すけども、パワーを上げて中域へ持っていくなら燃費が悪いという感じでしょうか。
あとは嗜好の問題かと思います。私は主にデュアルよりもシングルを選ぶ方ですが、その理由は燃費の悪さよりも、いわゆるドライヒットと呼ばれる辛さが2倍になるからです。吸っているリキッドにもよりますが、フルーツ系などではパワーを低めにセットアップすることが多いため、どうしても美味しくするためにはパワー不足を感じ、無理に上げても辛くなる一方で美味しくないという感じ。シングルコイルがデュアルコイルに比べてコスト半分っていうのも効き目は大きいですがw
コイル抵抗値は、装着するバッテリーをベースに設定されていますが、それぞれ以下のようになっています。
1.5~2.0Ω ⇒ 3.7V~4.2VのeGoバッテリーやTube MOD
2.5Ω~3.0Ω ⇒ 3V~6V付近の可変電圧
3.5Ω以上 ⇒ 可変電圧か6V以上のMOD
これに対して、DCTでは以下のように考えられています。
1.5Ω ⇒ 3.7V~4.2VのeGoバッテリーやTube MOD
2.5Ω ⇒ 2.5Ω~3.0Ω ⇒ 3V~6V付近の可変電圧
で、実際にこれでDCTを吸ってみると、案外期待はずれなことがあります。つまり思ったよりも煙がでなかったり、バッテリーの役不足を感じたりすることもあります。
詳しく見ていきましょう。
■理論値
シングルコイルの場合、電圧・抵抗・電流の関係は以下のようになります。
I = E / R
3.0Ωのシングルコイルの場合、4.2V / 3.0Ω =1.4Aとなり、1.4Aの発生が必要になります。
3.0Ω ⇒ 1.4A
2.0Ω ⇒ 2.1A
1.5Ω ⇒ 2.8A
ProVariがV2でアンペアを3.5Aまで引き上げましたが、これまでは2.5A上限だったため1.5Ωのカトマイザーではエラーで使用できませんでした。現在でもLavatubeは2.5Aでシャットオフしますので、電圧が自動的に下がってしまいます。
これに対してデュアルコイルは少し複雑なことになっています。1.5Ωのデュアルコイルの場合、並列に2本のコイルが並んでいて、それぞれのコイルの抵抗値は3.0Ωです。並列にそれぞれに同じ電圧が掛かりますが、それぞれ別の抵抗が存在するので1.4Aづつ、合計で2.8Aが必要になります。

I1 = V0 / R1 ⇒ 1.4A = 4.2V / 3.0
I2 = V0 / R2 ⇒ 1.4A = 4.2V / 3.0
1.4A × 2 = 2.8A
シングルで考えるならば、4.2Vで3.0Ωのカトマイザーを使ったのでは物足りなさを感じるわけですが、コイルが2本付いていることで1本では生ぬるいものの2倍の煙を発生させることになります。反面、倍のコイルが働いているわけですから、リキッドの減りは早いということになります。
エンジンに例えると、単発のピストンエンジンを高域で回して出力を得るのと、デュアルピストンで低域で回すけども、パワーを上げて中域へ持っていくなら燃費が悪いという感じでしょうか。
あとは嗜好の問題かと思います。私は主にデュアルよりもシングルを選ぶ方ですが、その理由は燃費の悪さよりも、いわゆるドライヒットと呼ばれる辛さが2倍になるからです。吸っているリキッドにもよりますが、フルーツ系などではパワーを低めにセットアップすることが多いため、どうしても美味しくするためにはパワー不足を感じ、無理に上げても辛くなる一方で美味しくないという感じ。シングルコイルがデュアルコイルに比べてコスト半分っていうのも効き目は大きいですがw
